登山・アウトドア趣味の人がハマりがちと言われる(?)バックパック(リュックサック)沼。
自分の場合は沼というほどハマったり迷走してきた訳ではないですが、そういえば登山を始めてから最初に揃えた日帰り用からテント泊用のバックパックが一通り入れ替わって、ようやく落ち着いた気がするので現在使ってる5+2種類のバックパックについて用途別にまとめてみました。
どうやらパーゴワークが好きみたい
ここ1年ほどはこのブログでもパーゴワークス(PaaGo WORKS)製のバックパックばかり紹介している気がしますが、昨年Amazonの自宅フィッティングで試したBUDDY 33が妙に気に入ってしまい、その後はほぼパーゴワークス製のバックパックばかり使うようになってしまいました。
機能的には惜しい所もあったりしてどれも完璧ではないバックパックなのですが、単純に背負い心地がいいので自分の体型や背負い方、歩き方にマッチしているのだと思います。
【25Lクラス】PaaGo WORKS BUDDY 22
日帰り登山で使うバックパック。以前は30L〜クラスのバックパックを背負っていたのですが、装備を色々と見直しているうちに、もう少し小さくてもいいのかなと今はこのクラスに落ち着いています。BUDDY 22のスペック的には22Lサイズだと思いますが、世間一般のクラスでは25Lクラスで問題ないでしょう(パーゴのザックは数値より少し余裕のある容量な気もします)。
今年の夏山シーズンの日帰り登山は全てこのバックパックを使ってましたが、水込みで8kgまでならば非常に快適。本体重量も640gとそこそこ軽量なので、パッキング全体の重量も抑えることができます。
ウエストベルトが簡易的な細いベルトのみなので、腰で重量を分散する背負い方にはなりませんが、上記の重量ぐらいまでならば十分なことが実際に使ってみて分かりました。10kgを超える重量ならば別のバックパックを選んだ方がいいでしょう。
新カラーのアーバングレーもかっこよくて気に入っています。
そうそう、2019年モデルで改良されたギアループベルトがいい感じなので(逆に旧モデルのベルトが外れすぎてかなりストレスになりつつある……)、BUDDY 33用に新規で購入できないものでしょうか……?
【30〜40Lクラス】PaaGo WORKS BUDDY 33
少し荷物が多めの日帰り登山から小屋泊、テント泊まで対応するのがこれ。このBUDDY 33を使うようになってパーゴ製バックパックのファンになりました。スペック的には33Lサイズですが、実際には40Lクラスぐらいの容量がありそう(トップポケットが巨大なのが大きいかも)。
雨蓋とショルダーハーネスの間に荷物を挟み込めるようになっていて、色々と工夫すると特別コンパクトではないテント泊の荷物(ステラリッジ2+サーマレストの銀マット)をパッキング可能。
背面にはしっかりと金属フレームが入っていて、それでいて本体重量は1100g止まり。ULには程遠いけど10〜15kg未満でそこそこ軽快にテント泊ができる貴重なバックパックです。
後は頻繁に脱ぎ着するアウターウェアの他にワカンやアイゼンまで突っ込めるフロントポケットが便利なので、ハイク用のモデルなのに冬山日帰りはこればかりになってしまいました。一応アックススープも付いているし間違った使い方ではないのかな?とも。
【40〜55Lクラス】PaaGo WORKS CARGO 40
今年のネパール(エベレスト街道)トレッキング用に買った背負子スタイルのバックパック。組み合わせるスタッフバッグ、コンプレッションバッグ次第ですが、40L防水バッグをメインに組み合わせた私の使い方で50L程度の収納力になるでしょうか。
BUDDY 33でもちょっとしたテン泊までは対応できるのですが、もう少し荷物があるならばこちらの方が確実にパッキング、携行が可能です。本体重量も1200gと軽量なので夏のテント泊、縦走ならば自分の場合はこれでほぼ事足りるでしょう。テントの中でスペースを取らない作りなのもGOOD。
現在はディスコンで、先日新型のCARGO 55が発売されています。携行容量が大きく増えた割に本体重量も殆ど増加していないので、かなり気になるのですが、CARGO 40もまだまだ使えるので具体的に必要になってから検討するのがいいかな。
パーゴワークスのバックパックはフォーカスとの相性も良し
パーゴワークス製のバックパックには同社のカメラバッグ「フォーカス」や「スイング」「パスファインダー」を吊り下げるためのアタッチメントを取り付ける個別のループが付いているので、使っている全てのパーゴ製バックパックにはこのアタッチメントを取り付けてあります。
フォーカスは常にアタッチメント接続で吊り下げている訳ではないのですが(むしろ斜め掛けすることの方が多い)、うっかり付け忘れなどないように、手持ちのバックパックには全て取り付けておけばなにかと安心かなと。
パーゴ以外の登山用バックパック
すっかりパーゴワークスザックばかり使うようになってしまいましたが、それ以前から使っていたバックパックもあります。登山を始めた当初はモンベルのバックパックを2サイズ使って、その後テント泊をするようになった際はドイターを買いました。それ以降の買い換えで使うようになったのが、この2つのバックパックです。
60Lサイズ以上を携行できるバックパックはパーゴワークスにはないので(新型CARGO 55だとそこそこは行けるかも?)、これからも使い続ける予定。
【60〜75Lクラス】karrimor cougar 55-75
所謂縦走用のバックパック。冬期テント泊にも使えそうな頑丈なバックパックをいくつかフィッティングして一番しっくりきたのがカリマーのクーガー55-75でした。最小使いで55L、トップリッドを伸ばして使って75Lサイズですがサイドのマチも広く、ショベルも突っ込める大きなフロントポケットがあったりと、携行性の拡張力はかなりあります。
スノーギア一式やカメラ機材を諸々詰め込んで25kgちょっとまで背負ったのが最高でしょうか。もうひとまわり大きなcougar 75-95もありますが、自分の場合は収納力が増えても恐らくまともに歩けなくなってしまうだけだと思うのでこの辺り(75L)が上限ではないかと。
【30〜40Lクラス】MILLET SAAS FEE 30+5
BUDDY 33を買うまで同じ用途(夏〜冬の日帰り)でずっと愛用していたサースフェー。定番製品だけあって何の不満もなく、非常に使いやすいバックパックです。BUDDY 33が来てから一切出番がないのですが、予備というかかあいちゃくもあるので手放せずに手元に置いてあります。
サースフェーは1〜2年毎にリニューアルされているのですが、新型と背負い比べてみたらこちらの方が自分には合っていたので、もうしばらく手元に置いてみることにします。むしろ1サイズ上の40+5に買い換えて軽量テント泊で使ってみるのも良さそうですが、それはそれでBUDDYなりCARGOがあるからなぁ……。
[ミレー] リュック サース フェー 30+5(SAAS FEE) SAPHIR-M
- メディア: ウェア&シューズ
普段使いのバックパック
登山用ではなく、仕事や買物などの日常使い、タウンユースのバックパック。これもいくつか使ってみましたが今はマムートの2種類に絞られています。
【仕事用】MAMMUT Seon Transporter 26L
2017年に購入、気が付いたら丸2年も使っていました。自分の場合は使用頻度が週1程度なので物持ちが良かったりするのですが、型崩れすることもありませんし、飽きの来ないデザインでまだまだ使えそう。
後になって少し小さい(というか薄い)18Lサイズも出ましたが、ちょっと仕事帰りに買物したりすると(普通にスーパーで食材とか……)26Lの収納力に助けられることも多いです。
2年使っているうちに少し汚れていたようなので、一昨日風呂場で洗ってみたところ、かなり綺麗になりました。来年もまだまだ使いますよ。
病み上がりなのでバックパック2個洗っただけでゼエゼエいってる…… pic.twitter.com/kp9eN2ad8d
— OKP (@iamadog_okp) 2019年12月27日
18Lの方はショルダーバッグにできるストラップなども付いた3WAY仕様。26Lの方は15%OFFクーポンでかなりお買い得になっています(1/6まで)。ブラックカッコいいですね…… 欲しいけどさすがに色違いは……(笑)
【買物用?】マムート Rock Pro SE 28L
3年前の誕生日にプレゼントして貰ったバックパック。タウンユースなデザインですが、クライミングギアを放り込めるデザインがベースになっているせいか、とにかくモノが入る。ちょっとした旅行はもちろん出張、荷物多めの仕事、最近では徒歩で少し歩いて買物をする際などに活躍中。
在宅仕事のフリーランスだとなにかと運動不足になってしまうことを反省して、最近では日常の買い出しに車や自転車を使わずに徒歩で行く回数を増やしています。片道数十分ですが両手で持ちきれない量の買物も、これを持って行けば楽々背負うことができます。
買物で10kgとか相当な量ですが、10kg背負うとか登山ならばごく当たり前ですものね。荷物はご褒美、お米とビールはバックパックを背負って買い出しに出掛けよう!
各バックパックのレビュー記事など