2021年8月17日 追記:Amazonのタイムセール祭りでFire HD 10 タブレット(第11世代)を購入しました。第9世代でも充分使えていたのですが、やっぱり最新モデルが気になってしまいました。
2021年4月12日 追記:今年の5月に最新の第11世代が登場したFire HD 10 タブレットですが、その直前にセール価格になっていた、第9世代のホワイトモデル(32GB)を第7世代からの買い替えで購入しました。第11世代では本体が少し薄型化、軽量化された他、メモリが2GBから3GBに増量されていますが、ディスプレー解像度やCPU(2.0GHz駆動の8コア)は据え置きとなっているので第9世代でも充分かな……と。
Fire HD 10は雑誌やカラー書籍を読む際に比較的出番が多いこと、第7世代の動作が少々もっさりしてきていたこと、USB-C接続の対応もあって丁度いい頃合いかなと。ホワイトモデルは前面のベゼル部分もちゃんと白いのが良いですね。動作もかなりサクサクになったので非常に快適です。
昨年末のAmazonサイバーマンデーで10インチタブレットのFire HD 10(第7世代)を買いました。
フルHD対応の格安タブレット
「Fireタブレット」シリーズはAmazonが販売するカラー液晶タブレットで現在、7インチの「Fire 7」、8インチの「Fire HD 8」、そして10.1インチの「Fire HD 10」がラインナップされています。OSはAndroidベースのFire OSがインストールされています。3モデルの主なスペックは以下。
モデル | Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 7インチ | 8インチ HD | 10.1インチ HD |
解像度 | 1024×600 (171ppi) | 1280×800 (189ppi) | 1920×1200 (224ppi) |
プロセッサ | クアッドコア1.3GHz | クアッドコア1.3GHz | 1.8GHz×2、1.4GHz×2 クアッドコア |
バッテリー | 最大7時間 | 最大10時間 | 最大10時間 |
サイズ | 192×115×9.6mm | 214×128×9.7mm | 262×159×9.8mm |
重量 | 286g | 369g | 500g |
価格 | 5,980円 | 8,980円 | 15,980円 |
Fire HD 10は解像度1920×1200(224ppi)の10.1インチ液晶を持ち、Fireタブレットシリーズでは最も大画面かつプロセッサ性能の高い最上位モデルになりますが、価格は32GBストレージモデルで通常15,980円とかなり抑えめに設定されています。
現在私が使っている各種タブレットのサイズを比較。電子書籍端末のKindle Paperwhite、iPad mini2と重ねてみると当然ですがFire HD 10が最も大きくなります。
液晶はRetinaディスプレイのiPad mini2(かなり古いモデルですね)と比べるとやや青味が強く、正確な色での写真表示などには向いていませんが、かつてのFireタブレット(現行のFire 7相当)に比べたら随分と綺麗になりました。画素ピッチも224ppiとFireタブレットシリーズ中最も細かくなっていますし、書籍のブラウズ用途ならば十分でしょう。
重量は500g、microSDカード込みの実測で504gです。決して軽くはありませんが、現行のiPad(9.7インチ/478g)、iPad Air(10.5インチ/464g)と比較しても、格安タブレットにしては結構頑張っているのではないでしょうか? 充電はUSB(micro B)端子より行います。
ストレージは32GBと64GBの2モデルですが、最大256GBまでのmicroSDを使うことができるので、カラー書籍や音楽、動画データを十分本体にダウンロードが可能です。
Fire HD 10は基本的に屋外には持ち出さず自宅でしか使わないものなので、Kindle Paperwhiteでは読まないような書籍をひたすら溜め込んで、ベッドサイドで読む専用端末になっています。
その他、プライムビデオはリビングのFire TV StickかPCで見ることが多いのですが、たまに気分をかえてFire HD 10で動画を見ることもあります。
Fire HD 10にはカメラも内蔵されていますが一度も使ったことがありませんし、今後起動することもないでしょう。Fire OSからはインストールできないAndroidアプリを使うために、Google Playをインストールするようなこともしていません。かなり割り切った雑誌・ムック・カラー書籍専用タブレットです。
雑誌を読むのにベストではないけど、十分に使える端末
私が最もこのFire HD 10を使っているのが、Kindle Unlimited(Amazonの書籍読み放題サービス)で雑誌を読む端末として。といっても主にA4前後の判型を持つ雑誌と比較すると、10.1インチ(しかも16:10のアスペクト比)ではご覧の通りかなり小さくなってしまうことが分かります。
それでも雑誌の本文級数程度であれば拡大することなくルビまで識別可能ですし、余程のことがなければ縦表示のまま読み進めることができます。
さすがに見開き表示となるとかなり可読性は落ちますが、カタログ的なページのチェックや見開き写真の確認ならば十分なレベルです。
逆に言えばFireタブレットシリーズで雑誌を読むならば、最低限このFire HD 10のサイズが必要になりますし、用途にもよりますが携行性を重視しないならFire HD 10を買っておけば間違いないかなと。
ちなみにWebブラウズにはほぼ使ってないので、標準のSilkブラウザ以外のブラウザは入れていませんが、ブログのはてブ確認やTwitterのチェック程度にたまに開くことがあるので、そんな画面も一応。
本来実解像度はRetinaのiPad miniの方が長辺では微妙に大きいのですが(2048×1536)、表示解像度ではFire HD 10の方が大きくなるため、ブログのヘッダ下の人気記事も1コマ多く表示されています。
本音を言えばより表示が美しくディスプレイサイズに勝るiPadやiPad Proが欲しいところですが、前述のようにベッドサイドの雑誌ブラウズ用途とかなり割り切った使い方なので(他にタブレットが必要になるシーンが現状ない……)、コストパフォーマンスの高いFire HD 10が落とし所として丁度いいのかなと。
性能、用途が全く異なるものなので比べても仕方ありませんけども。
モデル | iPad | iPad Air | iPad Pro 11 | Fire HD 10 |
---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 9.7インチ | 10.5インチ | 111インチ | 10.1インチ |
解像度 | 2048×1536 (264ppi) | 2224×1668 (264ppi) | 2388×1668 (264ppi) | 1920×1200 (224ppi) |
重量 | 469g | 456g | 468g | 500g |
価格 | 37,800円〜 | 54,800円〜 | 89,800円〜 | 15,980円 |
Kindle Unlimitedで常に10冊までの雑誌等をダウンロードしておけますし、セールのたびについ買ってしまうナショジオ本(プロの撮り方シリーズ)などもまとめて入れてあるので、なにかとデジタル積ん読が捗ります。
2019年10月、Fire HD 10がリニューアルされました。2.0GHzのオクタコアプロセッサ、2GB RAMを搭載し前世代機より30%高速化されています(価格は据え置き)。