今年も府中お隣のフルーツタウン、東京都稲城市の梨やブドウの収穫が始まったようです。昨日の午後、稲城市内を車で回ってチェックしてきました。
※約1週間後の9月10日の梨販売状況を追記しました
2019年の稲城の梨とブドウ(9/4現在)
情報通りに、幻の梨こと「稲城」(稲城市独自の梨の品種)に「幸水」、こちらも稲城の名産であるぶどうの「高尾」が市内の各所にある直販所に並んでいました。
直販所は稲城の市内の至る所にありますが、分かりやすいのは南多摩尾根幹線の延長である都道18号沿いと、南武線と多摩川の間を走っている「いちょう並木通り」沿い。この道沿いだけでも2桁以上のフルーツの直販所が見つかると思います(「稲城の梨」「高尾ぶどう」のぼり旗が立っているのですぐ分かると思います)。詳しい情報は稲城市HPの「いなぎ農産物直売所マップ」を参考にどうぞ。
ここ2年ほど、梨と葡萄を買っている顔馴染みの直販所を訪れてみましたが、「稲城」は今が収穫のピーク。だいたい今週いっぱいぐらいが目処だと言ってました(今週末までは間違いなさそうです)。「高尾」の方はもう一週間くらいは大丈夫みたいです。
昨年も9月最初の三連休に入る頃には殆どの直販所で「稲城」は終わっていましたし、とりあえず幻の梨が手に入るのはあと1週間位だと思った方が良さそうです(その後も、二十世紀や新高、秋月など他の梨はしばらく手に入ります)。
高級な贈答用や「稲城」ラベルの付かない、家で食べる用の梨は安く買うことができるので、今回は3個で900円の「稲城」と房から外れたバラでどっさりの高尾(500円)をゲット。
あくまで私が店頭で見た限りですが(他の直販所でも)、例年よりも大玉の梨は少ないような気も……?(それでもスーパーでよく見る梨よりはひとまわり以上は大きいです) 今年は長梅雨もありましたし、フルーツの生育状況を心配していましたが、無事にこの時期を迎えることができてなによりです。
早速冷やして夜に食べてみました。1個目の梨は少し甘味が足りないようにも感じましたが、相変わらず瑞々しくシャキシャキとして美味しいです。高尾ぶどうは皮ごと食べられる品種なので、軽く水で洗ったらそのままいくらでもパクパク行けてしまいます。
これで今週いっぱいは食後のフルーツに困りません。週末ごろにもう一度直販所詣でをして、今年もたっぷり稲城の少し早い秋の味覚を楽しもうと思います。東京や神奈川県北に住んでいるなら、稲城のフルーツを知らないのは勿体ないですよ!(30年近く知らなかった元相模原市民)。
直販所チェック後の昼飯は昨年も記事にしている南多摩の江川亭にて。駐車場が広いのでちょいちょい立ち寄ってしまうのですよね。刻んだナルトが入った炒飯、こういうのでいいんです。
あと、直販所よりは少し割高かもしれませんが、今の季節ならば稲城長沼駅下の「いなぎ発信基地ペアテラス」(ガンダムとシャアザクが目印の観光案内施設)でも梨は買えると思います(ペアテラスから徒歩10分県内にもいくつか直販所がありますけども……)。
いなぎ発信基地ペアテラス 稲城市ホームページ
9月10日追記:「稲城」「高尾」はシーズン終盤、今後は他の梨へ
9月10日、台風15号通過後の稲城に梨を探しに行ってみました。いつも買っている直販所は「稲城」も「高尾」も最終段階になっていました。「稲城」はこれでいったん終わって、2週間後ぐらいから「秋月」を収穫するとのお話でした。
今年の長梅雨の影響についても伺ってみましたが、実は思ったよりも影響は少なく、かつ梅雨明け後の夏日で梨はしっかりと糖度を貯えた実がなったのだとか。
ただし前日の台風はやはりそれりに影響があって、収穫前の梨が200個以上落ちてしまったと残念そうにされてました。「稲城」とは別にそんな落ちてしまった梨(秋月と開発中の新品種)もいただいてしまい、今年も梨充の我が家です。
車で市内を回った感じでは、まだ「稲城」を置いている直販所はちらほら見かけたので、場所によってはあと数日くらいは手に入るかもしれませんね?