以前から度々ブログの記事中では登場しているのですが、まだ単発で紹介してなかったようなので……。サーモス(THERMOS)の保温ボトル「真空断熱ケータイマグ」です。
気温が氷点下になる冬季の登山やスノーハイクでの給水ですが、夏山で使っているようなナルゲンボトルやハイドレーション、ペットボトルを使っているといつの間に中身やホースが凍ってしまいます……。あとは気温が低いので体を冷やさないように、暖かい飲み物の方が嬉しい。
そこで保温ボトル(魔法瓶/テルモス)を使うことが多いのですが、定番なのがサーモス(THERMOS)社の山専用ボトル(山専ボトル)。最近リニューアルもされて、新たに750mlサイズなども加わりましたが、我が家は500mlサイズのものを各自携行しています(その他、モンベルのアルパインサーモボトル0.9Lも持っているので、そちらを使うこともあります)。
山専ボトルには熱湯を入れて、パックパックの中へ。休憩時に熱いお湯を飲むと幸せになれますし、カップ麺などを作る際に使うのもいいでしょう(冬季の日帰りは基本行動食のみで済ませますが)。
しかし行動中の水分補給(冬場も結構汗をかく)となると、蓋が別になっていて中栓を開ける必要のある山専ボトルは少々使いにくい。……そこで行動中の給水に使っているのが、同じサーモス製の「真空断熱ケータイマグ」なのです。サイズは0.35L(350ml)のものを使用しています。
サーモス真空断熱ケータイマグのシリーズはいくつかの種類がありますが、私が愛用しているのはJNL-XXX(JNL-353)という型番のモデル。本体と蓋が一体化していて、片手操作でロックリングを外し、ワンプッシュで蓋が開き飲み口があらわになるタイプのものです。
このケータイマグをドリンクホルダーに装着しておけば、行動中でもサッと取り出してワンタッチで開けてすぐにお茶などを飲むことができます。
妻も同じサーモスの真空断熱ケータイマグですが、こちらはJNS-XXX(JNS-351)という型番のモデル。蓋の上部にボタンがあって、ワンプッシュでロック解除から蓋オープンまでできる機構になっているのですが、これは冬季用のグローブをしている場合少々扱いにくいようです。
どちらも飲み口のパッキンが簡単に分解できるので、使用後のメンテナンス性もなかなか。
350mlモデルならば500mlペットボトルよりも一回り小さいぐらいなので、パックパック用のドリンクホルダーにも丁度いいサイズです。軽めの日帰りの冬山登山なら丁度いい量ですし、飲みきってしまったら休憩時などに山専ボトルから継ぎ足せばOK。
雪山ハイクに携行する飲み物は、だいたい熱い紅茶(砂糖たっぷり)かホットカルピスを家で作って入れて行くのですが、山専ボトルほどの保温力がない分、山行中に丁度いい温度までぬるまってくれます。それでも熱すぎるときは、綺麗な雪を突っ込んで調整します(笑)
余談ですが長時間熱々のお湯や飲み物を携行したい場合、一度熱湯を注いで保温ボトル内を温めておくこと。さらに余分な空気のスペースを作らないよう中身を注いでおくと、熱々の状態をキープできます(途中で開けて中身を飲んだ時点で、冷たい空気が入ってしまうのでぐっと冷めやすくなります)。
ちなみに私のケータイマグ、以前雪山でスリップした際に回収不能な場所に落としてしまい現在2代目。JNL-352からJNL-353に買い替えているのですが、見た目も重量も殆ど変化していません……。
さらに現在はJNL-354というモデルに代替わりしてますが、やはり重量・保温性能といった主要スペックの変化がないので、多少安く買えるJNL-353の方がお買い得な気もしますし、新しいものが好きな人はJNL-354を買っても数百円の価格差なので、好きなものを買えばいいでしょう。