I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

市街地の池でコシアキトンボの飛翔を撮る、交尾・産卵を観察する

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そろそろ雨のアジサイを見に行きたいところですが、今日の雨は花を楽しむには少々降りすぎかも? ということで、今回もトンボです。またまた白黒のコシアキトンボ。


今回は白と黄色のメスも登場します。

この日、買い物のついでに立ち寄ったのは市内の府中の森公園、園内には大きな池の他、池のある日本庭園などもあるので、恐らくトンボはいるだろうと。

やはり飛び回っていたのはコシアキトンボ。他にもショウジョウトンボ(恐らく)やシオカラトンボの姿も見掛けましたが、池の上に飛んでくるとすぐにこのコシアキトンボに追い払われてしまいます。この時期の都市公園の池ではコシアキトンボが一大勢力のようです!?

最初の池では、前回同様に止まらずに動き回るトンボだらけでなかなか上手く捉えられませんでしたが、日本庭園では短い距離を移動しては短いホバリングを繰り返すトンボがいて、前回よりも撮りやすかったです。

相変わらずオス同士が飽きることなく縄張り争い?を繰り広げています。といっても直接身体をぶつけてやり合う訳ではなく、併走したり曲芸飛行のように2匹でぐるぐる飛び回る感じ。

急上昇するのに動きで背筋が反るのがかっこいいですね。

そしてこちらではどうやらメスがいるっぽい。これも最初オス同士かと思ったら、手前側のトンボの翅の先に斑紋が入っています。身体の色も白黒っぽく見えますが腰の部分に入ってる色が黄色いようです。

そのままメスが産卵を始めました。池に浮かんでいる木の枝に卵を産み付けているみたい。

しばらく観察していると産卵しているメスをかなり見ることができました。産卵中は同じ場所で何度もお腹の先を水面の何かに押し付ける行動を続けているので、比較的落ち着いて写真を撮ることができます。

事前に図鑑で確認していたのでコシアキトンボのメスだとすぐに分かりましたが、ツートンでも色の入り方が違いますし、何も知らなかったら同じ種類のトンボだと思わなかったかも。

これはこれでトンボの飛翔写真が撮れたと言っていいのかも?

見ているとオスとメスが交尾もしてますが、かなりあっという間のできごと。オスの縄張りに別のオスが入ってくると追い出すのだけど、たまにメスが入ってくると最初は追いかけるような動きから、2匹でキリモミ状に上空に飛び上がるような感じになって、気がついたら交尾に入っている感じ。

連結状態にもなっているのですが数秒、十数秒ぐらいの間ですぐに離れてしまうので、その瞬間はうまく撮ることができませんでした。かろうじてこんな感じで繋がっているみたい(笑)

すぐにオスとは離れてメスは産卵に入ります。これは結構長めで30秒ぐらいから1分近くやっていることも。

お腹の先を叩きつけるように何度も……。

メスが産卵してる間、オスは少し離れた場所でホバリング。見守っているのか?

この縄張りは産卵に適しているのか、結構入れ替わりメスが現れていました。オスもいっぱい来ていたし、なんならオスの回遊パターンが変わっていたから途中で入れ替わっていたかも……?

これは岸に積んである石に向かって産み付けていますね。

池で産卵するならてっきり水の中かと思ってました。

この時期の公園の池といえば子カルガモ、かわいい。

そんな感じで短時間ですが結構楽しいトンボ観察と撮影でした。

飛翔写真もまだまだ完璧ではないですが、ホバリングしてくれるとやっぱり撮りやすい。あと足場の関係で俯瞰のアングルが多かったので、やはりこれも撮りやすい条件だったかも。

今回は荷物を軽くしたかったのもあって、レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+MC-14を使いました。離れた距離は諦める代わりに、F4.0通しなので100-400mm F5.0-6.3 ISよりは1段明るい条件で撮れるのも良かったです(その分、光量はなかったですが)。

これはまあまあいい感じに撮れた気がする。他のトンボも毎回これぐらい撮れると楽しくなりそうですが、今の時期、市街地で一番見つけやすく撮りやすかったのがこのコシアキトンボだった訳ですしね。

今回、産卵シーンを何度も見られたのは楽しかったですが、ほぼ動画を撮るかのように連写してしまったので、撮影枚数が凄いことに……。ざっくり整理して使う写真だけノイズ処理して現像しましたが、どこまで残すかが迷いますね。