いつもの野川へ、鳥見の記録ではちゃんと紹介したことがなかったですが、三鷹市の大沢の里・大沢緑地もよく足を運ぶエリア(「大沢の里公園」の公衆トイレを使わせて貰うのに立ち寄ることが殆どですが……)。
「大沢緑地」は野川の左岸側のハケ(国分寺崖線)沿いの緑地。航空写真等で見ると野川公園と国立天文台の緑地の間を繋ぐように広がる細長い緑地。段丘崖には「出山横穴墓群」と呼ばれる史跡、戦時中に作られた防空壕や横穴墓が残され、隣接する「大沢の里」には古民家や湿生花園が整備されています。
三鷹市 |大沢緑地(大沢二丁目)
周辺地図。
春のアヤメは既に終わっている湿生花園から木道を歩いて田植えを終えた水田へ。
湿生花園や田んぼでトンボが見られないかとやってきたのですが、この日見られたのはオオシオカラトンボとシオカラトンボだけでした。脇を流れる水路ではホタルを繁殖させているようです。
湧水池の周りのアジサイ。
古民家は有料(200円)で見学することができます。入館料は野川を挟んだ「大沢の里水車経営農家・新車」と共通のもの。何度も来ているわりにはどちらもまだ入ったことがありません。
三鷹市 |三鷹市大沢の里古民家
段丘崖には国分寺崖線自然観察路が整備されていて段丘崖の中を歩くこともできます。
東京都指定史跡である「出山横穴墓群8号墓」も通常公開されていますが、そういえばコロナ禍の公開中止時期に見られなかったままでした(以下の写真は2021年4月後半のもの)。
三鷹市 |出山横穴墓群8号墓保存・公開施設
うーん、トンボいませんね。
やはり野川を歩いた方がいいかな……。
野川ではいつものハグロトンボを見たのみでした。
そしていつものカワセミ。この時期は川沿いに緑が生い茂ってしまうので、鳴き声は聞こえるのに姿は見えず…… みたいなことも多いですが、緑の中をそっと覗いてみるといました。
このあたりは野川と段丘崖が近く湧水も多いので、左岸側はぬかるんだ箇所が多いです。
野川沿いにアジサイ。東八道路の下あたり、野川左岸の野川公園の東の外れにあります。
調布飛行場に着陸するドルニエ228を見てこの日の散歩はおしまい。
さて、トンボはどこに行けば見られるのか……?