ちょっと面白い電源タップを買ったのですが、とても便利で良かったので紹介します。ファーゴ(Fargo)というメーカーの「PT601WH」及び「PT606WH」という製品になります。
- Twitterで知ったオモシロ電源タップ
- Fargo(回転式6個口OAタップ)PT601WH / PT606WH
- 混沌としていたテレビ裏がスッキリした!
- サンワサプライ 700-TAP020との違いなど……
- 関連のありそうな記事
Twitterで知ったオモシロ電源タップ
先日、Twitterで面白そうな電源タップの情報を目にしました。サンワサプライ(サンワダイレクト)製の製品で(型番:700-TAP020)、早速ろんすた氏が購入してレビュー記事を書かれています。
【これは便利】サンワダイレクトの「くるっと回る電源タップ」でカメラ好きの充電器多すぎ問題を解決!
私が買ったのも製品的にはほぼ同じものですが、せっかく買ったので紹介させてください!(笑)
Fargo(回転式6個口OAタップ)PT601WH / PT606WH
私が購入したのはファーゴ(Fargo)の「PT601WH」という6個口のAC電源タップ。当初は私も話題になっていたサンワサプライのものを検討していたのですが、色々調べた結果ファーゴ製を購入しました。理由は主に価格です(笑)(ファーゴの方が少し安い)。
一見すると、よくある一括電源スイッチが付いた6個口の電源タップです。雷サージガード(落雷時に発生する過電流を防ぐブレーカー)搭載、定格容量は1450Wとごく一般的なものです。
6個のACコンセントが180度回転する
この電源タップの大きな特徴は6個のACコンセントが、横方向に180度回転すること。センターの通常ポジションを90度とした場合、0度位置、180度位置でプラグを挿すことが可能です。
プラグを挿すとコンセントの回転位置は固定されます(動かす際はプラグを抜く必要がある)。
この仕組みにより、とかく隣のコンセントと干渉しがちなプラグ一体型のACアダプターやバッテリー充電器を、コンセント穴を余すことなく使うことができます。
使い方は色々と考えられますが、例えば0度位置と180度位置の両側にACアダプターを逃がしつつ、センターの90度には通常のプラグケーブルを挿すような使い方。
写真は一例ですが、上手くやれば6箇所全てにACアダプターを挿すことも可能かもしれません(?)。
ホコリ防止のシャッター付き
コンセントが回転する機構をと連動し、30度、60度(120度、150度)の位置ではホコリ防止のシャッターがコンセント穴を塞ぐ仕組みになっています。
シャッターの機構のせいか約45度(135度)位置ではシャッターが開いた状態になりますが、この位置でコンセントを使用することはできません(サンワサプライ 700-TAP020は45度位置でシャッターが作動するので、ファーゴ製とは仕様が異なるようです)。
合計3.4AのUSBポートを2口搭載
さらにPT601WHは、一括電源とコンセントの間に2口のUSBポート(Type A)を搭載してします。
2ポートで3.4Aの出力があり(前モデルのPT600WHは2.4A)、スマートフォンやタブレット、デジタルカメラに直接の給電が可能。急速充電の他、入力機器に合わせた給電がされるそう。
ちなみにPT601WHに対して、USBポートが付いてない回転タップのみのPT606WH(定格容量1500W)もあります。USBポート分の本体サイズが小さくなり、価格もその分お買い得になっています。USB給電は必要ないけど、ACアダプター等を整理したい用途ならばこちらですね。
この電源タップ、色々な使い方が想定できますが、例えばロンスタ氏が紹介していたような、カメラやスマートフォンの充電ステーションにはかなり重宝するはず(特にスチルから動画まで、様々な充電池を使う機材を使う人)。私の場合は、充電器を使うのはE-M1 MarkIIぐらいで、他のカメラ機材はほぼ本体直でUSB充電してしまうのと、USB充電スポットは自室とリビングに数カ所あるので、特別このタップを使って充電ステーションを作ることはしませんでした。
それではどこにPT601WH / PT606WHを使ったかというと……。
混沌としていたテレビ裏がスッキリした!
今回私がこのタップを導入したかったのが、引っ越し以来継ぎ足し継ぎ足しの秘伝のタレ状態で混沌としていたテレビ(テレビラック)の裏。テレビ用のCATVアンテナと分配器があって、ネット回線関連のケーブルモデム、ルーター、ハブの他、テレビ機材(HDレコーダー、BDプレイヤー、録画用HDD×2)、サウンドバー、そして各種セットトップボックス(CATV、Apple TV、Chromecast、Fire TV Stick)等々…… とにかく電源を取る機材が多く、それはもう凄いことになっていました……。
どうせ普段見えない場所ですし、元々ケーブル類を綺麗に引き回す考えすらないのですが、無計画なたこ足配線は極力廃したい。そしてやはり障害となっているのはACアダプターの存在。タップの口の数は足りていても、隣り合って複数のACアダプターを挿せないために、無駄なタコ足タップや延長ケーブル(10cm程度のもの。それはそれで便利)を使ったりしていました。
そして今回このタップ(PT601WH)をテレビ裏に使おうと思ったのはUSBポートの存在。これを使えばUSB-ACアダプターで電源供給しているChromecastとFire TV Stickの電源を取れるはず!と。それぞれのACアダプターを確認すると850mAと1Aなので問題なさそうです。
ということで、まずはテレビ周辺の電源をPT601WHを使って整理してみた所、AC-USBアダプターが2個不要になった他、これだけの電源タップを外すことに成功。コンセントの差し替えなど見直しも含めてですが、なかなか気持ちいい。
PT601WH導入の結果がいたく気に入ったので、続いて先ほど少し紹介したUSBポートのない6口タップの「PT606WH」を追加で購入しました。
PT601WHに加えてPT606WHも使ってテレビ台裏の電源整理を行った結果、最終的にこれだけの電源タップが片付きました。単純にコンセントの口の数だけ考えても、随分と無駄な接続が多かったようですね(長いこと使ってない初代Apple TVも外してしまいました)。
引っ越し当初はそれなりに計画的に電源タップを配置していたはずでしたが、機器が増える度にその場しのぎで対応した結果がこれです。どのようなタップを使うかは別にしても、コンセント周りは定期的に整理が必要ですよね。
サンワサプライ 700-TAP020との違いなど……
さて、冒頭で少し触れたサンワサプライの700-TAP020。USBポートの位置関係が異なる他はとてもよく似ていて、基本的な性能もほぼ同じ(どちらかのOEMという訳ではなさそう?)。ただし、プラグ部分が可動タイプになっていたりと、価格が高い分多少便利になっているようです。
Fargoのタップには旧モデル(PT601WH)や一部製品はネイビーのカラバリや木目調、AC4口モデル(PT604WT/NV)など複数のバリエーションがあります。どちらのメーカーが先行していたのか?などについては、なんとなく察しましたが、野暮なことは申しません。
価格が少し高いけどプラグが可動式なのがサンワサプライ。USBポートなしのタイプや、カラーバリエーションがあるのがfargo製ということで、好きなものを選べばいいでしょう。
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USBポートなし、6口タップと4口タップのお買い得なセット販売なんてあったのですね…… 実際は6口を2つも必要はなかったので、これを買えば良かったです(笑)