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DxO PureRAW 2 アップデート:OM-1対応、Lightroom Classicプラグイン対応、マイクロフォーサーズのISO12800は…?

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今年3月に登場したDxO PureRAW 2、ずっとスルーしていましたがようやくアップグレードしました。

PureRAW 2でOM-1のRAWを処理できるようになった

昨年購入して使っていた画像処理ソフトのDxO PureRAW。主な機能はRAWファイルのノイズ処理ですが、センサーサイズ起因の高感度ノイズに弱みを抱えていたマイクロフォーサーズユーザーにとって、大きな助けとなるソフトでした。そんなPureRAWの最新版が「DxO PureRAW 2」となります。

しかしながら、今年3月に発売されたOM SYSTEM OM-1にPureRAWが対応することなく、ほぼ同じタイミングで次バージョンのPureRAW 2がリリースされてしまいました。PureRAWのユーザーには、少しお得なPureRAW 2への有償アップデートが提示されました。


ちなみにPureRAW 2もリリース直後はOM-1のRAWには対応してない状態で、6月頃のサポートが予告されていました。

しばらくすると予告通りにDxOのサポート機種にOM-1が追加されたものの、案の定対応はPureRAW 2のみ。PureRAWは取り残された状態となってしまいました。今年は撮影機会も少なく、OM-1の高感度にしてもまあこれはこれでいいかと流していたのですが、ふと思い立ってPureRAW 2のデモ版(フル機能が30日間試用できます)を試してみることにしました。

なんだか色々と進化してるぽいですね。
実際に使ってみるとOM-1のRAWに対応しただけでなく、処理時間も以前のPureRAWよりも速くなりました。これはAppleシリコンにネイティブ対応した効果でしょうか。

Lightroom ClassicのプラグインとしてPureRAWが使える!

さらにLightroom Classicのプラグイン機能が追加されたので、以前のようにRAWファイルを書き出してスタンドアロンで立ち上げているPureRAWで処理することなく、Lightroom Classic上からそのままPureRAW 2の処理を行えるようになりました。

メニューからの他、右クリックでも処理できる

処理自体は非常にスムーズなものの、処理後のRAWがLightroom Classicに読み込まれるまでに多少タイムラグがあるのが気になりますが、とにかく便利なことに変わりないです。
これでもう即購入決定なのですが、時期的にブラックフライデー直前ということもあり「もしかしたらDxOのセールとかないかな?」と期待しつつ今は決済の待機中(→追記:ブラックフライデーのDxOセールはありましたがアップデート価格は変わらなかったのでそのまま購入しました)。

処理もそこそこ速くこの効果……

OM-1の高感度をPureRAW 2で処理

せっかくなので PureRAW 2で処理したOM-1のRAWのサンプルです。ISO5000からISO12800まで、相変わらず効果は凄いですね。ピントさえちゃんと来ていればISO12800でも結構見られる絵になります。

OM-1 ISO5000:左:処理前RAW/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO5000:左:処理前RAW/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO6400:左:処理前RAW/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO8000:左:処理前RAW/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO12800:左:処理前RAW/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO12800:左:処理前RAW/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO12800:左:処理前RAW/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO12800:左:処理前RAW/右:DxO PureRAW 2処理後

最後の写真、周辺がブレてますが手持ちでのシャター速度4秒での星空。OM-1の手ブレに補正頼りつつ、ISO12800で2〜4秒頑張れば、三脚を使うことなく手軽に星空スナップが楽しめそうです。

OM Workspace「AIノイズリダクション」も結構効果アリだけど……

実はOM-1を始めとする対応機種(E-M1X、E-M1 Mark III、E-M1 Mark II、E-M5 Mark III)ならば、OM SYSTEMの純正現像ソフトOM Workspaceに追加された、「AIノイズリダクション」を使ったノイズ処理がかなり効果あります。
概要 | 画像編集ソフトウェア OM Workspace | OM Digital Solutions Corporation

ただしこのOM Workspaceが相変わらずやたらと重く使いづらい。
Lightroom Classicを中心にしたワークフローに組み込むのも少々面倒です。無償で使えるけど使い勝手が微妙なOM Workspaceか、使いやすいけど有償のPureRAW 2か…… 自分は後者を選ぶことにしました。

追記:OM-1 ISO6400〜25600サンプル

OM-1のISO6400〜25600で撮影した写真をDxO PureRAW 2で処理したので、サンプルを追記しておきます。 PureRAWの効果は確かに大きいですが、意外とマイクロフォーサーズの高感度も使えるなと今更ながら。ブログサイズで使う程度ならばLightroomのノイズリダクションを少し掛けてあげれば、十分だったりするかも……。

OM-1 ISO6400:左:処理前/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO6400:左:処理前/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO10000:左:処理前/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO12800:左:処理前/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO12800:左:処理前/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO16000:左:処理前/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO20000:左:処理前/右:DxO PureRAW 2処理後

OM-1 ISO25600:左:処理前/右:DxO PureRAW 2処理後