I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

自宅デスク作業時の足元防寒の話、メリノウール靴下とかルームシューズとか

本ページは商品、サービスのリンクにプロモーションが含まれています

自宅の作業部屋が北向きなので、南向きのリビングなどに比べるとちょっと寒いんですよね。特に足元……。

今回はそんな家での足元防寒について書いてみました。

末端冷え性おじさんの足元事情

私の在宅フリーランス化、コロナ禍からの妻のテレワーク化、そして昨今は電気料金の値上げが追い打ちとなり、夫婦2人が出勤して働いていた数年前に比べると、電気料金が倍増している我が家……。

以前は真夏と真冬以外、1万円を超えることはなかったような……?

今年は意識してエアコンの使用を例年より遅らせていましたが、さすがに12月中旬ともなるとエアコンを使わないと厳しいことも。特に自分は末端冷え性なこともあり、特に足元の冷えには昔から悩まされていました(会社員時代はオフィス環境など自分だけでは解決できないこともあり、かなり苦労しました)。

最近は足元専用のパネルヒーターなどもあったりして(これを会社員時代に欲しかった……)、ちょっと気になってはいるもののまだ導入はせず。恐らく電気代にも響いてきますし。

……上手く繋がりませんが、電気を使わない足元の防寒の話です!?
1年を在宅で過ごすようになって5年以上になりますが、当初に比べると最近はそこまで冬場の足の冷えに悩むこともなくなりました。今回はそんな私の足元防寒についてまとめてみます。

ちなみに対象となる部屋の室温は今の時期の朝方で16〜19℃を切るぐらい、以降はエアコンを付けたり消したりで日中は21〜24℃ぐらいで安定しているので、特別に寒い部屋という訳ではありません。
室温が23℃の際に足元に温度計を置いてみたら19℃ぐらい、同じ部屋の中でも意外と温度差がありますね。これぐらいになると靴下のみでは足元に冷えを感じます。単純な室温だけでなく、この顔や体周辺との温度差も足元の冷え感に大きく影響している気がします。

中厚手の靴下+ルームシューズ+化繊綿のひざ掛け

まずは今日現在の足元防寒。ここ数年はずっとこんな感じ。めちゃめちゃ暖かい訳でもないけど、夜中でも冷えが気になる程ではないレベル。ただし真冬の一番寒い時期になると、もうひと声欲しくなることも。

「靴下」と「ルームシューズ」、足先まで包むことができる「ひざ掛け」のごく普通の組み合わせです。

靴下はいわゆる中厚手のもの。ユニクロ「ヒートテックパイルソックス」とかワークマンのメリノウール靴下。あるいは登山用のお下がりでスマートウールの「PhD アウトドア ミディアムクルー」など。

  • (左)長らく冬の定番だった「ヒートテックパイルソックス」、昨シーズン頃から化繊負けで痒くなることが増えて出番は減少。まだあまり肌が乾燥しない時期なので履くことも。同じ色でまとめ買いして、劣化したものから1本ずつ捨てていく運用。生地は厚いけど温かさはウールほどでない。
  • (中央)代わりに出番が増えたワークマンのメリノウール靴下(メリノウール40〜55%)。今年モデル(中央右)は厚みもあって温かく良い具合です。
  • (右)登山用を引退したスマートウール「PhD アウトドア ミディアムクルー」(メリノウール65%)。段階着圧タイプでタイトめの履き心地、ズレにくいので外を歩き廻る際には活躍。家で履くならワークマンの方が履き心地が軽くて良いかも。

この辺りの靴下ならば外出することになってもそのまま靴を履けるし、ルームシューズなしで歩き回っても暖房が効いた部屋なら大丈夫。メリノウールの方が汗をかいても気持ちさらっとしてます。

冬は欠かせないルームシューズ。無印良品の「あたたかファイバールームシューズ」はかかと周りまで覆える少し立派なスリッパ。くるぶしまで覆うルームシューズに比べると多少隙間から冷気が入るものの、脱ぎやすいし足が蒸れにくいのが良い。
該当する商品がありません | 無印良品

これで寒ければ足首まで高さのあるウールボアルームブーツもあります。
あとは控えでモンベルのフリーステントシューズなども。

ひざ掛けは以前モニターとして提供して貰った、GRAVEL「ポケッタブルブランケット」を愛用中(今年で4年目)。化繊綿を使ったインサレーションブランケットで、足先を突っ込めるポケットがあり、足元を袋状にしたり、腰にも巻けて、静電気が起こりにくいのが良い。


良いものですが少々高すぎるのでオススメはしにくいかも……。ダウンや化繊綿のひざ掛けはアウトドア用から安いものまで探せば色々あると思います。筒状にできるタイプはあるようですが、足先を突っ込めるようにになっているものはあまり見かけませんね(これがあると末端冷え性的には嬉しい)。

基本的にはこれでも寒いときはそもそも部屋の温度が低いのでエアコンで調整。ひざ掛けが不要なら外せば良いだけ。足元にクシャクシャにして置いておくだけでも効果はあります。

ただし、個人の寒さ耐性や住環境によっては、これではまだ寒いという人もいると思います。ということでもう少し力を入れた足元防寒も少し紹介します。

極厚靴下:スマートウール マウンテニアリング

靴下をもう1ランク以上分厚いもに変えてみると、一気に足元が暖かくなります。これはスマートウールの「マウンテニアリング」というモデル。
スマートウール(SmartWool)はメリノウール製品を中心にしたアメリカのアウトドアブランドです。

冬の釣りや登山で使う厚手の靴下は、これまでミズノのブレスサーモウールやモンベルのスーパーメリノウールなどを使ってきた結果、スマートウール製品に落ち着きました。
ブレスサーモは吸汗発熱素材の先駆けでしたが当時のものは汗をかくと蒸れやすく、モンベルのスーパーメリノウールはアウトドアブランドにしては手頃な価格でタイツ(EXP.)は今も愛用してますが、靴下(パイルがすぐに潰れてフェルト状になってしまった)とシャツ(微妙にチクチクする)は自分的にはイマイチでした。

「マウンテニアリング」は雪山登山などで定番の厚手の靴下。裏側には毛足の長いパイルがぎっしりの極厚靴下で、履いた瞬間からふんわり包まれるような温かさ。今ぐらいならルームシューズなしでも結構行けます。

メリノウールを使用した厚手の靴下は同じスマートウールの「PhDアウトドア ヘビークルー」(メリノ60%)、フィッツ「ヘビーエクスペディション」(メリノ74%)、モンベル「アルパインソックス」(ウール63%)を使ったことがありますが、体感的な温かさでは「マウンテニアリング」が一番でしょうか。

各種メリノウール靴下

PhDのような段階着圧ではなく少し緩めの履き心地なのでサイズを合わせないと登山靴の中で緩んだりするのですが、普段使いにはこの緩さがいい感じ。自分は足サイズが小さく冬靴の中で少し緩むこともあったので(ウィメンズモデルに変えて)引退させて普段用となりました。

ちなみに登山用の厚手メリノウール靴下ですが、登山靴を履いて重い荷物を背負って行動する用途のため作られているので(クッション性など)、デスクワークの保温向きという訳ではないはず。価格も1足2000円から3000円ぐらいと割高なものが多く、普段用ならもっと適してるアイテムがあると思います?
それを踏まえた上で、スマートウール「マウンテニアリング」は、我が家では最も優秀な靴下です。

それでも寒ければダウンシューズ

あまり家で使うことありませんが、極端に寒い日に試すとやはり効果があると感じるのがダウンシューズ(通称「象足」)。これは雪山のテント泊で使うもので、雪山では履いたままテントの中から雪上まで行動するためのもの(外もテントの中も常に氷点下なので、濡れたり水が染みてくることはない)。

足のダウンジャケットみたいなもので、履いていると体温で羽毛が温められるのでずっとポカポカな状態が続きます。本来は氷点下の中で使うものなので、いくら冷えるとはいえ室温2桁の屋内で使うのはちょっと過剰なアイテム。普通は家の中でダウンジャケットとか着ませんよね?

この記事を書くために、久々に部屋で履いてみましたがやはりとても温かい!
足が冷えないのでエアコンを付けようと思いませんし、手が少しかじかんできてようやくエアコンを付けようかな?と思うレベル。ひざ掛けとは違ってそのまま歩いて移動したりトイレにも行けます。素足の上に履いても効果はありますが、発汗や洗濯のことを考えたら靴下は挟んだ方が良いでしょう。

ただししばらく履いていると、じんわり足裏に汗をかいてきました。静止していても温かいレベルの保温力があるので、少し屋内を歩き回ったり部屋が温かくなると、汗をかきやすいところはあるかも。足の指が湿ってる感覚が続くと冷えることはなくても不快ですし、蒸れを防ぐためには合わせる靴下を工夫した方が良いのも(汗が気になるなら綿にしてみるとか匂い防止ならメリノウールとか)。

しかしやはり象足は温かいなと、山用程の性能(ダウンの質、量)がなくても良いので、自宅用に安いダウンシューズの導入を考えてしまいました。無印良品でも「ダウンルームブーツ」が出てますし、ダウンに拘らないならばモンベルの化繊綿のキャンプシューズもお手頃で洗濯などの手入れも楽で良いかも。あとはやはりワークマンにも格安のルームブーツがあるみたい。

……色々書いてみましたが、単純に部屋での防寒ならば、適当な靴下に、足首上までのルームシューズや象足というのが一番手軽かもしれませんね。

ちなみに足以外は、先日のこの記事で書いたヒートテックウォームイージーパンツと無印の綿肌着+ヤクウールのセーターがほぼ定番の部屋着。これで寒くない程度に部屋の温度を調整しています。

分厚いメリノ靴下を普段あまり履かない理由

上で紹介したスマートウール マウンテニアリングなどの極厚靴下ですが、普段は滅多に使いません。
そこまでの防寒が必要でないというのもありますし、靴下の厚みがかなりあるので買い物に行く際などに靴が履きにくくなる、というかほぼ履けない。そのために靴下を履き替えるのも面倒ですし、よほど寒くならない限り出番はありません。

これだけ分厚いと普段の靴では履けない

完全に山用から引退させたものならよいですが、まだ使うものだと洗濯も普段着と一緒という訳には行かないですし(柔軟剤や乾燥機など)、その点ワークマンのメリノウールなら気兼ねなく雑に扱えます!?

余談ですが、メリノウール製品の利点として長時間着用しても匂わないことがあるのですが、匂いが目立たないというだけで、汗や皮脂汚れをどこかに消し去ってくれる訳ではないので、普段着として使う以上は素肌に直接触れるものはできれば毎日洗濯したいです。
メリノウールなら数日着ても大丈夫系の話はたまに目にしますが、山や旅行ならまだしも、自宅で風呂に入った後に同じ肌着をまた着るか?となると自分はちょっと嫌かな(散歩用のメリノシャツは洗濯のタイミングで2日ぐらい着ることもありますが、靴下はさすがに……)。

スマートウール靴下の現行モデルについて

今回紹介したスマートウールの靴下ですが、少し前にモデルチェンジしているようで、「マウンテニアリング」も「PhD」も過去のモデルとなっているようです(現時点ではまだ旧モデルも市場にあるようですが)。
今年新しい「ハイク フルクッション クルー」を買ってみましたが、以前の「PhD アウトドア ミディアムクルー」とほぼ同じでした。ということで

右から3番目が「ハイク フルクッション クルー」
  • PhD アウトドア ミディアムクルー → ハイク フルクッション クルー
  • PhD アウトドア ヘビークルー → マウンテニア マックスクッション トールクルー
  • マウンテニアリング → マウンテニアクラシック マキシマムクッション クルー(少し短い?)

みたいな感じでモデルチェンジしてるようです。細かい仕様は代理店ロストアローのサイトでご確認ください。
スマートウール/ソックス(靴下) | ロストアローオンラインストア

おまけ:就寝用のルームソックス

ちなみに夜、寝る際には裸足でなく無印良品の「ボアフリース ルームソックス」を履いてます。ゴムが入ってないゆるゆるのふわふわ靴下(起きたら脱げてることもある)。外に出ないなら普段のルームソックスもこれで良いかもしれませんが、日中は発汗量も増えるのであくまで就寝用として使ってます。

該当する商品がありません | 無印良品

かれこれ3シーズンぐらい履いていたので(左)、新しいのを2セット買いました。長く履いていると起毛部分が潰れてフェルト状になってくるので(足裏部分の内側など)そうなったら換えどきかも。