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OM SYSTEM TG-7が海外発表されたけども……

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2019年7月にオリンパスブランドで発売された防水&耐衝撃コンパクトデジタルカメラ「Tough TG-6」の後継機となる「OM SYSTEM TG-7」が昨日海外で発表されました。

国内発表はまだのようなので、とりあえずUSサイトのリンクを貼っておきます。価格はUSサイトでTG-6が$499.99なのに対して、プレオーダー中のTG-7が$549.99となっています。

グリップ周辺など外観のデザイン変更、Bluetooth、USB-C端子の搭載(TG-6はMicro-B)など若干の変更点はありますが、イメージセンサー(1/2.3型 1200万画素)、レンズ(広角F2.0、25-100mm相当ズーム)、画像処理エンジン(TruePic VIII)はTG-6から据え置きと限りなくマイナーチェンジに近い新モデルのようです。



その他、モード内に工事写真専用モード(1/2/3)を搭載しているので、従来まで別モデルとして販売されていた工一郎シリーズと一本化した感じでしょうか。

TGシリーズはTG-4時代から1世代ずつ買ってきたモデル。TG-4からTG-5ではあえて画素数を1600万画素から1200万画素に落とすことで、画素ピッチを広くして画質向上を狙う意欲的な試みがありましたが(代わりにデジタルズームがなくなり、TG-6では2倍デジタルテレコンを搭載)、最新のTG-7は実質TG-5時代から画質面での進化はほぼないと考えて良さそうです。TG-6 Mark IIというかTG-5 Mark IIIというか……。

TG 一桁シリーズは本体のみでちょっとしたダイビングに使える15m耐水圧の防水と耐衝撃性能、明るいレンズ、そしてマクロ撮影など特定のシーンに於いては換えの効かないカメラだけに、OM SYSTEMブランドにも引き継がれたことはひとまず歓迎します。

ただし、スナップやテーブルフォトなどの通常撮影となると、現在のスマートフォンのカメラに画質で大きく負けてしまっていることも事実でしょう。連続撮影からソフトウェアでの合成やノイズ処理などを行っているスマートフォンのカメラと比較するのも酷ではあるのですが(単純にセンサーとレンズによる素材レベルであれば負けてないのかも……)、それならせめてセンサーやレンズ周りに少しでも改良が欲しいところ。

センサーサイズを上げるとレンズ周りのサイズやマクロ性能に影響が出るのは分かるのですが、2017年のTG-5から何も進化がないのはあまりにも切ない。

今となっては細部の描写や暗所はかなり厳しい(ノイズ処理なし)

TG-6ユーザー的としてももっと活用したいと思いつつも、どうしても画質面で躊躇してしまい、現状かなり出番も限定されてます。実質USB端子の変化のみではさすがに買い替えという訳にも行きません。

それにしても基本設計が大きく変わってなさそうなTG-6 → TG-7ですらUSB端子の変更ができたのに、USB Micro-Bで発売したOM-5って一体なんだったのだろう? と思ってしまいました。