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遠刈田温泉、自然に囲まれたオーベルジュ ホテル蔵王メッツに宿泊

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先日、東北旅行に行った際に宿泊したオーベルジュのレポートです。

遠刈田温泉「ホテル蔵王メッツ」に泊まる

仙台、松島、金蛇水神社と移動してやってきたのが、宮城県刈田郡蔵王町の遠刈田温泉です。
旅レポとセットにして書いていたのですが、全体が長くなってしまったので別記事に分けました。こちらは抜粋部分なのであっさり目になってるはず。

遠刈田温泉の中心地から少し離れた別荘地、京急蔵王エコーランドにある「ホテル蔵王メッツ」。貸切の露天風呂や地元食材を使ったフランス料理が自慢のオーベルジュです。
こちらのホテルを知ったのは、今回も月山ももさんのブログより。いつもお世話になっております。

オーナーご夫妻で運営されてるっぽい客室12部屋ほどのホテル。かつてはリゾートイン ザオウメッツという別のやはりオーベルジュタイプのホテルだったようですが、2011年より現在のオーナーの元「ホテル蔵王メッツ」として運営されているようです。

この日曜日ということもあってか、宿泊は我々以外にもう1組のみでほぼ貸し切りに近い状態でした。初日はシェフをされているご主人と奥様の姿のみ、翌朝の朝食時はマネージャーの方が見えていましたが、3人で回されているのか他にスタッフの方がいるかは分かりません。

吹き抜けのロビー、濃厚なぶどうのジュースをいただきながらチェックイン。

ラウンジの外には渓流が流れています。

館内は2階建ての洋館で我々は2階の渓流側のベッドの部屋でしたが、和室もあるようです。

渓流側から見たホテル。左側の半円状の場所がレストラン、2階の出窓が見える部屋が我々が泊まっていた部屋です。

10月に入ったこともあり朝夕は涼しくエアコンを入れることなく、夜は薄く窓を開けていましたが(スズメバチが多いので網戸は必須)寝る前に涼しくなり過ぎないように窓は閉めました。

館内着は上下のセパレートで食事の際の着用もOK。温泉用のカゴも容易されています。靴はホテル玄関で脱いでスリッパです。

テレビ台の下にはお茶とポット。

大浴場の前にはビールの自販機、外にはペットボトルの自販機がありました。

温泉は男女別の大浴場と貸切露天風呂

温泉は朝には男性・女性が朝に入れ替わるお風呂と、貸切の露天風呂があります。ホテル公式サイトによると貸切はチェックイン時に予約するタイプとのことですが、我々が泊まった際は2組しかいないせいか、外にある札を自分で回して好きなタイミングで入ってOKとのことでした。

お湯は加水や加温を行ってない源泉湯とのこと。

初日の男性風呂、川に面したお風呂には小さな露天風呂が付いています。

初日の夕食後に入ってましたが、スズメバチが飛んできたので程々にして戻りました。

もう片方のお風呂。翌朝はこちらが男風呂になっていました。

地元産の食材をたっぷり使ったディナー

夕飯は18時からで1階のレストランにて。

テーブル。外の照明のせいなのか、食事の間ずっと窓にバチバチとスズメバチがアタックして来るので、最初少々ビビりましたがじきに慣れました。

この日のメニュー。フランス料理をベースに、地元産の野菜をたっぷり使ったコースのようです。楽しみ。

ワインと迷いましたが結局生ビールで。樽を変えたばかりとのことで、美味しいビールだったので、結局おかわりもビールで通してしまいました。

前菜。どれも美味しいです。

コース外ですがホテルの敷地内で取れたというオリミキ(ナラタケ)とモロヘイヤを刻んだものを出していただきました。これは白いご飯に合うやつ(笑)

サーモンとホタテのロールキャベツ、ソースはポルチーニ。

タマネギと根セロリのクリームスープ。熱々でたっぷり、とても美味しい。

バゲット。

翡翠の瞳というのはアワビの種類だそう。濃厚なアワビの肝ソース。

洗って持ってきてくれた翡翠の瞳の殻。確かに翡翠色ですね。

サッパリとしたオレンジのグラニエを挟んで……

メインのローストビーフ。いちじくの甘いソースでいただきます。

焼き加減が見やすいように……。

デザートまでたっぷり。満腹です。



朝食前に貸切露天風呂へ

翌朝。チェックアウトギリギリまでのんびり過ごしたくなる森の中のホテルですが、朝食後は蔵王に行かなくてはいけないので、朝風呂として貸切の露天風呂に入りました。

貸切露天風呂に洗い場はないので、シャンプーなどは別途男女別のお風呂で済ませておきましょう。

夜の貸切露天風呂の様子。

ホテル横の渓流へ

朝のロビー。森の中の最高のロケーションですが、外に出る際はスズメバチには気をつけたいですね。

朝食まで少し時間があったので渓流を見に行ってみます。ホテルオーナーのお宅が隣にあり、森の中をホテル横を流れる渓流まで下りて行くことができます。

外から見たレストラン。

ホテルの横を流れる渓流の水源は蔵王の御釜だそう。そうなると水質は酸性なので、魚の住めない川のようです。御釜から流れる川は「濁川」と呼ばれ、別の「澄川」(こちらは魚のいる渓流)とホテルの少し下流で合流し、阿武隈川水系の松川となります。

渓魚はいないけど美しい渓流です。

アキアカネもたくさん飛んでいました。


ボリューム満点の朝食でエネルギー充填

それでは朝食です。朝食は洋食と和食が選べますが、せっかくフランス料理のシェフが作ってくれるのですから、ここはやはり洋食でしょう。

牛乳にヨーグルト、柿、フレッシュジュース、サラダ。

スクランブルエッグ、きのこと野菜のソテー、ソーセージにベーコン。美味しそう!

ベーコンがよく見えなかったので向かいのお皿。

そしてカップからゴロゴロの地物野菜が溢れたスープ。ニンジン、ダイコン、ズッキーニ、ゴボウ、焼き茄子(そしてお豆腐)…… どの野菜も美味しい(もちろん大きな鶏肉も)。

ディナーに続いてオリミキの大根おろし和え。白いご飯……(笑)

パンもたっぷりですが、他のボリュームが凄いので当然(?)食べきれません。

最後に柿とヨーグルトを食べて、朝からすっかり満腹に。しっかり朝食を食べたので、この後刈田岳〜熊野岳のハイキングを終えて、山形でのランチは15時過ぎでしたが行動食のみでに全然余裕でした。


パンは1個半ほど食べて残りはお土産になりました。

チェックアウト時にちょっとこちらのやらかしで、支払い時にカード不可なことの確認を失念していて、現金の持ち合わせが足りませんでした。大変お恥ずかしい……。
幸い車で5分ほどの遠刈田温泉の中心にセブンイレブンがあるので、車でおろしにいって事なきを得ました。現地精算する場合は事前にカード使用の可否は確認するようにしているのですが、今回は完全にうっかり。山間部のホテルや旅館では近隣にコンビニがない場合も多いですし、今回はラッキーでした。やはりバス移動でなくレンタカーにしておいて良かったです。現金を持ち歩く習慣のない方はお気をつけて。

この後は前回の日記の通り蔵王エコーラインで刈田岳へ。とても素敵なロケーションの別荘地なので、もう少し朝の散歩を楽しんでいたかったですが、少しでも晴れているうちに蔵王に行きたかったので。

これからさらに紅葉が美しい季節に入ると思いますし、冬は冬で雪の別荘地に温泉も良いことでしょう。ディナーも朝食もとても美味しかったですし、季節を変えてまた訪れたいオーベルジュです。