マイクロフォーサーズの超望遠ズームレンズです。35mmフィルム換算で150〜600mmという焦点距離ながら、重量は500gを切るという軽量&コンパクトさ。これまで使っていたフォーサーズのZD50-200mmレンズと比べても、半分以下という驚きの重量です。
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FTシステムを下取りに出して、2本のMFTレンズを手に入れた土曜日の午後、さっそく東京競馬場にてこの新しいレンズを試してきました。ボディはOM-D E-M1。競馬場に写真を撮りに行くというのに、カメラと小さめのショルダーバッグ1つで荷物が住んでしまうというのは素晴らしいですね。
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIの描写をチェック
さて、このレンズは300mmまで目一杯ズームすると、やや描写が甘くなるとも言われてます。その辺りを試す必要があるのですが… 後で確認したら、テレ端は殆ど使ってませんでした(苦笑)
ということで、最大望遠で撮っていたのは冒頭のカットぐらいでした。ただ、個人的には等倍で見なければほとんど問題なしかなと。絞りは開放ですがF6.7と暗めかつフォーサーズセンサーということもあり、被写界深度は深めですね。
286mmでこんな感じ。やや絞っていますが(SS優先で撮ってます)背景の距離があれば、これぐらいはボケてくれます。
パドックにて中望遠〜望遠域を使ってみました。これは94mmと156mm。皮膚の筋までクッキリ、なかなかの描写ではないでしょうか。
200mm。恐らく開放ですが、悪くないと思います。
コンティニアスCFで動体を追ってみる
再びスタンドに戻って。ゴールがほぼ正面にくるような位置で撮ってます。トップ付近の馬に合わせてカメラを振りながら連写してますが、SSが1/1000なので背景は流れてません。
手前の“ピンポン”がアウトから差しきったように見えますが、着順はアタマ差で奥の“シンキングマシーン”だったようです。ダメじゃん、その瞬間が撮れてない(笑)
並んだ!!!
抜いた!…のはゴール直後!?(ちなみに競馬場に行っても馬券はほぼ買わない私です)
多分これがメインレース。C-AFのグループターゲットでなかなかしっかり追ってくれるようです。やはり、最新のMFT専用レンズということもあって、50-200mmと比べてもAFは速いですし、C-AF時の追従もスムーズに動作します。気掛かりだったレンズの暗さも野外で使う分にはほとんど気になりませんし、これまでその重さから持ち出すことを躊躇いがちだった望遠レンズですが、もっとカジュアルに使ってみたくなりそうです。
600mm相当で撮るお月様
ちなみに、この日の夜のお月さま。やや雲の多い夜でしたが、一瞬雲の隙間から覗いた瞬間を狙ってみました。前夜に50-200mmで撮った満月に比べても、そこまで劣るという程ではない気がします?