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LUMIX GM1+LUMIX G 35-100mmを導入:パーゴワークス新フォーカスで新たな軽量2台持ちシステム完成!?

登山に携行するカメラ。「広角から望遠域まで納得画質&コンパクト」な課題を叶える新システムになるか?

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山のカメラ、広角から望遠、なるべく高画質&軽量に

「山が好き、写真が好き」な人にとって登山の際にどんなカメラを使うかは永遠の課題。携行性の良さを追求するなら、現在はスマートフォンのカメラ性能も向上し、1台で超広角から中望遠までカバーする複数レンズを搭載した機種も登場しています。

一方で画質を重視するなら、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス機も百花繚乱。求めるカメラ性能と、携行の負担(主にサイズや重量)、己の体力等のバランスをどう見極めるかで、何を選ぶかは人それぞれ。

繰り返し紹介している通り、私自身はマイクロフォーサーズのシステムを自分にとってのベストバランスとして選んでいる訳ですが、求める画角をカバーするため、2台のカメラと2本のズームレンズ(広角ズームと高倍率ズーム)をここ数年間のメインシステムとしてきました。ボディを1台にしないのは、レンズ交換の手間と交換時のトラブル回避、さらに万が一のバックアップや電池消費の分散など総合的な理由から。

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E-M1 Mark III+7-14mm F2.8 PRO/E-M1 Mark II+12-100mm F4.0 IS PRO

体力的な無理がない限り今後もそのスタイルは続けたいのですが(将来的には不安もありますが)、やはり2台のカメラの携行は公共交通での移動やちょっとした休憩の際にもカメラの取り扱いを気にすることが多くときにストレスにも……。何度も訪れてる山域や、体力的にキツそうな際はカメラを1台に絞ることもありますが、その際に迷うのがレンズ(画角)のチョイスです。

一般的には広角24mm相当から望遠200mm相当まで賄える高倍率ズームの「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」1本あれば十分なのかもしれませんが、私自信が超広角好きなこともあり、広角ズームの「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」を外したくないのが正直な気持ち。あと、F2.8レンズがあると朝夕の手持ち撮影や星撮りにも使えますし……。

12-100mm F4.0 IS PROをメインにしつつ、超広角に強いスマートフォンを使ったり、コンパクトな広角レンズを携行することもひとつですが(先日の立山では「8mm F1.8 Fisheye PRO」を予備レンズに携行)、広角ズームメインにしながら、補助的に望遠側をカバーする方が私好み。コンデジのTG-6は一応100mm相当までのズームが使えますが、やはり画質的にかなり厳しい。

そんな中で、最近使うようになったパナソニックのLUMIX DMC-GM1の存在。この小型軽量なボディに同様な小型望遠レンズを組み合わせてみるのはどうだろう?と思うようになりました。

GM1に超コンパクト望遠ズーム「LUMIX G VARIO 35-100mm」を合わせる

さらに、先日手に入れたパーゴワークスの新しいフォーカス。メインのボディ&レンズの他に、交換レンズ1本分のスペースがあるこのカメラバッグを見て、新たな2台持ちのアイデアが浮かびました。

用意したのがパナソニックの「LUMIX G VARIO 35-100mm / F4.0-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」レンズ。2014年発売、35mm判換算で70-200mm相当の画角、レンズ手ブレ補正(MEGA O.I.S.)搭載、現在もGFシリーズのダブルズームキットになっている望遠ズームです。

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GMシリーズにマッチするサイズとデザインを売り文句に登場したレンズで(LUMIX G VARIO 12-32mmとは兄弟的な関係)、沈胴機構採用、金属鏡筒ながら重量133g(実測)と驚きの軽さを実現しています。

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まだ手に入れたばかりなので描写性能についてちゃんと確認した訳ではありませんが、各所のレビューを見る限りそれなりの写りは期待して良さそうです(試し撮りの範囲では手ブレ補正も含め“結構使える”印象です)。
交換レンズレビュー:LUMIX G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6 - デジカメ Watch
Panasonic(パナソニック) LUMIX G VARIO 35-100mm F4-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. 実写レビュー | フォトヨドバシ

標準ズームのLUMIX G VARIO 12-32mmにしても、以前使っていたM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rにしてもですが、マイクロフォーサズ2陣営のキットズームクラスはどれも十分な性能を持ってますし、期待を裏切ることはないでしょう。

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GM1にこのレンズを組み合わせると340gほど。ちょっとしたレンズ1本程度の重量です(12-40mm F2.8 PROが382g)。サイズにしてもレンズの沈胴機構を縮めておけば驚く程にコンパクトです。

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ストラップやフード込みでも実測369gでした

最新フォーカスが可能にした新たな2台持ち

そしてこのセットは、新フォーカスの交換レンズスペースに余裕で収まってしまうのです。もちろん一緒にE-M1 Mark III+7-14mm F2.8 PROを普通に収納できます。
トップローディング型のカメラバッグ1個に、2セットのm4/3システムが収納されました。

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出目金レンズの7-14mm F2.8 PROには標準のレンズキャップでなくKUVRDのユニバーサルレンズキャップ。一度外したらバッグの底に突っ込んでおけば、潰れて薄くなるので最近はずっとこれです。

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LUMIX G VARIO 35-100mmには専用のフードが付属していますが、逆さ付けしないとフォーカスには収まりが悪くなってしまうので、速写性を考えてフジツボフードを使うことにしました。

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フィルターネジを使う金属フードなので、レンズフィルターもなしで良いでしょう。使用時に沈胴を伸ばすと少々かっこ悪いですが、実用性重視なのでそこは我慢します。

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このシステムならばOM-D E-M1 Mark III+ 7-14mm F2.8 PROに対して、レンズ1本程度の重量増で望遠200mm相当までカバーするカメラを1台携行できる訳です。
移動時は1つのバッグ、行動時にはE-M1 Mark IIIはPDキャプチャーで携行、望遠が必要になった際にはバッグからGM1を取り出せせば良いのです。

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この「E-M1 Mark III+7-14mm F2.8 PRO」「GM1+LUMIX G VARIO 35-100mm」を納めたフォーカスの重量ですが、1889gと2kgを切っています。以前のOM-DとPROレンズ2セットが2.24kg、旧フォーカス(350g×2個)を合計するとほぼ3kgありましたが、1kg以上の軽量化と大幅なサイズダウンに成功しました。

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ちなみに次の写真はどちらも12-100mm画角をカバーするシステム。センサーの世代やレンズ性能の違いもあるので、決して同じ画質で撮れる訳ではありませんが、同じフォーマットの同じ焦点距離でこれだけ違うアプローチができるのも現在のマイクロフォーサーズシステムの面白さでしょう。当然ですが、ボディとレンズを入れ替えても全く問題なく撮影できます(全てのレンズに手ブレ補正も内蔵されている)。

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GM1は完璧なカメラではないけれど

正直に言えば徹底的にコンパクトさを追求したGM1の操作系は、決してアウトドアで使いやすいものではありませんし、しばらく使ってみましたが画質でもやはり旧世代感は否めません(Adobe Camera RawでRAWは読めるものの、カメラマッチングプロファイルは非対応なのも地味に切ない)。

当初はGX7MK2と同世代のセンサーかと思ってましたが、どうもGX7MK2ほどは写らない。気持ちノイジーというか階調感が低いというか…… 気のせいなのか、まだ上手く使いこなせてないだけかもしれませんが。

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GM1で撮影。悪くはないのだけども……

それでもこのコンパクトさは何にも代えがたいですし、GM1にないボディ手ブレ補正にしても、G VARIO 35-100mmのレンズ内手ブレ補正がカバーしてくれるので、なかなか相性の良いコンビだと思われます。

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手ブレ補正は新しい「POWER O.I.S.」でなく「MEGA O.I.S.」

防塵防滴のないカメラ&レンズなので、OM-D同様の環境で使える訳ではないですが、あくまでメインのカメラのフォロー的な役割なので、「必要なときは望遠も撮れる」という安心感があることが重要!?

標準画角はごっそり抜けてるけど……

これまで2台のOM-Dで組んでいたシステムでは14mm相当から200mm相当まで抜けがなく、さらに24〜28mm相当の間は被っていた状態。しかしながら、7-14mmと35-100mmとなると広角ズームの望遠端である14mmと望遠ズームの広角端である35mmの間は抜けています。

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35mm判換算14mmから200mm相当まで抜けのないコンビ

実際に使う焦点距離で考えてみると、35mm判換算で35mm相当から65mm相当あたりまで、つまり標準画角の美味しい部分がごっそり抜けている状態です。

最近は40mm相当のカメラやレンズが相次いで発売されていたりで、確かに標準ズームでもよく使う画角ではあるのですが、28mm相当と70mm相当が使えるならばその間はトリミングなり足で動くことである程度はカバーできそうです。私にとっては広角ズームの範囲と、70mm相当からの中望遠、さらに200mm相当の望遠が使えることが重要(望遠はいくらあっても困らないですが)。

同じ立ち位置から、2台のカメラと2本のレンズの広角端と望遠端で撮ってみたテスト。これが総重量2kg弱のカメラバッグに収まったシステムで撮れるのは、なかなかワクワクします。

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M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO:7mm&14mm

 ↑↓この間が使えない画角。あればそりゃ嬉しいですがまあなんとかなる気がします(?)。

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LUMIX G VARIO 35-100mm / F4.0-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.:35mm&100mm

広角ズームレンズを8-25mm F4.0 PROにしたらさらなる軽量化もできて、死角はほぼなくなるのかもしれませんが、今度はF2.8の明るさを失うことになしますし、なかなかシステム選びとは難しいものです。

ワクワクして使う前から記事にしちゃった

今後も余裕のある山行では以前通りE-M1 Mark II / IIIの2台持ちを選ぶこともあると思いますが、せっかく作った新たな2台持ちシステムは積極的に試していきたいところです。まだ実戦投入もしていないのに、ワクワクしてきたので思わず記事にしてしまいました(笑)

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