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タフで高品質な旅行ポーチ、GRAVELトラベルポーチを試している

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旅行用ポーチ「GRAVELトラベルポーチ」を使ってみたので、ファーストインプレッションをまとめておきます。輸入元の(株)ハンズエイドさんより製品を提供頂いてのモニターレビューとなります。


GRAVELトラベルポーチ

アメリカのスタートアップ企業、GRAVELの製品を使うのは今回が2回目となります。以前モニターさせて貰ったポケッタブル・ブランケットは歩ける毛布&腰巻きとして毎冬便利に使わせて貰っています。

今回試してみたのは旅行時の小物を収納するトラベルポーチ。いわゆる「バッグインバッグ」的な収納バッグです。以前から発売されているSLIM、PLUSに加え、最新のMAXの3サイズを今回モニターとして送っていただきました(MAXは現在クラウドファンディングが実施中です)。


全米で3億円以上の支援を集めた人気アウトドアブランド「GRAVEL」の新作ポーチ、Makuakeにて予約販売開始|株式会社ハンズエイドのプレスリリース
旅行、キャンプ、出張のお供に。超多機能なトラベルポーチgravelMAX誕生!|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス

1〜2泊程度の小旅行にちょうど良さそうな「SLIM」、一回り大きい「PLUS」は2週間程度までの旅行を想定、さらに最大サイズの「MAX」は2人分3〜4週間分の旅行を意識したサイズだそうです。

この辺りは発売元であるアメリカの休暇や旅行の感覚かもしれませんが、2週間を越える旅行なんて普通の日本人にはあまり縁がないでしょう。私にしても1週間を越える旅行でも、人生で数える程しか経験がありません。ということで、せっかくモニター品を使わせて貰っているものの、本来想定されている使い方ができてないことを最初にお断りしておきます。

それでもこのポーチを生かせそうな使い方を考えながら使ってみたので、そんな切り口での紹介となります。

各ポーチの基本スペック、保証について

3モデルのサイズ、容量、重量などのスペック比較は以下になります。1.5LサイズのSLIMから1サイズ上がると容量が倍々になって、MAXは6Lの容量があります。
各サイズ実際に手にとってみると、見た目の割に思いの外軽くて各部の質感も上々です。

モデル トラベルポーチSLIM トラベルポーチPLUS トラベルポーチMAX
外寸 22.8×12.7×5cm 25.4×15.2×7.6cm 28cm×15.5cm×12cm
容量 1.5L 3L 6L
重量 200g 350g 380g
ポケット数 6 8 8
付属ポーチinポーチ × 1個 1個
色はブラックとサンド(薄いベージュ系)の2色

共通スペックとして、バッグの外側に使われているのは撥水性があり傷に強い「クオリーポーリー」という素材(当初はターポリンだったようです)。内側はPVCとポリエステルのメッシュポケットと水漏れを防ぐTPUのポケットの組み合わせとなっているようです。

外側のジッパーも止水タイプになっているので、外からの水は一定防いでくれますが、完璧に穴が塞がる訳ではないので、水に沈めても大丈夫な防水バッグという訳ではありません。

さらに3モデルともU字のジッパーでパカッと開くようになっていて、SLIMとPLUSは縦方向、MAXは横方向に開いた状態で、吊るす収納も可能です。これはトラベルポーチでは比較的お馴染みの仕様かと思われます。

ちなみに破損などの際はアメリカGRAVEL社が存続する限り無料交換される保証付き。国内での購入については正規代理店のンズエイドが窓口となって交換対応されるそうです。

GRAVELトラベルポーチSLIM

まずは最も小さいトラベルポーチSLIM。恐らく殆どの人は数日程度の旅行や出張なら、このSLIMサイズのポーチで丁度良いはず。

今は妻に試して貰っていますが、洗面用具や就寝時に使うメガネなどをまとめておくにはこのSLIMサイズで十分みたい。半透明の耐水ポケットは歯ブラシなどの濡れたもの、液体が漏れた際などに周りに漏れるのを防いでくれるようです。

モバイルバッテリーやガジェット小物をまとめるバッグインバッグとして使うのもアリですね。


GRAVELトラベルポーチPLUS

続いてPLUSサイズ。一回り大きくなったことで、電気シェーバーや電動歯ブラシといった少し嵩張るアイテムの収納もできるようになってます。

先日、妻と2泊旅行に出掛けた際に使って貰いましたが、思いの外使いやすかったみたい。ただし、小旅行程度に使うにはここまでの容量は必要ないようで、後日SLIMへの交換となりました。

カメラアクセサリからレンズ等まで収納できる、撮影機材のバッグインバッグ的な使い方はアリかもしれませんが、あえてこれ、という訳でもないので最適なシチュエーションを見つけるのが難しいかも。

あとはiPad mini程度の小型タブレットなら収納できるので、機内持ち込み荷物をまとめるポーチとして使うのはアリかも?(この使い方はトラベルポーチMAXにしても)

Fire HD10はギリ入らなかった…… HD8なら良さそう

GRAVELトラベルポーチMAX

そして最新のMAX。2人分の長期旅行を想定しているだけあって、なかなかの大きさがあります。

正直自分には全く使い所が想像できないバッグだったのですが、バッグインバッグでなく車移動の際の温泉ポーチとして使ってみることにしました。

車で登山に行く際は、登山用のバックパックの他に、持って行くべきか判断を迷った装備、温泉用の荷物などをいくつかのバッグに分けて車に積み込むのですが、温泉用の荷物、そして登山でも使う最低限の洗面具、メガネ、ワンデイコンタクト等をこのトラベルポーチMAXと付属の「半透明ポーチinポーチ」にまとめたところなかなかに便利でした。

登山後にバックパックからトラベルポーチMAXに半透明ポーチを移動

この半透明ポーチ、シャワーなどに持ち込む小物入れや機内持ち込みボトルをまとめておく用途を想定してるみたい。「ジップロックでも良いじゃん」なんて言ってしまうと身も蓋もありませんが、せっかく手元に2個あるのだから登山用の防水ポーチとして活用させて貰います。これがなかなか使い勝手が良い。

登山の際には最初から半透明ポーチをバックパックに入れておいて、車に戻ってきたら半透明ポーチをトラベルポーチMAXに突っ込んで温泉へ。

肩掛けできるトートバッグやショルダータイプのバッグの方が携行性は良いですが、タオルや着替えの他に、財布やスマートフォンをサイドポケットに分けて整理できますし(大きな袋に色々と突っ込むと小物がよく行方不明になってしまう)、中央の一番容量が大きいコンパートメントには濡れたタオルや衣類をそのまま突っ込めるので、意外とこの使い方はアリでした。

公共交通で移動する小旅行だとこのサイズのポーチは使い所が難しいですが、車移動ならば小物各種をまとめて整理するバッグインバッグ(バッグインカー?)として活躍してくれそうです。

使い方はユーザー次第だけど価格の高さはハードルかも?

GRAVELトラベルポーチ各サイズ、本来想定された使い方ができている訳ではありませんが、要はサイズ違いの多機能ポーチ(バッグインバッグ)なので、各々の用途で自由に使えば良いと思います。モノ自体はとてもよくできているので、ハマるシーンがあればきっと役立つはず。

気になる点があるとすればやはり価格でしょうか。ポケッタブル・ブランケットの際にも感じましたが、アメリカのスタートアップが作る製品だからなのか、現在の日本の感覚では少々高額な価格設定に感じてしまいます。

作りや素材に拘っていることは分かるのですが、トラベルポーチ、バッグインバッグとして見ると素材や止水ジッパーなどは少々オーバースペックにも感じます(好きな人には響くかもしれませんが)。格安のトラベルポーチは他にも存在しますし、価格と機能のバランスならば無印良品などにも便利な製品があります。

無印の吊るせるポーチ系は私も愛用中……

せっかくモニターをさせて貰っているので、実際に製品を手にしながら様々な使い方を検討できますが、自分が購入を検討する側になった際に、あえてこの製品を選ぶ理由は何か?と考えると、これぞという訴求点をなかなか見出だせないのも正直なところです。

このバックパック外付け方式は結構面白い使い方かも?

近々予定している旅行にも持ち出してみる予定なので、何か新たに書けそうなネタができたら適宜この記事に追記しながらご紹介して行けたらと思っています。