コーヒーが好きなので毎日自宅で飲んでいます。
我が家にデロンギのコーヒーマシン「マグニフィカS」がやってきてから1年と3ヶ月。旅行等で不在の日以外はほぼ毎日のように使っているので、使用感などまとめてみました。
- デロンギ マグニフィカS(エントリーモデル)を買った
- マグニフィカSでコーヒーを飲む際の設定など
- お手入れは毎日のコーヒーカス捨て、トレイ洗浄、月1で抽出ユニット水洗い
- 豆が重要だけどさほど拘ってはいない
- マグニフィカS、ここがいまいち
- 外であまりコーヒー休憩をしなくなりました
デロンギ マグニフィカS(エントリーモデル)を買った
長年手挽きのコーヒーミルとペーパードリップでコーヒーをいれてましたが、コロナ禍となったことで妻の在宅ワークが定着。2人ともコーヒーを飲むこともあり、昨年の6月にデロンギの全自動コーヒーマシン(エスプレッソマシン)「マグニフィカS」を購入しました。
ブラックとホワイトから選べる色はホワイトにしました。
全自動のコーヒーマシン(コーヒーメーカー)はドリップ式やエスプレッソ式といった抽出方式の違いによるもの、カプセル式のようなコーヒーの充填方法が異なるものまで様々ですが、以前友人の家で飲んで美味しかったこと、ブロガー界隈での評判などもあり「買うならデロンギのエスプレッソマシン」と決めていました。
ドリップとエスプレッソではコーヒーの味の傾向は異なるのですが、デロンギのマグニフィカSでは使う豆の量やコーヒーの濃さ、抽出量を好みの合わせて調整できるので、少量の濃く苦いエスプレッソだけでなく、自分好みのコーヒーを淹れることができます。
デロンギのエスプレッソマシンは高級機から普及機までクラス毎に色々なモデルがあり、マグニフィカSはその中でもスタンダードなラインで、我が家で買ったのは最も安価なエントリーモデル。それでも通常価格で6万円程、セール時に5万円を切るぐらいだったので、我が家にはそれなりに思い切った買物でした。
当初、ブログレポート等であまりに過剰に絶賛され過ぎでは?とも思っていたのですが、実際に1年使ってみると確かに良いものだし、もはやこれなしの生活は考えらません。
使い方はタンクに水を入れて、上部にコーヒー豆(エスプレッソ用でなくてもOK。フルシティローストより深煎ぐらいが味が安定してる)、あとはボタンを押せば全自動でおいしいコーヒーが抽出されます
マグニフィカSでコーヒーを飲む際の設定など
マグニフィカSでいれられるコーヒーは、基本的にはエスプレッソとカフェジャポーネ(ハンドドリップ風にいれるモード)の2種類のみですが、1回あたりに挽かれる豆の量は中央のダイヤルで変更できます。
エスプレッソとカフェジャポーネ、それぞれに1杯/2杯ボタンがあり、さらにエスプレッソは湯量を変更したり定量設定ができるので、豆の量と合わせて好みの濃さのコーヒーを抽出することができます。
その他、スチームとミルクフロッサーがあるので、スチームでカップを温めたり、フォームミルク、スチームミルクを作ることでカプチーノやカフェラテをいれることもできます。
エントリーモデルなので機能はシンプルですが、正直これで十分。当初は面白がってカプチーノやカフェラテを作りましたが、最近は普通のブラックコーヒーしか飲んでません。
豆量ダイヤルマックス、エスプレッソダブルで170ml抽出が基本
朝は濃い目のコーヒーをたっぷり飲みたい。ということでエスプレッソのダブル(2杯ボタン)、定量調整で多めの湯量でいれてます(いわゆるカフェルンゴ)。試行錯誤した結果、豆ダイヤルをマックス位置で湯量約170ml程度という定量設定に落ち着きました。ちなみに初期設定は1杯30ml、ダブルで60mlとのこと。
使う豆によって味は変化するので、苦味の強い豆の場合もう少し抽出量を増やすここともあります(抽出終了から2秒以内にボタンを押すと追加で抽出できる)。
夕方のラスト一杯はカフェジャポーネ
給油と蒸らしを断続的に繰り返すことで、エスプレッソマシンでハンドドリップ風のコーヒーをいれるというデロンギ独自の「カフェジャポーネ」。「ハンドドリップ風の味か?」と言われると正直違う気もするのですが、エスプレッソより少しさっぱり目に入るのと、使う豆の量も省エネなので、夕方の最後の1杯で飲むことが多いです。妻はこのモードがお気に入りのようです。
簡単にコーヒーが飲めるからと際限なく飲んでしまうのもカフェイン摂取的にマズそうなので、1日3杯程度に留めるようにしています。だいたいは午前中に上記のエスプレッソダブルを1杯、午後のスタート時にもう1杯、そして16〜18時頃にカフェジャポーネを1杯という感じ。
日によってはもう1杯ぐらい飲んでしまうこともありますが、なるべく18時過ぎに新たなコーヒーはいれないようにしています。マグニフィカSを買った当初、調子に乗って夜でもガブガブ飲んでいたら(風呂上がりのアイスコーヒーとか)、常に寝付きの良い自分でも眠れなくなってしまったので、これは良くないなと。
エスプレッソ1杯ボタンはカプチーノ、アイスコーヒー、アフォガートに
エスプレッソダブルのボタンは↑の設定ですが、エスプレッソのシングルはもう少し濃い目の設定。初期設定は30mlですが、何度か変更してるうちに倍ぐらいになっているかも。濃いエスプレッソが飲みたければ途中でボタンを押せば注湯は止まります。
アイスコーヒーはカップに氷を8分目ぐらいまでいれてからエスプレッソ。濃いエスプレッソで氷が溶けるので丁度よい具合になります。エスプレッソで作るアイスコーヒー、これがなかなかにおいしいのです。
後はたまにスチームミルクを作ってカフェラテとか、バニラアイスにエスプレッソを注いだアフォガート。美味しいのですが、アイスが溶けてくので慌ただしくて、最近はやってません(カロリーも高そうだし)。
エスプレッソをマシンから直接アイスにかけるのではなく、少し冷まして少しずつ掛けて食べる方が良さそう。
お手入れは毎日のコーヒーカス捨て、トレイ洗浄、月1で抽出ユニット水洗い
全自動のコーヒーマシンですがコーヒーかす捨てとトレイの水捨て、掃除は基本毎日行う必要があります。
特にトレイ内には微細なコーヒー粉が付着して、水洗いのみでは汚れが落ちないのでブラシやスポンジでこする必要があります。少々手間ですが、ドリップとは違って日中に用具を洗う必要がないので良いかな。
その他、フロッサーを使ったら絶対に水洗い(牛乳に突っ込む場所なので放置すると……)。さらに月イチ程度で抽出ユニットを取り外して水洗いを行いますが、これは大した手間ではないです。
さらに本体の「除石灰ランプ」が点灯したら石灰除去が必要。これは購入してから今までに2回行ってます(我が家の使用頻度で6〜8ヶ月ぐらいで出ます)。の除石灰剤は購入時に1本付属していたので、今年の8月に行った際にデロンギの除石灰剤を追加購入しました。
まあ手間といえば手間ですがドリップコーヒーでも器具の洗浄は発生しますし、調理や飲食に際しては何かしらの後片付けが発生するのが当たり前ということで。
豆が重要だけどさほど拘ってはいない
豆はドリップ時代から特に買う場所は決めずに色々な店で買ってました。買物ルートやコスパもあってKALDIで買うことが多かったのですが、マグニフィカSを買ってからはコーヒー豆の消費スピードが上がったこともあり、調布のつつじヶ丘にあるコーヒー豆専門店のパオコーヒーで買うことが増えました。
オンラインショップでも人気の店らしく、自家焙煎で渋皮や割れた豆などを含まない豆で、しかもかなり安い(なんならKALDIより安いぐらい)。だいたい1kgちょっと買って、冷凍保存して200gずつ使う感じ。
残り少なくなってきたら他の店で買って繋ぎつつ、タイミングを見て買い出しに行ってます。冷凍庫のサイズもあってあまり買いすぎるのも難しいので。
豆はフルシティロースト以上の焙煎でその時安い豆とか、気になった豆を都度適当に選んでます。
豆が違うとコーヒーの味も変わるのですが、特別これはダメとか苦手な豆がある理由ではないので、豆が変わるタイミングで味の違いを楽しんでいる感じ。
ドリップにせよエスプレッソにせよ、そこまで味の拘りはなく(酸味が強いのは苦手)いれたてならそれぞれに美味しいと思います。拘り過ぎてNG要素が増えるよりは、適度に鈍感なぐらいが丁度いいと感じてます。
マグニフィカS、ここがいまいち
良いとこづくしのコーヒーマシンですが、微妙なところもあります。
まずは、やはり毎日のトレイ洗い。そこまで大変という訳ではないですが、形が複雑なのできっちり隅々まで洗おうと思うと結構面倒。そして乾燥させるにも置き場所を取ります。あとこまめに洗っていても落ちない汚れが付着したり、意外と使い始めてすぐに使用感が出てしまいます。これは白を選んだのも大きいかも。
深入り豆を使っている場合、豆ホッパー内の豆同士がくっついて落ちて行きにくいことがあります。
マグニフィカSだから…… という訳ではないかもですが、エスプレッソ用の豆やフレンチロースト以上の表面に油分が浮いた真っ黒な豆を使う際は、結構頻繁に豆を付属の棒でかき混ぜています。
デロンギの「マグニフィカS」についてひとつ。豆がイタリアンロースト等の表面に油分の多いもの🫘だと豆がくっついてミル内に落ちていず、空回りが発生しがち。心配性なのでしょっちゅうかき混ぜてます☕️ pic.twitter.com/ZYU3mXAi5j
— OKP (@iamadog_okp) 2022年7月13日
あと朝一番のウォームアップ時にコーヒー抽出口のノズルから水(湯)が真っ直ぐ出ず、カップ受けがビシャビシャになる。以降は何の問題もなく、日中の再稼働でも何ともないのですが、一晩放置(12時間ぐらい?)してからの朝イチになりがち。恐らくノズル出口に終了時のコーヒー汚れが落ちきってないなどで(電源を切る際に自動内部洗浄は行われますが)時間が経つと最初の水の出が悪いのかと……? 水が出始めたタイミングでノズルを動かして、水が一度ちゃんと落ちれば以降は大丈夫。
あと、朝イチの起動時の内部洗浄からのお湯、最初のうち2本がくっついてしまい真っ直ぐ穴に落ちていかずこうなる(表現力…)。
— OKP (@iamadog_okp) 2022年7月13日
日中自動オフになってから起動した際は大丈夫。一晩ぐらい経つと最初だけこうなる… 個体差か? pic.twitter.com/S3772j2HtW
またミルが作動してしまった後に操作を中断すると、ひかれた豆が使われることなく、かすとして捨てられてしまう。ボタンの押し間違いなどで反射的に止めてしまうと、後悔することになります。
最後にタンクの水量がギリギリの場合、抽出途中で水不足のエラーが出て濃いコーヒーになってしまう。この場合はタンクは完全には空になってないだけに(200mlぐらいは水が残ってる)やや残念な仕様。ちなみに抽出中に水が足りないことに気付いて、タンクを強引に引き抜くと抽出が一旦停止され、水を足してタンクを戻してから抽出が再開されます。
外であまりコーヒー休憩をしなくなりました
これはちょっとまさかという感じですが、外出時にコーヒーを飲む回数が明らかに減りました。
喫茶店に限らず、チェーンのコーヒー店もファストフードもコンビニコーヒーもそれぞれに好きなのですが、以前は近場での外出時にもよくコーヒー休憩していたのが、帰ってコーヒー飲めば良いかなと思うように。
これは買物エリアに手頃な価格の美味しいケーキ屋とか、スイーツ充実のスーパー ヤオコーができたこと、さらにコロナ禍になって喫茶店などがあまりリラックスできる空間でなったこともあります。窮屈なマスク飲食ルールの中、外で休憩するよりは自宅に帰ればリラックスして美味しいコーヒーが飲めるなと。
以前は、毎日在宅しているのが自分だけだったのでコーヒーマシンを買うことを躊躇していいましたが、夫婦で在宅勤務となった今、日々のコーヒータイムを充実させてくれるマグニフィカSは実に良い買物でした。