愛用の12-100mm F4.0 IS PROのお手入れ。保護フィルターを外してエアダスターを吹いたら、前玉の周りに付いているリング状のパーツがパカパカ動きます。マジか…… と持ち上げてみるとこんな状態。
このレンズ、先月E-M1 Mark IIのOOC+のリフレッシュ整備のついでに簡易整備に出していたものですが、これがスルーされるなんてどれだけ簡易なチェックだったの？ ……なんて思いつつ、もう1台のE-M1 Mark II（一号機）のグリップやパッキンゴム剥がれもあったので、併せて新宿のサービスステーションに持ち込みました。
オリンパス時代はショールームとサービスステーションは別階でしたが、現在はショールームのあるエステック情報ビルB1Fに統合されているようです。
状況を伝えると、ボディ、レンズそれぞれに見積もりで2万円弱の修理費が掛かるようでこれはちょっと痛い。ボディの方は仕方ないとしても、レンズについてはどうやら深刻な破損という訳でなく、ビスなどを隠すためのデコレーションリングが剥がれているだけのようで（両面テープ3箇所で止めてるだけみたいです）、どうやら防塵防滴にも直接関係する部分ではないそうです（普段はレンズ先端に保護フィルターも被せていますし）。
ということでレンズはそのままお持ち帰りにして、こちらの両面テープを買ってきました。
元から付いている両面テープのうち、2箇所の粘着力がかなり落ちていたようなので、古いテープを剥がして貼り直し。リングをはめ込む位置は特に溝などで決められている訳ではないようなので（テープが貼れる場所は3箇所あります）、元の位置と同じような感じに貼ります。リングに一箇所だけある溝はズームの駆動時に空気を抜くための穴なのでしょうかね。
ということで修理（？）完了。簡易整備にも出したばかりですし、今回はたまたま見逃されただけで、他の部分はちゃんと見て貰えていると信じることにして、使い続けてみることにします。
それにしても強力な防塵防滴で知られるオリンパス OMDSのPROレンズですが、フィルターを使わない運用ならば常に剥き出しになっているパーツが両面テープで固定されているだけなのは少々意外な気がしました。その方がメンテナンスがしやすいのかもしれませんし、分解整備などが入る場合は、その都度テープを張り替えているのでしょうね。
私の12-100mm F4.0 IS PRO、2016年に発売されてすぐ購入したものですが、実は2018年に一度修理の際に新品交換されているので、持っているPROズームの中では比較的新しめの個体です。
PRO大三元は最も最後に買った7-14mm F2.8 PROですら2015年のことですし、簡易整備には順番に出しているとは言え分解点検をしている訳ではないので、いつ故障してもおかしくないかも……。相変わらず他に変わるシステムもありませんし、必要であれば修理や買い替えも覚悟しつつ、大事に使い続けていく予定です。
せっかく、新宿のショールームに行ったので、気になってたM.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROを触ってきました。確かにズーム域は魅力的ですし、沈胴機構も思った以上には使いやすかったです（伸ばした瞬間、勢いで広角端を少し通り過ぎてしまうのが気になりましたが……）。
ただし、重量については7-14mm F2.8 PROとの100g差が思ったほどでもなく。一方で広角端7mmと8mmの差は思ったよりもファインダーを覗いてすぐ分かるレベル。やはり今は無理に買わなくてもいいかな…… という結論。7-14mm F2.8 PROに何かあった際には再度検討してみたいと思います。
ところで本日OMDSが発表したオンラインイベントのテザーサイト。10月27日、来週の水曜日の21時間に何かしらの製品発表（？）が行われるようです。さすがにここまで勿体つけて先日開発発表された2本のレンズの話だけということはないと思われますし、そろそろE-M1X/Mark IIIを一新するような新型ボディの発表を期待したところです（「OM-1D」なんて名前の噂もチラホラ聞こえていますが……）。
