I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

もしかしたら夢だったような気もするけど確かにあった「なっとろ丼」

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今週のお題ぐるなびお題「思い出のレストラン」
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/gnavi201503

かれこれ15年以上は前のことでしょうか。都心の職場で働くようになってしばらくした頃、よく通っていたお店があります。場所は六本木、まだ今の東京ミッドタウンがある場所に旧防衛庁があった頃でしたっけ。他にもマニアックなCDの揃っていた六本木WAVEなども在りし日のことで、ランチを早く切り上げては… とこれは余計な話。

今も昔も、女子たちが出待ち、入り待ちをしている六本木スタジオの近くにあった和牛の焼肉屋、というかホルモンのお店。名前は確か「すなみな亭」だか「ホルモン亭」だったか…? どちらの名前で検索しても、当時の六本木にあったこのお店の情報が出てこないので、あまり自信もありません。
夜にも何度か行ったことがあるのですが、それはそれは美味しいお肉が食べられるお店でした。当時の私はまだ23、4だったかと思うのですが、ワサビを付けて食べる和牛なんて初めての経験。今もってあの頃食べた和牛に勝る感動は… ってこれも少し違う話だ。

さて、そのすたみな亭だかホルモン亭だかは、ランチ営業もしてまして、当時週2日位のペースで通っておりました。夜の焼肉系メニューとは全く違って、丼(どんぶり)だったり定食に、暖かいうどんかざるうどんが付いて来るセットがいくつか選べたような。価格は確か850〜1000円位。まだ給料も安かった当時の私にはちょっとキツかったけど、付近のお店と比べたらそれなりに良心的な価格でした。
ランチのメニューは何を頼んでも美味しかったですが(うどんも美味しかった)、中でも一番記憶に残っているのが「なっとろ丼」。最初、何かと思ったのですが、名前から想像が付くとおり「納豆+とろろ」を混ぜたものが、ご飯にかかっている丼です。その「なっとろ」には刻んだ白菜の漬け物が混ぜられていて、ネバネバの中にシャグシャグという小気味良い白菜の歯ごたえがアクセントになっておりました。

毎回このなっとろ丼を食べていた訳ではないのですが、同僚たちとこの店に行くときは「なっとろ行こうぜ」「今日はなっとろの店かな」みたいな会話をしていた記憶があります。いつの間にこの店も閉店してしまい、当時の同僚達は会社を去り、その後は同じようなメニューを食べさせてくれる店にも出会っておりません。
ネットで検索しても、当時のなっとろ丼について書かれたものは見つかりませんし、本当にそんなお店やメニューがあったのだろうか?なんて気すら…。

確か、数年前に自分で再現メニューを作って、それをブログに乗せた記憶もあるのですが、その記事すら見当たりません(笑) これは、「もしかしたら本当に夢だったのでは?」と自分を疑いかけた所で、フォトライフに写真が1枚残っているのを発見しました。(記事を断捨離したはてなダイアリーの頃に書いてたみたいですね)

六本木で食べてたのとはやや違いますがそこは思い出補正で。
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確かになっとろ丼はあった!

どうでしょう、見る人によっては美味しそうには見えないかも? 味を知ってる私にはとても魅力的な丼です。またそのうち作ろう。