秩父に龍勢祭りを見に行った翌日の昼ご飯です。
龍勢祭りのあった日曜日は秩父の義実家に泊まったのですが、翌日秩父を発つ前にこちらに寄っていくことにしました。そう「珍達そば横瀬店」です。
「関東甲信越で有名な珍達そば」は2店舗ある!?
9月に秩父を訪れた際に食べに行った、御花畑駅前の「珍達そば団子坂店」。ごま油の香りが印象的な、普通の醤油ラーメンとは異質の不思議な(それでいて美味しい)ラーメン。そんな「珍達そば」は、実は秩父地方に2店舗(秩父市と秩父郡横瀬町)あるのです。
団子坂と横瀬、2つの「珍達そば」。それぞれ本店・支店や兄弟店という間柄ではないそうですが、元を辿ると同じルーツに行き着く2店なのだそう。なにやら複雑な事情がありそうですが、それについてはあえて詮索しません。ちなみに、元祖の珍達そばからの直系と思われるのは、横瀬の珍達そばのようです。
そんな珍達そば横瀬店の場所ですが、西武線の横瀬駅からは徒歩だと20分近くかかる距離。一般的には車で訪れることになるかと思われます。
営業時間も火曜日〜日曜日(月曜定休)の11時〜13時50分までと、やや変則的ですので注意。この日は月曜日でしたが、祝日(体育の日)ということもあってか、営業していたようです(事前に電話確認しました)。あと、「店内撮影はご遠慮ください」「スマホ写真は短めに」との注意書きが各所に貼られていたので注意しましょう。
確かに同じ系統の「珍達そば」だけど違う!
注文したのは当然「珍達そば」の並盛り(650円)。ネギと豚バラ、ストレートの細麺にごま油の香り、確かに団子坂店と同じ系譜と思われるラーメンです。しかし、スープの雰囲気が随分と違うようです。色は若干濃いめで多少のとろみもあるようです。
ごま油の香りも団子坂に比べ控えめで、スープに浮いてる油の量も少ないでしょうか。ネギも柔らかく煮込まれていて、より煮込みラーメン的な色が濃いかもしれません。味の違いは… うーん、交互に食べ比べた訳でないので具体的には表現できませんが、「同系統だけど、かなり味が違いますね」と(笑)
日頃、家系ラーメンや二郎系など濃厚なラーメンばかり食べていると、甘味のある優しいスープに面食らってしまうかもしれませんが(東京系の醤油ラーメンとも違います)、ラーメンとは別カテゴリの「珍達そば」だと思って楽しんでくださいませ。客層や義実家の反応を見ても、特に上の世代からは昔ながらの地元の味として愛されてるように感じました。
営業時間が短いせいか、ラーメン以外のメニューは少ないです(餃子もありません)。私は炒飯を一緒に頼んだのですけども、こちらは正直微妙でした。
団子坂店と横瀬店。ラーメン自体はどちらの方が… という感想はありませんが(妻は団子坂の方が好みだったようです)、サイドメニューの差、特に団子坂店のご飯に付いてきた大根のぬか漬けがポイント高いので、私は団子坂店推しとさせて頂きましょうか(笑)
参考:珍達そば団子坂店の「珍達ラーメン、餃子、ご飯」
ログハウス風の欧風料理レストラン「モンシャーレ」
最後にもうひとつ、秩父のグルメ小ネタをご紹介。龍勢祭りを見た後の夕飯に入った、西武秩父駅近くの欧風レストラン「モンシャーレ(Mon Chalet)」。秩父生まれな私の奥さんが、子供の頃から食べに来ていたレストランなのだそうです。
場所は有名な豚みそ丼の「野さか」のはす向かいあたりになります。西武秩父駅からは余裕の徒歩圏内です。
ログハウス風の外観と、店内には山好きのお客さんが撮ってきたというヒマラヤの山々の写真が飾られています。ガッシャーブルムにダウラギリ等々…。ちなみに、こちらの店のオーナーさんは、雲鳥山荘のオーナーと兄弟なのだとか。山好きには色々と気になるレストランですね。
私が頼んだ「ポークソテーしょうが焼オニオン添え(735円)」。旨味たっぷりの柔らかいもも肉のポークジンジャーにたっぷりの玉ねぎ。これはもう間違いありませんね。この他にはカボチャのスープ(326円)とご飯(210円)をオーダー、十分にお腹いっぱいになりました。
奥さんが子供の頃から好きだったという「若鶏肉のクリーム煮(735円)」。柔らかく煮込まれたチキンがタップリ、優しい味のホワイトソースです。
その他、義母の頼んだ「ポークカツレツミラノ風」なども少し頂きましたが、どれも懐かしい感じの本格洋食で、ほっとする味。給仕のおばちゃんも個性的で楽しかったな。ご主人とも少しお話ししましたが、昔は銀座の店で修行をしていたのだとか。
実はこの日の夕飯、龍勢祭りの桟敷席にて少々飲み過ぎ、食べ過ぎで胃が疲れていたこともあって(笑)、せっかくのお料理を上手い感じにレポートできません。次回、改めてちゃんと食べにきて再報告できればと思います。