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はじめてのノクトン:Voigtlander NOKTON 25mm F0.95が飯用レンズになってしまってる…

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4月の後半に手に入れた「Voigtlander NOKTON 25mm F0.95」。コシナが製造販売するフォクトレンダー(Voigtlander)ブランドの単焦点レンズです。

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このレンズレビューの作例として使えそうな写真が一向に貯まらないことに痺れを切らし、無理矢理に記事をまとめてみました。

MFの標準単焦点「Voigtlander NOKTON 25mm F0.95」

「NOKTON(ノクトン)」はフォクトレンダーのレンズの中で、開放F値がF1.5よりも明るいレンズに与えられるシリーズ名。中でもマイクロフォーサーズ用のノクトンシリーズはF0.95という開放値の明るさを持つことで、とかく「ボケにくい」と言われるMFTのセンサーサイズでも大きなボケを実現したレンズになっています。

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手に入れた経緯ですが、パナソニックのLEICA DG 15mm F1.7買ったことで、使わなくなったオリンパスの25mm F1.8を一度手放してしまったのですが(いいレンズですが普通過ぎるんですよね)、結局標準画角のMFT用単焦点レンズが必要だな…と。
そんなタイミングで、Twitterのカメクラ界隈より当該レンズをお借りてしまい(押しつけられたとの噂も?(笑))、有り難く試させて貰っていたらまんまと同じ物を買い求めていたオチです。

なので、届いた直後に撮ったこの辺の写真は借り物ノクトンで自分のノクトンを撮ってます。ボケ過ぎてブツ撮りとしては問題ありすぎですけども(笑)

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付属のレンズキャップは直接付けられるものと、レンズフード装着時に使える2種類。普段レンズキャップは使いませんし、ねじ込みタイプの金属フードを使うこともあり、外観に影響が大きい保護フィルターは付けていません。

レンズフードは付属のものがやや大きいので、当初は穴あきタイプに交換したりしてましたが、最近はまた付属のものに戻してしまいました(ただの気紛れです)。

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マニュアルフォーカスレンズの非通信レンズ

MFTの25mmなので35mmフィルム換算で50mm相当の画角。いわゆる標準画角の単焦点レンズになります。電子接点のないマニュアルフォーカスレンズなので、EXIFデータにレンズの名前や絞り値は記録されません(E-M1 Mark IIの「レンズ情報登録」を使えば、レンズ名を記録することは可能)。

私は現在この他には非通信レンズを使ってないので「最近撮影したレンズ不明データ=NOKTON 25mm」として判断できますけども…(笑)

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主に組み合わせているカメラボディはOM-D E-M1(初代)かGX7MK2。OM-D E-M1 MarkIIで使ってないのは、特に拘っている訳でないのですが(基本別のレンズが付いてますし)ノクトンはサブ機に付けて遊ぶレンズという感覚なので。

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MFレンズなので、ミラーレスカメラのMFアシスト機能の拡大フォーカスやピーキングを使うことになりますが、拡大フォーカスは個人的にあまり使わなくてピーキングで合わせてます。ピーキング表示はパナソニックよりもオリンパスの方が見やすい印象ですが、使いやすいのはパナソニック(GX7MK2)の方でしょうか。

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このNOKTON 25mmは絞りが無段階に変更できる(動画対応)Type IIが後発で登場していますが、私が購入したのはI型の方。絞り意外の光学性能は同じでType II比で20g程軽量(410g)です。現行品はType IIなので市場在庫か中古を探すことになります。

テーブルフォトにばかり使ってる…?

50mm相当の標準単焦点といえばやっぱりスナップ。街歩きお散歩レンズとして活躍して貰うつもりで使い始めたのはいいのですが、そもそも私はあまり街歩きやスナップをあまり撮らないのでした(笑)

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レンズを手に入れてすぐの「くらやみ祭」では活躍してくれたのですが、その後スナップ用途に使われた形跡は殆どありません(?)。

しかし出番自体はかなり多くて外食から普段の食卓などまで、食事の写真はほぼこのNOKTON 25mmで撮っているようです。テーブルフォト全般に使いやすいこともあり、このブログでも食事の写真の他に最近のレビュー記事の写真の殆どがこのレンズで撮ったものだったりします。

少し前までこの手の用途はLEICA DG 15mm F1.7が最も活躍してくれたのですが、やはり30mm相当の画角はそれなりに広角のパースが付いてしまいます。

そんなこともあって改めて標準レンズの素直な画角が使いやすく… ってこの「広角←→標準」の堂々巡りを何度もしている気がします。結局どちらも必要なんですよね。

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で、気付いてみたらNOKTON 25mmで撮ったレンズは殆ど飯写真ばかり。レンズレビューの作例って感じにはなりませんが、とりあえず溜まる一方なので放出しておきましょう。

NOKTON 25mm F0.95で撮ったほぼ飯写真

何も食事の写真をそんなにボカさなくても… というものも多いですが、F0.95という明るさはやはり強烈でつい多様してしまうのです(ボケた飯写真ばかりTwitterにアップしてたら「もっと絞れ」と怒られたw)。

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ちなみにF0.95はフルサイズ換算だとF2位のボケ量と同じ位なはずで、50mm F1.8の所謂撒き餌レンズと同じ位になると思われますが、ノクトンの開放は柔らかくふんわりした描写になるので(オールドレンズ的?)になるので、以前使っていたソニーの50mm F1.8などよりもボケてる印象はあります。

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F2位まで絞るとそこそこクッキリした写りにはなりますが、あえて開放付近のふわふわ描写を楽しみたくなるレンズ。オートWBで撮っていると暖色寄りに転びがちな印象もあるのですが(RAWで補正しています)、これがレンズの癖なのかはよく分かりません。

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あとは開放ではかなり周辺部の歪みが目立つので直線を撮ると気になりますが、これも飯を撮ってる分にはあまり気になりません。周辺減光も開放付近で多少あるようですが、これも飯写真では(以下省略

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ピントが浅すぎて失敗することも…

まああまり開放でばかり飯を撮っていると後で使えない写真ばかりになってしまって後悔することも…。あまり斜めや横方向から撮ってピント面を浅くし過ぎてしまうと、食材など何が写っているのだか分からなくなってしまいます。

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スナップなどを撮る際は最初から少し絞っておいた方が良いでしょう。F2でFFのF4換算の被写界深度だと思うと(FF 50mmでのスナップはF4位から試すことが多かったので)、2段分明るいシャッター速度で撮れるというのはMFTならではの強みですね。

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そしてはやはり50mm相当は飲食店のカウンターなどでも使いやすい画角で、さらに最短撮影距離が 0.17mと寄れるのもMFTならではの強み。

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F0.95の明るさは飲食店はもちろん自宅の食卓でも活躍してくれて、常にリビングには NOKTON 25mmが付いたカメラが置いてあります。

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こちらの飲食店(イナキッチン@稻城)は店内の照明がかなり暗い場所なのですがこの通り。この感じだと開放から1段位は絞っているでしょうか?

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ロージナ茶房の記事でもかなり使っていますが、他の人が使っているノクトンもよく目にする気が…?

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ブログ記事に使うような写真でもつい使いがち。バターチキンカレーを作った翌日に、焼きカレー(カレードリア)を作る一連の流れを記録して、あとでブログの記事にしようかと思っていましたが、面倒臭くなったのでやめました(笑)

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明るいのでブログ用ならストロボいらずで十分撮れますし、標準レンズでここまで寄れるってなかなか有り難いですよね。

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AFじゃないのでこのようなシーンでの片手撮影は苦手なのですが、先に距離指標でピント位置を決めておいて、マクロ撮影のようにカメラを動かしながら撮ればOK。

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以上、今回は飯写真ばかりになってしまったNOKTON 25mmのファーストインプレッションですが、次回こそ食事以外のスナップを撮りだめて、ご紹介できればなと思います(でも飯写真は増え続ける…)。

Voigtlander NOKTON 25mm F0.95が使われている記事