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今年こそカメラ防湿庫を導入すべく場所を作ったり機種を選定したり…

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毎年、梅雨時期になると「欲しい欲しい」言ってる気がするカメラの防湿庫。ドライボックス+乾燥剤を定期的にレンチンしたり、入れ替えるのもいい加減面倒になってきました。さらに1年前よりもカメラもレンズも確実に増えていて、これ以上ドライボックスを増やしていくのも効率が悪いのです(置き場所も取るし、出し入れも手間なのです)。

既に梅雨に入ってしまいましたがようやく重い腰を上げて、防湿庫を導入するための準備をこの週末スタートさせました。

防湿庫の置き場所を作るためにまずは部屋の断捨離から…

まずは、小型でも旅館の冷蔵庫位ある防湿庫を設置するためのスペース確保から。対象となったのは自室のこのエリア。コの字ラックにテレビやステレオ、アナログ放送時代のHDDレコーダーなどを設置しているスペーです。

自室は普段の作業部屋でもあるのでテレビを見ることも殆どありませんし、もう処分してしまうことにします(必要になればMacにTVチューナーでも繋げればいいなと)。
ステレオの置き場所だけ少し考える必要がありますが、コの字ラック分(だいたい幅90cm、奥行き40cm程)のスペースを開けることに成功しました。これなら間違いなく防湿庫が置けます。ラックはそのまま粗大ゴミでなく、奥さんがクローゼット内の仕切りに使うそうで一件落着(私も実は同じ使い方しています)。

ちょっと部屋が広くなったようで、一瞬このまま空いたスペースをキープしたくもなりま、ここは初志貫徹で防湿庫導入の方向で突き進むことにしましょう。

初めての防湿庫、どれぐらいのサイズが必要?

さて、現時点でどの程度のカメラ機材を防湿庫に入れる必要があるか、少し書き出してみましょう。自室から運び出したコの字ラックの上にまとめてみました。


  • 一眼レフ/ミラーレスカメラ
    • OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
    • OLYMPUS OM-D E-M1+バッテリーグリップ
    • OLYMPUS PEN Lite E-PL7
    • PENTAX K-S2
    • SONY α7+バッテリーグリップ
  • 交換レンズ
    • OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
    • OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
    • OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
    • OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
    • OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
    • OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
    • OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
    • OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
    • Kowa PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT
    • SONY SEL2870
    • SONY SEL50F18F
    • PENTAX smc PENTAX-DA L 18-50mm F4-5.6 DC WR RE
    • PENTAX smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL
    • PENTAX smc PENTAX-DA 50mmF1.8

持っていたはずの機材が見当たらないのは… お察しください(笑)

私の機材はミラーレスカメラ中心なので全体的にコンパクトなものが多いですし長玉系も殆どありませんが、並べてみるとそれなりの数です。できれば一眼以外のコンデジやアクションカメラ、ストロボなどもまとめて収納でしたい。防湿庫のサイズに関しては少々奮発してもいいかもしれません。
参考までに、普段拝見しているカメラマン、ブロガーさんが使っている防湿庫もリサーチしてみることにしました。皆さん、60Lクラス、80Lクラス、100Lクラスと使っているサイズは様々、どの記事も非常に参考になりました!

私の機材量だと頑張れば60Lでも詰め込めそうですが、ボディにレンズを付けた状態で収納することや、頻繁な出し入れをストレスなく行うならば、やはり80〜100Lクラスで選ぶのが良さそうです。ちなみに上の写真の白いラックのサイズが、さっくり見積もると防湿庫の棚板換算で3枚弱だと思うので、最低3段から4段位は見ておくと良さそう。

定番2メーカーかコスパの高そうなメーカーか?

防湿庫は「東洋リビング」と「トーリ・ハン」という国産2メーカーが大定番。その他にも、「IDEX」や「ハクバ」「アイポー」「HOKUTO」といったメーカーが、先の2メーカーと比べると比較的コスパの高い防湿庫を出しています。
ネットのレビューなどを見る限り防湿性能自体にそこまで大差はないようですが(?)、防カビ、抗菌、脱臭に効果のある「光触媒」の搭載や、防湿方式にも「乾燥剤吸着式/ペルチェ式」といった違いがあるようです。後は細かな作りの差だったり、棚が固定だったり引き出しになってたりと、メーカー、防湿庫のグレードによって微妙な違いがあります。

予算は安いに超したことはありませんが、(恐らく)長く使うものですし安物買いの銭失いにはなりたくない。ネットレビューなども見つつ、以下の5製品までしぼってみました。

東洋リビング ED-80CATP/トーリ・ハン H-80D-MII

東洋リビングの3段80Lクラス(77L)。価格はやや高めですが、サイズ、性能などを考えたらバランスは良さげ。手持ちの機材を全て突っ込むことはできそうですが、余裕はそこまでないかも? 同クラスでトーリ・ハンからは「H-80D-MII」が出ていて、価格も同じぐらい。スライド引き出しになっている東洋リビングが良いか、棚は固定式だけど(その分安定感に定評アリ)湿度計がデジタルのトーリ・ハンが良いか…?

IDEX D-strage DS-103M

コスパの高そうなIDEXの100Lクラス。あまり背の高い防湿庫は狭い部屋で圧迫感がありそうなのと、耐震対策なども少し気になります。このIDEXの防湿庫は他メーカーの4段タイプに比べると、やや低めの76.8cmという高さ。恐らく棚板の間が狭いのだと思いますが、私の機材は小型のミラーレスが中心なのでかえって無駄な隙間ができなくて良さげです。

トーリ・ハン H-115WD-MII

色々調べてみると小型冷蔵庫のような縦型だけでなく、横型の防湿庫もあるみたい。100Lサイズを越える114Lという容量は広すぎる位で、当然占拠スペースも縦型の2倍近くになってしまいますが、50cm程度の控えめな高さと80cmという横幅があれば、上にステレオなどを設置することも可能です。処分するコの字ラックより少し横幅が狭い位なので、スペース的にも問題なし。問題は5万円を超えてしまう価格でしょうか…。

HAKUBA KED-85W

「横型いいなぁ…」と思い始めた所で、そこまで大きすぎないワイドタイプ85Lの防湿庫を発見。カメラアクセサリではお馴染みのハクバ製です。数字的には問題ない85Lですが、棚板が真ん中に1枚のみの2段というのはやや収納量がギリギリな気もします。恐らく手持ちのレンズは全て縦置きできると思うので、入りきらないということはなさそうですが、できれば3段にして頂きたかった…。Amazon.co.jp限定のようなので棚板の追加ができるかも、ちょっと不明です。
頑張ればステレオの台としても使えそうな横型のミニマムサイズというのは魅力ですが、肝心の収納で不満が出てしまいそうなのが気がかりです。

* *

メーカー/型番 容量 外形寸法 重量 参考価格 備考
東洋リビング ED-80CATP 77L 423x611x408 14kg ¥35,351 光触媒/スライド棚
トーリ・ハン H-80D-MII 76L 400x674x384 12kg ¥34,942 光触媒/棚固定
IDEX D-strage DS-103M 100L 380x768x390 14kg ¥32,000 大容量/高コスパ
トーリ・ハン H-115WD-MII 114L 805x522x384 20kg ¥51,843 横型/大容量/コスパ悪
HAKUBA KED-85W 85L 580×500×350 17Kg ¥32,755 高コスパ/2段のみ

実はもう購入済だったりして…

さて、この日記を更新した現在、実は上記のリストの中から1つに絞って注文を済ませてしまいまいた。実際私が選んだ防湿庫は何だったのでしょう…。設置、実際の使い心地などについては、また改めてレビューしたいと思います。

追記:防湿庫が届きました。トーリ・ハン H-115WD-MIIです。


皆さまも、これからの高温多湿な日本の梅雨&夏に向けて、適切なカメラ防湿を! 防湿ケースを使った簡単な湿気対策などは以下の記事も参考にしてみてください。

ちなみに私は少し前に、今年用のシリカゲルを買ったばかり(しかもこれまでよりサイズの大きい20g×20個)。なんて無計画なのでしょう!

そして、本日午後から東京地方は雨の予報となっています。休日の雨、これはもうアジサイ撮りに行くしかないでしょう!?

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