2015年1月、オリンパスのフォトパス会員向けにスタートした「オリンパス オーナーズケアプラス」。オリンパスのデジカメユーザーに向けて「専用窓口の設置」「診断サービス」「レンズ貸し出しサービス」などを行う有料のサポートサービスです。
このオーナーズケアプラス、個人的には特に必要ないと考えていましたが、昨年末に発売され私も愛用しているOM-D E-M1 Mark IIのユーザーに向けた「E-M1 Mark II専用メンテナンスパッケージ」>3年間延長し、さらに定期診断やリフレッシュ整備までを含むサービスになっていたので、ずっと検討していたものでした。
今回、記事タイトルの通り本プランに加入してみたので、そのサービス内容などについて紹介してみたいと思います。
- 1年毎の定期診断+消耗部品交換のオーバーホール付き
- メンテナンスパッケージはメーカー保証が切れた後でも加入OK
- フォトパス プレミア会員期限が2年延長される
- オリンパスオーナーズケアプラスを購入すると…
- オリンパスオーナーズケアプラスが登録されました
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1年毎の定期診断+消耗部品交換のオーバーホール付き
以前はオリンパスのオンラインショップで発売直後のカメラ機材を購入した場合、3年保証が付いていることも多かったのですが、現在は通常の1年間のメーカー保証のみ…。
初代OM-D E-M1では購入から1年後にセンサーユニット交換などもありましたし(保証期間での無償修理でした)、私の場合はアウトドア環境での使用が多いので、1年おきの定期診断が受けられるこの「オリンパスオーナーズケアプラス E-M1 Mark II 専用メンテナンスパッケージ」は延長保証代わりとしても魅力的に感じます。
オリンパスオーナーズケアプラス | オリンパス
さらに、3年目には実質オーバーホールとも言えそうな、分解清掃から必要に応じて防水関連部品やシャッターユニットの交換などを行ってくれる「リフレッシュ整備」が用意されています。これらを含めて診断開始から3年間、メンテナンス保証期間として自然故障について保証されるそうです(=3年の延長保証と同義)。
メンテナンスパッケージはメーカー保証が切れた後でも加入OK
このメンテナンスパッケージ、もちろん購入と同時に加入(購入)することもできますが、なんと購入から1年以上経ってメーカー保証が切れた後でも加入が可能。
同様の購入後に加入できる延長保証のAppleCareなどと比べても、かなり緩い加入条件になっているようです。その場合、メンテナンスパッケージの購入直後に初回の定期診断を行うことになり、3年保証がスタートするイメージです。
<製品 (カメラ本体) と同時期購入のイメージ>
<製品 (カメラ本体) 購入から1年6ヵ月後にメンテナンスパッケージ購入のイメージ>
<製品(カメラ本体)購入から6ヵ月後にメンテナンスパッケージ購入のイメージ>
via: オリンパスオーナーズケアプラス | オリンパス
私の場合は昨年の12月の発売直後に購入しているので、あと4ヶ月ほどメーカー保証が残っていますが、丁度フォトパスプレミア会員の期限が8月末で切れるタイミングだったので、思い切ってメンテナンスパッケージを申し込んでみました。
フォトパス プレミア会員期限が2年延長される
…というのも、この「オリンパスオーナーズケアプラス E-M1 Mark II 専用メンテナンスパッケージ」(長い!)には、フォトパスのプレミア会員料金2年分(6,048円)が含まれます。そもそもこのパッケージがフォトパスプレミア会員向けのサービスになっていて、スタンダード会員の場合はメンテナンスパッケージの価格にプレミア会員の入会金+初年度年会費がプラスされる料金体系です。
E-M1 Mark II 専用メンテナンスパッケージの価格
- 21,600円(フォトパスプレミア会員)
- 25,650円(フォトパススタンダード会員)
メンテナンスパッケージに含まれるサービス内容と価格
- 定期診断 (約 5,400円相当) × 2回
- リフレッシュ整備 (最大約 32,000円相当) × 1回
- 専用サポートデスク (無料) が利用可能
- フォトパス プレミア会員 2年間延長(合計 6,048円相当)【プレミア会員さま向け特典】
- 以下のサービス利用時における送料 (ピックアップサービス 1,620 円 / 1回あたり) が常に無料
- 定期診断、リフレッシュ整備
- オリンパスオーナーズケアプラス各サービス利用
プレミア会員の場合、最大約52,000円相当のサービスが21,600円で購入できる、というのは少々盛った表現ではありますが、初代E-M1を4年間使ってきて今も現役で使っている私の経験からも、このE-M1 Mark IIはきっちり定期的なメンテナンスを行って使い続けたいカメラ。それにフォトパス会員の継続はオリンパスユーザーを続けるならばほぼ既定路線なので、メンテナンスパッケージの購入について迷うことはありませんでした。
申し込みはWEBからで支払いはクレジットカード。残念ながらフォトパスポイントは使えません(当たり前ですね?)。
オリンパスオーナーズケアプラスを購入すると…
「オリンパスオーナーズケアプラス E-M1 Mark II 専用メンテナンスパッケージ」を申し込むには、対象となるE-M1 Mark IIのユーザー登録が済んでいる必要があります。後は申し込みページから対象機のシリアルを選んで申し込み手続きを行います。
画像データで対象カメラ購入日の確認を求められます
WEB上から申し込み行うと自動返信で、カメラ購入確認の画像データを送ることを求めるメールが届きます。これは診断スケジュールや有効期限の設定に必要な情報とのこと。
具体的には購入店舗、日付、金額の分かる納品書又は領収書、そして保証書の画像データの2点です。つまり、中古品を購入した場合、メンテナンスパッケージの対象になるかは少々微妙そうです(確認した訳ではありませんが)。
私の場合、購入から1ヶ月でカードスロットの不良から製品交換となっているため、保証書と手持ちの本体のシリアルが異なるというやや特種な状況。その辺の事項をメールに追記した上、画像を送付した所、翌日には購入情報の確認が取れたこと、またシリアル変更についての件も確認したと担当者の方より丁寧な返信がありました。
オリンパスオーナーズケアプラスが登録されました
メンテナンスパッケージの手続きが完了すると、フォトパスサイト内の[MyPage]→[製品登録・修理]→[オーナーズケアプラス]のページに以下のような情報が追加されます。
現在はまだメーカー保証期間なのでこれといった特典はありませんが(電話サポートは利用しないしなぁ…)、フォトパスプレミア会員の有効期限はちゃんと2年分伸びていました。今年の12月を過ぎた頃に、最初の定期診断の案内があったりするのでしょうかね。
転ばぬ先の杖
この「オリンパスオーナーズケアプラス」ですが、あくまで転ばぬ先の杖であり、もしかしたら必要ない人も多いのかもしれません。しかし、加入することにより1年おきの診断を受ける必要が発生するので、日頃のメンテナンスを怠りがちな人にとっては、トラブルを未然に防ぐいい保険となることでしょう。
特に興味がなかった「レンズ貸し出しサービス」や「カスタマイズサービス」もせっかく権利を得たことですし、何かの折には検討してみてもいいかもしれませんね。