お花の話題が続きますが、先日妻に面白そうなiPhone用アプリを教えて貰いました。
その名は「ハナノナ」、人工知能によりカメラが捉えた花の名前を判定するアプリです。
そもそも「ハナノナ」は千葉工業大学 ステアラボ(人工知能・ソフトウェア技術研究センター)が開発した、ディープラーニングにより花の名前を判別する人工知能の名称だそう。WEBサービス版が2017年に公開されていて、それを元にiPhoneアプリ版(ハナノナ app)として開発されたようです
人工知能花分類システム ハナノナ – Surface & Architecture
Hananona - Flower Recognition Service - STAIR Lab.
今まで買ってきた花の名前を調べるのに[Googleフォト]アプリ内の[Googleレンズ]機能を使うことはあったのですが、写真を撮った後での別アプリの作業だったこともあり、あまり気軽に(積極的に花の名前を調べるために)使う感じではありませんでした。
……ということで、早速アプリをダウンロード。オフラインでもアプリ単独で使え、識別できる花の種類は現在770種類とのこと。機能は全て無料で使えます。
操作方法はとても簡単でiPhoneのカメラを花にかざすだけ。
画面は2種類あって、画面下のアイコン(照準マークとカメラマーク)で切り替えます。照準マークの方は花を判別して識別する画面。フィルター精度のスライダーを動かすことで、精度の低い候補を弾くことが可能です(だいたい60〜70%程度に設定しておくと使いやすい感じでしょうか)。
そして右側のカメラアイコンに切り替えるとカメラが起動して写真を撮ることができます。その際に花の名前と精度が表示されますが、識別画面のようにフィルターが掛からないので、精度が低い(候補が多くて名前がブレる)ものは、写真を撮る間に花の名前が次々に変わってしまうことも……。
撮影した画像の確認画面では認識した花の名前と、Wikipediaへのリンクが表示されるので、改めて確認することも可能。[決定]をタップすれば、正方形にトリミングされて花の名前が入った写真がカメラロールに[保存]か、[シェア]でSNSへのアップロードも可能。
私はアウトドアや写真が好きな割に(山にも行くのに)、驚くぐらい花の名前を知りません。
なので散歩をしながら道端の雑草から、緑道の植え込みや花壇など片っ端からハナノナをかざして「なるほど……」となってます。
小さなタンポポ風でお馴染みの「ハルノノゲシ」は花でも綿毛でもしっかり100%で認識していたり、ポピー畑の色違いもちゃんと同じ花として認識します。
スミレやバラのようにや観賞用に細かな品種が沢山ある花も属として認識(個別の種類で同定してくれる花もあると思いますが……)。
もうしばらく外出自粛要請が続きそうなエリアに住んでいることもあって、買物や散歩ぐらいしか外出での息抜きができません。道端の花を愛でる程度ならば人との接触もありませんし、対象はいくらでもあります。そして有り難いことに(?)私はそれらの花の名前を全然知らない無知の塊(笑) 私が花の名前に詳しいおじさんだったら、このアプリの楽しみも半減だったかも……!? 知らないということは、これから知る喜びを持っている訳ですから。
……なんて言いつつ、調べるだけで知識として定着してなかったりもしますが、何度も調べていれば、そのうち何割かは頭に入ってくれることを期待して……。
とにかく使っていて面白いアプリなので、限られた散歩の時間がかなり楽しくなります。
このアプリを使って高山植物の名前(これも全然知らない……)を調べられるのか、今から楽しみです。
劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(フジテレビオンデマンド)
- 発売日: 2016/02/01
- メディア: Prime Video