アジサイが見頃?となっている府中市郷土の森博物館にやってきました。
週末に郷土の森博物館に行くことは殆どないのですが、この日はちょっと見たいものがあってやってきました。14時頃(17時閉園)だというのに入場チケットを求める人でこの行列。びっくりした。
郷土の森博物館ではあじさいまつりが開催中ですが、梅雨入りした今月はじめはまだアジサイは咲き始めで、そろそろいい頃か……と思ったタイミングで長い梅雨の晴れ間に突入。園内のアジサイは無事でしょうか。
本館前のアジサイ展。けやき並木の日陰のおかげか、比較的花はきれいに咲いていました。
さて、この日の目的は本館プラネタリウムの15時半からのプログラム。プラネタリウム特別講演会「NEC府中事業場の宇宙事業と準天頂衛星『みちびき』の開発~府中から宇宙へ~」を見に来たのでした。
府中市在住でNEC府中事業場にお勤めのNEC社員の方の登壇で、NECの宇宙事業や人工衛星「みちびき」に関する1時間の講演が行われました。直前に郷土の森のXポストを見てチケットを予約しましたが、当日までにWEB前売は完売、当日プラネタリウムは満席と盛況のプログラムでした。
ドームで感じよう、準天頂衛星軌道!
— 府中市郷土の森博物館【公式】 (@kyodo_no_mori) 2025年6月19日
6/22(日)15:30~
プラネタリウム特別講演会
「NEC府中事業場の宇宙事業と準天頂衛星『みちびき』の開発~府中から宇宙へ~」
講師はNEC松村瑞秀氏。人工衛星「みちびき」や、開発に関わったNEC府中事業場についてお話していただきます!https://t.co/5rCJBgrqjR pic.twitter.com/gEYL7wUwRP
NECの宇宙事業については知らないことばかりでしたが、市民向けの講演ということで人工衛星の歴史から始まる分かりやすい解説になっていました。スマートフォンやスマートウォッチにもGPS(衛星測位システムの一般名称として…)が搭載されるようになり、GPS衛星を補完する衛星としてみちびきやGLONASSの名前を目にする機会も増えましたが、普段Googleマップやカーナビを利用していても、その存在をあまり意識することのない測位衛星が地元の企業で開発されている話は多くの聴講者にとって興味深い話だったことでしょう。



そんな講演の前に1時間ほど時間があったので、園内のアジサイスポットを妻と見て回りました。
本館前のアナベルの小道。アナベルとヤマボウシが見頃です。
アジサイの小道は暑さのせいかアジサイが少々くたびれ気味。
この葉っぱの下がりっぷりは流石に気の毒。今週は再び雨が降るようなので復活して欲しい。
花が逆さになったり枯れ初めているものも……
日陰の花は多少元気。
田んぼは田植えが終わっていました。
田んぼの前のアジサイの丘。初音ミク?
梅園には落ちた梅の実の甘い香が漂っています。
今一番見頃なのがアナベルの丘。映り込んだ人はLightroom Classicで消しました。
アナベルは晴れの日でも鮮やかになり過ぎず涼やかですね(写真では)。
アナベルの丘越しの芝生広場にはポップアップテントがビッシリ。
チケット列の割に園内が混み合ってる感じはありませんでしたが、親子連れの多くはここが目的だったのですね。
水遊びの池は凄まじいことになっていました。市民プールもビックリ。でも川やプールに比べたら安全に水遊びができて、無料駐車場、市民なら入場料150円なら週末はこうなりますかね。
水車小屋周辺もぐったりアジサイ。
ED 75-300mm F4.8-6.7 IIで飛んでるコシアキトンボは無理でした…
旧府中町役場周辺に戻ってきました。
今年はもうこれで終わってしまうか、雨が続いたら少しは復活してくれるか……。
そうそう、本館では企画展「野鳥の選択」が開催中。同じようなテーマの展示はこれまでも何度かあったので既に見た気がしていましたが、この日が初めてだったようです。市部でも見られる身近な野鳥が、どのようにして都市部に順応して暮らすようになったのか。7月6日まで開催なので、炎天下の涼みや雨宿りがてらに本館にも立ち寄ってみてはいかがでしょう。


毎回紹介してますがミュージアムショップで売られている園内の梅の実で作った梅干し。昔ながらのすっぱい梅干しで、梅肉を使った料理にも合うのでオススメです(家では長年これしか買っていません)。
データ:府中市郷土の森博物館
- 所在地:〒183-0026 東京都府中市南町6-32
- 開館時間:9時~17時(入場は16時まで)
- 月曜休館(祝日の場合は翌日)
- 公式サイト:http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/index.html