先日、府中市郷土の森博物館に梅とメジロを見に行った際、望遠レンズを付けたカメラとは別に、オールドレンズを付けたカメラも持って行って写真を撮ってきました。
OM-D E-M1 Mark IIIに「OLYMPUS G.ZUIKO AUTO W 28mm F3.5」と 同「G.ZUIKO AUTO-S 55mm F1.2」。フィルムのOMで使っているレンズを、マウントアダプターでデジタルのOMに装着します。
35mm判用のレンズをマイクロフォーサーズのカメラで使うので焦点距離の倍の画角になってしまいますが、28mm → 56mm相当ならほぼ標準画角なので普通にスナップに使いやすい画角です。この日は出掛けにうっかりスマホを持って出るのを忘れてしまったので、メモ的用途にも28mmがあって良かったです。
郷土の森の梅園は満開を過ぎて一部は散り始めていますが遅咲きの梅が満開なので、全体的にはまだ見頃が続いています。しかしながら既に別の記事でもお伝えしている通り、昨日3月3日を最後に、郷土の森博物館は5月末までの間、園内を含む全館休館となっています。
昨年からプラネタリウムや常設展示のある本館を休館にしての補修工事が行われていましたが、その後の調査により電気設備の改修が必要なことが判明し、施設全体で3か月の停電期間が必要となってしまったとのこと。
郷土の森博物館改修工事に伴う休館等のお知らせ|公益財団法人府中文化振興財団
ということで日中の梅園を見ることができたのは、今年はこの日が最後になってしまいました。
郷土の森の梅園はほぼ毎年のように見ているので、特に寂しい気持ちはありませんが、府中市民ブロガー的にはもう少し早く来て紹介しておくべきでしたね!?
レンズはExif情報がないのでどちらで撮っているか分かりませんが、ボケが少なく比較的シャープな標準画角が28mm F3.5、ボケが大きくふんわりした中望遠の写真が55mm F1.2です。
郷土の森の梅まつりは昔からよく写真に撮ってますが、正直梅園って何を写せば良いのかよく分かりません。メジロでもいれば良いのですが、梅の花だけにそこまで関心がないのかも……。
ということで55mmレンズでメジロを撮ってみました。この日はメジロが結構近くで見られたので、110mm相当ならなんとかなります(軽くトリミング)。単焦点レンズならMFでも意外と対応できるものですね。
55mmは逆光時のフレアがかなり強烈ですが、浅い被写界深度と相まって雰囲気のある写りをしてくれます。
オールドレンズで撮っているせいか普段よりも柔らかめな現像をしてしまいましたが、たまにはMFレンズを手に歩いてみるのも悪くないですね(実際にはその他の時間は望遠レンズでメジロを追いかけていたので、結構忙しかったのですけども)。
28mm F3.5の方は元々それほど明るくないので描写も開放から安定していますし、さらに周辺部は使ってないのでオールドレンズっぽさもそこまで感じませんね。
それではまた数カ月後。本館が復活したら常設展示がまた見られるのを楽しみにしています。
データ:府中市郷土の森博物館
- 所在地:〒183-0026 東京都府中市南町6-32
- 開館時間:9時~17時(入場は16時まで)
- 月曜休館(祝日の場合は翌日)
- 公式サイト:http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/index.html
- 改修工事に伴う休館
- 園内を含む全館休館:2024年3月4日(月)〜5月31日(金)、7月16日(火)〜19日(金)
- 本館休館:2023年9月4日(月)〜2024年7月19日(金)
- 本館リフレッシュオープン:2024年7月20日(土)