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OM-D E-M1でズイコーレンズ(G.ZUIKO AUTO-S 55mm F1.2)を使ってみる

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オリンパスのフィルムカメラのOM-1とセットで貰ったオールドのズイコーレンズG.ZUIKO AUTO-S 55mm F1.2を、デジタルのOM-Dで使えるようにマウントアダプタを買ったというのが前回の記事です。

今回は早速外に持ち出して使ってみた実写編になります。

開放F1.2、35mm判換算110mm相当の大口径レンズ

マイクロフォーサーズということで焦点距離の2倍、110mm相当の中望遠という画角は個人的にはちょっと長すぎて使いにくい所もありますが、ZUIKO DIGITALの50mm F2.0マクロを使っていたときの感覚を思い出しながら使ってみることにしました。

F1.2開放のふんわりとした雰囲気は今時のレンズにはない写りで面白いですね。ボケがちょっと微妙な気もしますが…?

2段ほど絞るとかなりクッキリします。ボケもこちらの方が自然でしょうか。

110m相当は私には使い慣れない画角ですが、被写体からそれなりに距離を取れればお散歩スナップ用途にも使えそうですね。


テーブルフォトはさすがに苦手…?

ランチを食べに出たタイミングだったのでテーブルフォトにも挑戦… ですが、さすがに長すぎて使いにくいです。最短撮影距離も45cmなので、着座したまま使うのにも向いてません。
テーブル向かいのお皿ぐらいを狙うと丁度いい感じかな?


自分側の皿は軽く椅子を引いてなんとかこの程度。これはこれでアリな気もしますが…?

そういえば、最近やや出番が減ってますが、M.ZUIKOの45mm F1.8がやはり最短撮影距離が50cmの中望遠ということで、テーブルフォト向きではないのですよね。

というかこれがあるなら、別にオールドの55mm使う必要ないじゃん!という身も蓋もない突っ込みはご容赦くださいませ。

セミマクロ?

…という程の倍率もありませんが、ノートリミングでこれぐらい引き寄せることができます。せめてミンミンゼミを撮りたかったですが、高い所ばかりで手頃な距離にいるのはアブラゼミだらけでした。

この辺り、言われなければオールドレンズで撮ったと思えないぐらいの解像感だと思いますがいかがでしょう。開放から2〜3段絞ったあたりだと思います。


花撮りには思ったほど寄れません…。が、多少距離があっても引き寄せて撮ることができるので、被写体に近づきすぎず(影を落とさずに)撮れますね。



スナップ・風景・ポートレート?

今週のお題を意識したスナップとか…?

今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2015夏」

110mm相当という画角で日の入り前の夕焼け空(?)を撮ってみました。F16まで絞って、丁度雲に隠れた太陽を撮ったら、まるでお月様のような太陽が写りました。

ポートレート変わりに犬のバストアップ。犬の顔は凹凸が多いので目にピントを合わせるのが難しい… そんなときにE-M1のピーキング機能が役立ちます。


OM-Dの手ぶれ補正とMFアシストを最大限に利用

オリンパスのマイクロフォーサーズ機はボディ側に手ぶれ補正機能が内蔵されているため、オールドレンズの仕様の際も、高性能な5軸手ぶれ補正を生かすことができます。
その際は、手ぶれ補正のメニューの中で焦点距離を設定することで、そのレンズにあった手ぶれ補正効果を得ることができます。
気になるデジカメ長期リアルタイムレポート:OLYMPUS OM-D E-M1【第4回】 - デジカメ Watch Watch

また、「拡大」や「ピーキング」といったMFアシスト機能を併用することで、MFでのピント合わせが容易になります。これらのアシスト機能は、電子接点のあるレンズのようなフォーカスリングと連動した使い方はできませんが、Fnボタンに割り当てることにより瞬時に呼び出して使用することができます。

ちなみに、手持ちのカメラのうちE-M5やE-PL6は拡大MFがあるもののピーキングが搭載されてないので、今回はE-M1を使っての撮影となりました。