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OM SYSTEM 2025年2月6日発表の新製品:最新ボディOM-3とレンズ3本のリニューアル

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今月末より開催されるCP+2025を前にカメラメーカー各社から徐々に新製品の情報が出始めていますが、本日2月6日、OMデジタルソリューションズからOM SYSTEMブランドの新製品が複数発表されました。
新型のミラーレス一眼カメラが1機種とリニューアル版のレンズが3本、全て3月1日発売の予定です。

OM-3

まずは噂サイトなどでも一部情報がリークされていた新型ボディのOM-3。フィルム時代のOM-1を彷彿とさせるグリップレスのクラシカルなデザインに、フラッグシップ機であるOM-1 Mark IIに匹敵する性能を詰め込んだ、ネオクラシカルな新型ボディ。
ライブGNDや被写体認識AFを実現する画像処理エンジンTruePic Xによるコンピュテーショナルフォトグラフィ機能、IP53相当の防塵防滴、大容量のBLX-1バッテリーを採用しながら、ボディ重量は496gとOM-1 Mark II比で約100gほど軽量。差分としてはメカシャッターの連写性能が6コマ/秒に落ちてる他、EVFが236万ドットのOLED、SDカードスロットがシングルとなっています。また、ボディ前面にはPEN-FやE-PL7で見られたクリエイティブダイヤルが搭載されています。

OM SYSTEMブランドになってからはOM-5、OM-1 Mark IIに続く新たなタイプのボディで、性能的にはこの2機種の間に入るイメージでしょうか。
フィルムカメラライクなデザインについては、現在は富士フイルムやニコンのZ fのイメージも強いですが、元々はOLYMPUSのPENシリーズや初代E-M5がその先駆けだったとも言えますし、かつての名機であるOM-D E-M1 Mark IIに続いてPEN-Fが出た流れを思い出しました。

気になる価格は量販店の予約価格が237,600円(12-45レンズキット:267,300円)。マイクロフォーサーズ機のボディとしては高額ですが、昨今の物価高とフラッグシップ機に匹敵する性能であることを考えるとなかなかに魅力的なものとなっています。
このパッケージと価格であれば既存のOM SYSTEMユーザーへのアピールは十分にありますが、クラシックスタイルのデザインからの新規ユーザーを期待した場合、Z fcやX-M5が10万円そこそこで手に入るだけに、OM-3ならではの(コンピュテーショナルフォトグラフィ等の)機能性にどれだけ魅力を感じて貰えるかが重要になりそうです。

現時点では自分は様子見ではありますが(今はもう少し小さなボディを期待している時期でもあり)、BLX-1に対応した軽量ボディというのはかなり魅力的ですし、数年前の自分だったらかなり購入に前向きになった気がします。
このOM-3によって最近やや寂しいマイクロフォーサーズ界隈が再び盛り上がってくれると喜ばしいですし、売れてくれることを期待します。売れたらブラックボディも追加されるかな!?



M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 lI、M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II

かつては、M.ZUIKOのF1.8単焦点レンズは「PREMIUMシリーズ」と呼ばれるラインでしたが、その後単焦点のPROレンズが登場し、初期のM.ZUIKOレンズ各種が一通りリニューアルされ、現在ではレギュラーラインのような扱いとなっていました。
そんなF1.8シリーズの17mmと25mmがリニューアル。レンズ構成は1型同様ですが、防塵防滴となりZEROコーティングが採用。17mm F1.8はスナップショットフォーカス(マニュアルフォーカスクラッチに似てるけどちょっと違うやつ)がなくなり、25mmは外装が金属になるなど、デザイン、仕様が統一されました。


これまでF1.2のPROレンズやパナソニック SUMMILUX 25mmなど防塵防滴の単焦点レンズを登山の際に使うことはありましたが、コンパクトなF1.8シリーズが防塵防滴化されたことで、積極的にOM-1等と組み合わせて使ってみたくなります。

17mmの方はかなり気になっていますし、25mmは現在SUMMILUX 25mmが気に入ってるので入れ替えの必要は感じませんが、OLYMPUS/OM SYSTEMボディとの相性を考えるとやはり気になる存在です。
カメラ量販店での予約価格はそれぞれ51,480円(17mm)と43,560円(25mm)で確認しています。


M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II

2020年に登場した100-400mmが、まさかの5軸シンクロ手ブレ補正対応版として2型にアップデート。
1型の仕様では3段分となっていたレンズ手ぶれ補正は4.5段へ、さらに5軸シンクロ手ぶれ補正を利用した場合400mm側で5.5段分の補正効果が得られるそう。
昨今のノイズリダクションの進化もあり(画質の犠牲を最小限にISO高感度を積極的に使えるようになった)、個人的にはシステムを小型軽量化できるマイクロフォーサーズの優位性を最もアピールできるレンズの1本だと思っていましたが、シンクロ手ブレ補正に対応したことで益々スキのないレンズとなりました。

ただし自分の使い方だと画質を犠牲にしても感度を上げることでシャッター速度を速めて(被写体ブレは抑えて)使うことが多いレンズなので、シンクロ手ブレ補正のためだけに買い替えは現時点では考えていません

量販店の予約価格は166,320円、現行モデルの手ぶれ補正も十分に優秀で(レンズ補正+一部ボディでは回転軸の補正)明らかに3段分以上の効果を感じられていましたし、用途によっては多少安価な旧モデル(公式ストア、一部のカメラ量販店では既に販売終了)を手に入れる最後の機会かもしれません。

追記:新宿のOM SYSTEM PLAZAでOM-3を新型レンズを触ってきました。

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