2月6日に発表されたばかりのOM SYSTEMの新型ミラーレスカメラ「OM-3」を見てきました。
- 新宿OM SYSTEM PLAZAで「OM-3」タッチ&トライ
- OM-3に超望遠ズーム(M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II)を装着
- リニューアルあれた3本の新型レンズ
- おまけ:OM-3+新型レンズでの撮影データ
新宿OM SYSTEM PLAZAで「OM-3」タッチ&トライ
やってきたのは新宿のOM SYSTEM PLAZA。12時頃の時間帯で昼休みのタイミングに訪れる人が多いかと思ったら、前に2人触っているのが終わった後はしばらく空いていて比較的じっくり触ることができました。
OM SYSTEM PLAZA OM-3イベント開催|omsystem_events
こちらが3月1日に発売予定の最新ミラーレスカメラOM-3の実機。
単焦点レンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PROとレンズキットになっているM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROが装着された2台が展示機として触れるようになっていました。その他、新しい3本のレンズも同じコーナーにあり、付け替えることができるようになっています。
なるほどこのサイズ感。横幅がしっかりあって(OM-1 Mark IIよりも4.5mm広い)思っていたよりはコンパクトという印象はないかも。重量はOM-1より約100g軽量ですが、レンズが付いた状態でグリップをするとちょっと実感しにくいかも。レンズを外して手のひらに乗せてみると確かに軽い。
前後ダイヤルのフィールはOM-5に近く、シャッターフィールはOM-5系よりもOM-1に近い感じ。左肩の電源スイッチが小さくノブも細いのが少し不安になりますが、操作感は問題ありません。
フラットなフロントグリップは指の引っ掛かりがありませんが、小型のレンズで使う分には特に問題ないでしょう。横幅のあるグリップ面に指を面で接触させることでそれなりの摩擦が生まれます。
サムレストがしっかりあるので親指側で支える感覚も。十字ボタン周辺は横幅の余裕に合わせてか、間が広めのボタン配置、OM-1系とは全く異なる配置なので使い分けながらのノールック操作は難しいかも。
一眼レフ風デザインのボディでは初搭載のクリエイティブダイヤル。個人的にOM-1などでボディ前面のFnボタンをライブNDの呼び出しに使っているので、ダイヤルのセンター部分がFnボタン兼になってたしりないか? なんてわずかに期待しましたが、それはありませんでした(笑)
底面はマグネシウム合金の金属製。本体重量を考えると樹脂パーツでは剛性に不安があるので金属製で良かった。電池蓋は樹脂ですが塗装に均一感があるので見分けが付きませんね。
OM-1系と同じBLX-1充電池。後になって気付きましたが、この電池のスペースで同じ側にあるSDカードスロットとのクリアランスはどうなってるんだ……。
バリアングルモニター、最初、軍艦部の左肩にあるライブビューのボタンの場所に気付かず探してしまいました。EVFは約236万ドット、OM-5同等ですが自分はそこまで気になりませんでした。
当たり前ですがUSB-C。OM-5はホント一体何だったんだ…(永遠に言ってる)。
OM-3に超望遠ズーム(M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II)を装着
タッチ&トライコーナーが空いていたこともあり、せっかくなので超望遠レンズを装着させて貰いました。本体性能がフラッグシップのOM-1 Mark IIに匹敵する機種だけに、このような使い方は十分あるでしょう。
このクラスになると当然ですがボディ側のグリップ(右手側)だけで安定して持つのは厳しい。撮影の際には左手でレンズ側を保持するので特に問題はありませんが、移動時などにグリップに指先を引っ掛けてぶら下げるような持ち方は、よほど握力がない限りはやめた方が良さそう。
後付グリップの予定はないようですが、サードパーティ等から発売されそうな気もします。ただしせっかくのデザインとOM-1比で100gが埋まってしまうので、できればこのまま使いたいところ。
リニューアルあれた3本の新型レンズ
同時に発表された2本のF1.8単焦点レンズの2型も同じ場所に展示されていました。統一されたシンプルなデザインとなり、どちらもズームリングのみ、金属外装の仕様となっています。
やはりOM-3との相性はいい感じ。防塵防滴となりアウトドアスナップが捗りそう。
自前のOM-1にも装着させて貰いました。防塵防滴の単焦点レンズはPROレンズの17mmと45mmを使っていましたが、雪山などでは光量があるので拡張の低感度に設定してもせっかくのF1.2を活かすことができないシーンが多かった記憶。軽量コンパクトな防塵防滴のF1.8は積極的にアウトドアで使ってみたくなりそう。
100-400mmの2型、デザインは変わってないはずなのになんだかスッキリ見えると思ったら、ズーム、ピントリングが真っ黒な塗装に変化(1型は光沢というか微妙にグレー掛かっていた)。
新しくなった三脚座。
レンズをボディに装着した状態で着脱が可能になりました。


自分は三脚(三脚座)を使わないしどうでもいいかな…… と思っていたら、三脚座を外したレンズ側もスッキリ。1型は4か所に三脚座と噛み合わせるための突起が4か所あって、三脚座を外した場合に装着するデコレーションリング(DR-79)がありました。DR-79は別売(2200円)な上に重量が20gちょっとあり、三脚座なしで運用した場合は2型の方が15gちょっと軽いことになります。
色も外観もスッキリしていてちょっと2型が欲しくなってしまう(笑)
OM-3のタッチ&トライ時間帯によっては混雑するようですが(やはりオープン直後は人が多いみたい)、OM-3や新型レンズを使った作品展示があるので待ち時間に見て過ごすのもよいでしょう。
OM SYSTEM PLAZAではアウトレット品も販売されていて、PROレンズや既に旧製品となってしまったED 100-400mm F5.0-6.3 ISの1型(この時点で在庫はあと3本とのこと)などもお買い得になっています。
OM-3のカタログも配布されていました。WEB時代になって紙のカタログをじっくり見ることって少なくなりましたが、たまにはカタログでも眺めて週末を過ごしてみようと思います。
おまけ:OM-3+新型レンズでの撮影データ
タッチトライコーナーのOM-3では、自分のSDカードを使用可能です。いつもながら設定をしないままJPEG保存のみで使ってしまいましたが、とりあえずそのまま載せておきます。







ちなみにこれはISO4000。普段はRAWで撮って現像時にノイズリダクションをしていますが、JPEGだと撮って出しで十分綺麗なんですね。

自分のOM-1で展示の単焦点2本を使わせて貰ったもの。こちらはRAW保存でいつも通りのLightroom現像。




