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【虫写真】ピークはもう少し先? 今年も蝉の羽化を探してきた

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毎年、この時期になると蝉(アブラゼミ)の羽化を見るのを楽しみにしてる私。サラリーマン時代は毎晩の仕事帰りにチェックできていましたし、昨年はポケモンGOブームのおかげで(あれからもう1年経つのか!)夜のポケモン散歩ついでに蝉の羽化の様子を観察することができましたが、今年は油断すると見逃してしまうかも…!?

…ということで日曜日の19時過ぎ、夕飯がてら妻と外で軽く飲んだ帰りに蝉ポイントを回ってみたのですが、そのとき見つけられたのはこの1匹のみ(酷いピンボケ)。

まだが早い少し時期のかとも思いましたが、羽化が増えるのは(見つけやすくなるのは)もう少し夜が更けてからだったりもするので、改めて22時過ぎに出直してみました。

手ぶれ補正最強機材が思ったより捗らない蝉マクロ

……結果は2匹見つけられたのみ。例年は多い日だと同じ木だけで5匹とか、一晩に十数匹は羽化中の様々な段階の蝉を見つけられるので、どうやらピークはもう少し先の様子。蝉の鳴き声自体もまだまだ少ないですし、もう1〜2週間位先かもしれませんね。

さて、昨年は明るめの単焦点レンズ(又は明るい望遠レンズ)で撮っていた蝉の羽化。今年はE-M1 MarkIIもあるし12-100mm F4.0 PROもあるから余裕だろう…? 「よーし、おじさん手持ち長秒チャレンジしちゃうぞ!」なんて思ったら、羽化中の蝉は結構動いているので被写体ブレもしますし、遠景とは違ってマクロ域(蝉マクロ?)に近くなると、手ぶれ補正の効果もなかなか得られません。1秒どころか1/2秒だって止まりやしません…。

思っていた以上に12-100mmが全然捗らない… これなら40-150mm F2.8 PROで少しでもSSを落とした方が確実に歩留まりがいいはずです。

蝉たちがが羽化しているのはたいていこんな感じの暗がり(ここはまだ明るい方)。街灯の灯りは届いてるものの、かなりカメラで頑張ってあげないと厳しいのです。

住宅街の一角なので三脚やストロボ、LEDライトなどはあまり使いたくないですし、最終的にはISO6400まで上げてシャッター数撃ちでなんとか…。

夕方に見つけていた蝉(最初のピンボケ写真)はすっかり羽が乾いてもうかなりアブラゼミ。こうなってしまうと私の興味は急激に薄れて行きます…(笑)

先ほどの抜けたての子は、少し歩いて戻ってきたら丁度羽が伸びたところ。やはりこの青白い羽の状況が一番綺麗で好きです。アブラゼミと分かっていてもこの瞬間だけは美しい。


蝉の羽化の探し方?

ところで、蝉の羽化って至る所で行われている割に、多くの人は意外に気付いてないようです(毎年のように「何をしてるんですか?」「蝉の羽化ですです」「初めて見ました」というやり取りがあります)。
わざわざ雑木林などに行かずとも、蝉の声が煩さい街路樹や植え込み(そしてそこに土があれば)、ちょっと注意して探せば結構見つかると思います。木の幹はもちろんですが、膝の高さぐらいの植え込みや雑草も見逃せないポイント。

特にこの段階になると、青白い羽がよく目立つので見つけやすいと思います。

幼虫の段階で見つけるのは真っ暗になってしまうと難しいのですが(木の幹を登っているのは見つけやすいです)、まだ日が残っている19時前位に足下を注意して探すと、土から這い出してきたばかりの幼虫たちが見つかると思います。

そんな幼虫たちが登る木や草を見極めて、少し時間をおいて戻ってくると背中が割れてからの羽化の瞬間を見ることができると思います。蝉の羽化は大人が見ていても面白いので、お子さんに見せてあげたら俄然興味を持って貰えるのではないでしょうか?

あと、忘れてはいけないのがカメラよりも虫よけスプレー。このフマキラーのスキンベープ、以前使っていたパウダーインタイプのスプレーよりも付け心地も効果も良い感じ? ただし、しばらくすると効果が薄れてしまうのでやはりこまめに塗り直すのがいいみたい。
今回は後半戦にかなり蚊に刺されてしまったので、次回は少々暑いのを我慢してもスコーロンのアームカバーも付けて行こうと思います。

蝉との距離感、そして手持ち撮影で… となるとやはり明るいマクロレンズがあった方がいいかもしれません。そういえば以前使っていたフォーサーズの5020マクロが一番蝉撮りには捗った気がします。たまに買い戻したくなってしまうんですよね、このレンズ。

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