毎年恒例の近所の蝉の羽化です。先週あたりから地元で蝉が鳴くようになったので、もう羽化しているのは分かってましたが、毎年毎年同じ光景見ているしなぁ…… と少し面倒になりつつも、結局今年も。

セミの羽化は例年明るめの単焦点レンズで撮っていることが多いのですが、今年はマクロレンズを持っていたのでした。開放がF2.8と少し暗いのでLEDライトのLUME CUBE AIRもポケットに入れて……。
まずは夕方に土から抜け出してきた幼虫探し。土から出てくる瞬間を撮りたいのですが、ダラダラしてたら少し出遅れました。まあ機会はいくらでもあるので……(と結局行かないパターンか)。
日暮れ前後のタイミングで既に木を登り始めている幼虫たちがちらほら。意外と今夜は多そうかな?
LEDライトで木陰を照らしながら歩いていると、キラキラ光るタマムシ発見。
結構メジャーらしいのですが、私はあまり見たことないんですよね。かなり久々に見た気がします…… ちょっと弱っていたようで、あまり動かなかったけど。


幼虫を確認したので、夕飯を食べて22時近くなって出直し。植え込みの中を除くと既に抜けてますね。


早い時期だからかなのか(今年の中では)やたらと木の高い所で羽化している個体が多い。もう少し鳴き声が騒がしい時期になると、もう足元で抜けまくっているんですけどね。
このタイミングではまだ歩いている幼虫から羽化が始まったばかり、すっかり抜けきって羽根も乾いているものまで、色々といます。相変わらずアブラゼミばかりですけども……。
と思ったらニイニイゼミ発見。泥んこ幼虫として知られるニイニイゼミですが、水気を含んだ土壌を好む的な話もありますが、アブラゼミが普通に羽化してる場所と同じなので、やはり幼虫の体表が違うのでしょうね。アブラゼミの幼虫はテカテカしてるしなぁ……。
ニイニイゼミの羽化は初めて見つけました。
保護色だから見逃しやすいのかなぁ……。
使っているのがマクロレンズだから全然寄れるのでした。蝉のマクロ写真だからセミマクロ!?
左手にLUME CUB AIRを持って照らしながら、カメラは片手持ちでもまあなんとか撮れる。全てノートリミングの距離感です。感度はさすがにISO1600〜3200ぐらいまで上げてます。
もっと寄れるけど流石に手ぶれするのでこれぐらいが片手の限界。これ以上寄っても仕方ないし。


羽化したばかりのアブラゼミ、こんな金粉感あったんですね。
例年より寄れるから気づくこともある。
細長い口にも毛が生えてる……。
そんなこんなで20匹以上の蝉が羽化していたこの日の夜。蝉の鳴き声はまだまだなので、これからが本番でしょう。
また気が向いたら。
お手軽手持ちセミマクロのカメラ。

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