前回の谷川岳登山の続き、というか下山後の食事についてのレポートです。
谷川岳登山後の食事処、選択肢は色々あるけど近場には……?
登山後の食事や温泉も遠征登山の楽しみのひとつですが、(JR土合駅や谷川岳ロープウェイを起点とした)谷川岳登山の場合、マイカーなら水上インターに掛けての国道291号沿いにはいくつか選択肢がありますが、公共交通利用の場合は水上駅や上毛高原駅まで移動しないと食事処の選択肢がありません(水上駅周辺も何度か探したのですがランチタイムで閉めてしまう店が多く、登山後に入れたことがない……)。
谷川岳ロープウェイにも谷川岳ベースプラザの軽食コーナー、天神平駅にはレストランもあるようですが、あえて下山後のお楽しみとして食べるような雰囲気ではなさそう……?
そんな中、我が家が今回谷川岳に行く前日に、土合駅を利用しての谷川岳帰りに美味しそうなご飯を食べているツイートを見かけました。
さらに贅沢をしました
— saka_oym (@saka_oym) 2021年11月6日
赤城牛も刺身こんにゃくもうまくてうまくて、途中から一人で煉獄さんみたいになってしまった
谷川岳ドライブインの赤城牛ステーキ御膳とてもおすすめ pic.twitter.com/NIn42eJ9gA
ということで、こちらのツイートが今回紹介する情報の全てではありますが、我々も翌日の登山後にこの谷川岳ドライブインの「赤城牛ステーキ御膳」を体験したのでした。
JR土合駅隣の「谷川岳ドライブイン」
谷川岳ドライブインがあるのはJR土合駅のすぐお隣(といっても100mぐらいは離れてるかな?)。谷川岳帰りに土合駅の前を過ぎてすぐの左手側に大きな駐車場のドライブインがあることは知っていたのですが、その後の温泉だったり食事に気が回っていてあえて気にかけたことはありませんでした。
見るからに昔ながらのドライブインで、みなかみ町商工会のサイトによると「観光客のリピーターが多く、外国人にも愛されるドライブイン」とのこと。観光バスも停められるような大きな駐車場がありますが、今まで前を通った限りではそこまで賑わっているような雰囲気も記憶にありませんでした。公式サイトによると2階には複数の宴会場もあるようですし、賑わいは季節や時間帯にもよるのかもしれませんけども。
入り口のガラスケースにはうどん、そば、ラーメン、カレーライスが並ぶいかにもなメニュー。よく見るともち豚使用の生姜焼きやもち豚丼などもありますし、カレーも赤城牛入りとのこと。
そんな中に「赤城牛ステーキ」(1980円)がありました。ツイッターで見た御膳と同じかよく分からず、思わず店員の方にスマホ画面を見せて「これが食べたいんですけども?」と聞いてしまいました(笑) 数量限定となっていますが、先程のみなかみ町商工会サイトによると「1日30食限定」のようです。
メニュー表記は「ステーキ」「赤城牛ステーキ」になっていますが、注文の際には「ステーキ御膳」と仰っていたので、「赤城牛ステーキ御膳」が正式名称ということで良さそうです。「お新香・ミニそばを付けても同額です」とありますが、どちらも写真に写っているものなので基本セットなのだと思います。
価格(1980円)は定食メニューにしてはやや高めの設定ですが、セットの内容、観光地かつブランド牛を使ったステーキのセットとしてはむしろ破格かもしれません(もちろん質が伴っていれば)。
セルフの暖かいほうじ茶を飲みながら楽しみに待ちます。
そしてやってきた「赤城牛ステーキ御膳」。石焼のステーキにたっぷりのご飯、なめこ入りの暖かいお蕎麦、サラダ、刺身こんにゃくとボリューム満点の御膳です。何から食べるか迷う……。
石焼のステーキ。一口大にカットされ両面が焼かれた牛肉がこれ以上焼き過ぎないよう、熱々な石との間に野菜を挟んでこんもりと盛られています。
お肉の量は130gとのことでしたが、全体的にボリューム満点なので決して少なく感じることはありません。肉は添えられたおろしポン酢で食べますが(他テーブルのワサビ塩でも)、まあ柔らかくて美味しいこと。
赤城牛は群馬県のブランド肉のようですが、なかなかこの価格のステーキセットや定食ではお目にかかったことがないレベルのお肉です。お料理が評判の温泉旅館のステーキ付きコースに出てくるような感じ?
レア気味の焼き加減ですがそのままでも十分柔らかくて美味しいですし、お好みで焼き石を使って追い焼きしてももちろん美味しく食べられます。
さらにこのお蕎麦がまた妙に美味しかったり、刺身こんにゃくもいい感じ。
結局たっぷりもられたご飯が肉より先になくなってしまうぐらいでしたが、全部完食していい感じの満腹となりました。車でなかったらご飯が終わった時点で、ビールを頼んでいたと思います(笑)
今回、私も妻も同じ「赤城牛ステーキ御膳」を頼みましたが、セットのお蕎麦の感じから麺類のメニューも間違いなさそうですし、赤城牛入りのカレーライスやもち豚系メニューも期待できそうな空気を感じています。
次回谷川岳に来るのがいつになるかはまだ分かりませんが、きっとまたこの谷川岳ドライブインに入ってしまいそう。そして他のメニューが気になりつつも、結局またこの「赤城牛ステーキ御膳」を頼んでしまうような気がしています。
入り口付近でクラシカルなペナントが売られていたので、りんごと合わせてお土産に買って帰りました(笑)
今までの谷川岳帰り飯の定番だった育風堂ももちろん美味しいのですが、最近は知名度も上がってしまったせいか混んでいることも多くなってしまいました。
谷川岳ドライブインは車でも土合駅利用でも入りやすい場所なので(谷川岳ベースプラザからすぐバスに乗る場合はやや難しいですが……)、谷川岳帰りの食事先候補としていかがでしょう。