多摩の日帰り温泉
昔からの温泉地でなくとも、最近は郊外を中心に結構な数の日帰り温泉施設(温泉+スーパー銭湯みたいなの)ができていますよね。
そんな1つ、東京稲城市の「季乃彩」は、我が家からも比較的近い日帰り温泉として定期的に利用しています。
稲城天然温泉 季乃彩「ときのいろどり」 | 東京多摩の日帰り温泉・岩盤浴
入浴だけなら平日800円(土日祝950円)と手頃ですし、岩盤浴やマッサージ、食事処などが併設されているのもこの手の施設の特徴。疲れ気味な週末など、気軽に行けてリフレッシュできるので重宝しております。
先週末の日曜にも、夕方頃から季乃彩に向かった所、入口の50m以上前から入場待ちの車の列…。そこで、Googleさんで近隣に同様の施設がないか検索してみたところ、国立府中インターのあたりにも日帰り温泉があるみたい。
ということで…。
国立市の温泉「湯楽(ゆら)の里」へ
やってきました。
「湯楽の里」は(株)スパサンフジが関東一円で展開している日帰り温泉施設。多摩エリアだと、相模原市の同名施設(よく近くを通ります)、川崎の溝の口にある「喜楽里(キラリ)」も同系列の温泉のようです。オープンは2011年と比較的新しめの施設です。
湯楽の里・喜楽里 <総合案内サイト>
場所は国立市の多摩川沿い。南武線の矢川駅あたりが最寄りになりそうです(又は多摩川を挟んだモノレールの万願寺駅など)。自転車乗りの方には「Y's Road府中多摩川店」の近く、といえば分かりやすいでしょうか? 多摩川サイクリングロードも目の前です。
「フレスポ国立南」という複合施設内に併設されていて、駐車場もかなり広く取られているので、普通に駐めることができました。複合施設といっても、生鮮からホームセンターまで扱う大型スーパー「スーパーバリュー」と「湯楽の里」だけなんですけどね。
東京都 国立店 | スーパーバリュー | 埼玉・東京・千葉のホームセンター
さすがに日曜の夕方ということもあって、館内はやや混み合っていましたが、洗い場も浴槽も芋洗いになることなく、気持ち良くお湯に浸かることができました。お湯は多摩地区ではお馴染みの薄い茶褐色のモール泉。稲城の季乃彩も同様ですが、こちらの方がさらに薄い色でしょうか。わずかにヌメリのあるお湯ですが、湯上がりはサラリとしています。
富士山の見える露天風呂
中でも良かったのが露天風呂。多摩川の河川敷から道1本隔てた施設ですので、富士山方面の視界が開けていて、徐々に暮れゆく空と富士山や丹沢の山並みを眺めつつ、のんびりと温泉を楽しめました。首都圏だと露天風呂といっても周囲は目隠しされて、上空しか見えない施設も多いですし、この景観はなかなか他にはありません。
さすがに河原のあたりは見えないぐらいの目隠しがされていますが、露天風呂の中の一段高くなった(肩を出して湯に浸かる感じの)場所からは多摩川の対岸から上空がよく見えます。
(こちらは2階駐車場より。良く見ると中央付近に富士山がありますが、風呂場はもう少し視点が高くなるので、手前の遮蔽物もなくクッキリ富士山が見えました)
30分程、露天を中心に入浴してから予約していた垢擦りへ。垢擦りをたまにやると身体が軽くなる感じで、肌もスベスベになって気持ちいいんですよね。奥さんはこの日は垢擦りでなく、マッサージを受けたりしておりました。
食事処も充実
ゆったりと温泉で温まったあとは食事。日帰り温泉の食事処はピンキリで結構微妙なところも多いのですが、こちらのお食事はまずまずのクオリティ(お値段なりという意味で)。我々は「富士御前」と「大室御前」を注文しましたが、ご飯も美味しく、食べ応えのある御前でした。
富士御前はともかく、大室御前の名前の由来ですが「富士隠し」の異名を誇る「大室山」から取ったのでしょう。セットの白米を炊き込みご飯に変更することもできます。白飯ファンの私には、理解できませんが…(笑)
さすがにちょっと量が多めだったのと、この日は色々と贅沢をしてしまったので、次回からは普通の定食でも十分そうです。西山ラーメンの麺を使ったラーメンなどもあるみたい。
この所、夫婦揃って忙しかったこともあり、この日はちょっと贅沢しちゃおうと、垢擦りやマッサージなども利用しましたが、それら抜きの入浴と食事のみでも十分に満足感のある施設でした。
時間帯もあってやや混み気味でしたが、これは首都圏の日帰り温泉では仕方ない面もあるので、平日の仕事終わりに夕飯がてら訪れてみるなども良さそうですね。