小金井までラーメンを食べに行ってきました。
JR中央線の高架化で生まれたnonowa とののみち
先日、テレ東ガイアの夜明けにて、JR中央線高架下の開発事業について特集されているのを見ました。
2020年8月18日放送 いま 駅が最高の売り場に!|ガイアの夜明け : テレビ東京
2013年に工事が完了したJR中央線、三鷹〜立川間の高架化。
自分の行動範囲だと国立駅にできた駅チカ型商業施設「nonowa」の存在は知っていたのですが、武蔵小金井駅、東小金井駅、武蔵境駅エリアは普段通過してしまう区間なこともあり、他の駅にもnonowaがあることを知りませんでした。あと、西国分寺駅の駅ナカ店舗(ウェンディーズは広くて好き)もnonowaだったんですね……。
そして、高架化によって空いた駅間高架下の有効利用として「ののみち」なる商業ストリート(高架下回遊歩行空間)として開発、利用されているそう……。これも全然知らなかった。
nonowa(ノノワ)公式サイト
ののみち|nonowa(ノノワ)公式サイト
なんてことをツイートしていたら、nonowa東小金井に美味しそうなラーメン屋がある情報を教えて貰ったので、早速ランチがてらに行ってきました。府中市と隣接している小金井市ですが、公共交通だと遠回りやバスを使うことになるので微妙に時間が掛かります……。
東小金井駅の1階部分に入っているnonowa東小金井。nonowa国立と同じく駅改札を挟んで東と西に店舗エリアが別れています。くじら食堂があるのはEASTの方です。
くじら食堂 nonowa東小金井店
くじら食堂、店舗の入り口は外(駅の北口側)にあります。ランチタイムを少し過ぎていたので、店内はかなり空いていましたが、立地の良い人気店らしいので時間帯によっては混みそう?
ラーメンの種類は醤油、塩、油そば、ブラック、つけ麺……とありますが、初めてなので恐らくイチオシの(写真が一番大きい)「特性醤油」の食券を購入(1060円)。麺の量を選べるようですが、ひとまず普通にしておきました。これは大盛りにしておいても良かったかも……。
目の前の厨房では手打ちらしい中華麺に力をかけて揉み込んでいる様子が見えていましたが、登場したのは平打ち太麺のやや色濃いめの醤油ラーメン。ノーマルラーメンのシンプルなチャーシューも美味しそうでしたが、これは…… 間違いないですね。
味もしっかり目の醤油ラーメンで見るからに喜多方ラーメンの系譜なのかな?とも思いましたが、メニューには煮干しスープやブラックもあるようなので、特定のご当地ラーメンという訳でもないみたい。
感想をあえて語るまでもなく見た目通りの美味しさ。わざわざ府中からやってきて正解です。
この味なら他のラーメンも期待できそうなので、また来てみたくなりますね。うちの妻が好きそうなタイプのラーメンなので連れてきてあげたいのですが、テレワークのランチタイムに抜け出すにはやや遠すぎか……? 週末だと混んでそうですし、ちょっと考えねば(結局私が食べたいだけとも)。
追記:後日妻と再びくじら食堂を訪れました。私は前回気になっていたブラックを大盛りで。
一見すると富山ブラックを思わせる真っ黒なスープながら、そこまで強烈に塩っぱい訳でなく、少しパンチが効いたコクの強い醤油ラーメン。手打ち平打ち麺との絡みも良く大変美味でした。
妻は前回私が注文した特性醤油。瓶ビールがサッポロ赤星な店は信頼できますね。
ののみちを武蔵境駅まで歩く
せっかく東小金井まで来たのにまっすぐ帰ってしまうのもなんなので、高架下の「ののみち」を覗きながら隣の武蔵境駅まで歩くことにします。東小金井駅から東は「ののみちヒガコ東」、そのまま。
ののみちに入っているのはカフェや飲食店、珈琲店、地元の人がやってそうな雑貨店的なスペース、シェアオフィスやコミュニティスペース的なスポットも入っているようです。
新型コロナの影響か休業中だったり営業時間を短くしている店舗も多いようで、あまり賑わっている様子はありませんでしあが、どこも真新しく綺麗なテナントばかり。
日替わりで出店が変わる飲食スペースもあるみたい。近所にあったら楽しそうですね。
さすがに駅から離れるとこうなります……。ここまでお客さんこないですしね。
駐車場や公園スペースになっている場所も。
前述のガイアの夜明けでは学生用のオシャレ賃貸についても特集していましたね(場所は武蔵小金井と東小金井の間)。
”デザイナーズ学生寮” JR中央線高架下に来春登場!ここまで進んだ遊休地活用 | スーモジャーナル - 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト
東小金井と武蔵境の真ん中よりちょっと過ぎたあたり。おや、なにやら気になるものが……?
武蔵野ふるさと歴史館
高架から少し離れたところに、武蔵野市立の歴史館があるとのことで、当然のように寄り道します。
府中市における郷土の森博物館的な施設でしょうか。こういう所好きなんですよね。
ところで、武蔵野ふるさと歴史館公式マスコットキャラクターの「むーくん」。
武蔵野市の形を犬に見立てた、いわゆるチーバくん(チーバくんは犬ではない)タイプのキャラですが、結構ヤバイ。
胴体どうなってるの? あと犬の舌…… ここ武蔵野市じゃないんですよね。井の頭公園(西側は武蔵野市)の池がある三鷹市部分みたいなのですが……。
武蔵野市の成り立ちに関する常設展示と特別展をさくっと見学させて貰います。
鉄道関連の展示は面白いですね。西武線ではかなり謎の路線である西武多摩川線(武蔵境〜是政)って、かつては多摩川の砂利を運ぶための多摩鉄道が元になっていたりと、かなり古い路線なんですよね。府中市に繋がる路線なので、一度この辺の歴史をしっかり調べてみたい気がします。
甲武鉄道は中央線の元になった路線。御岳山(御嶽山表記)が高尾山よりも手前に、そして大きく描かれていますが、信仰の山として今の高尾山に負けないぐらいに人気が高かったのでしょうね?
ののみちサカイ西から武蔵境駅
寄り道を終えて高架下に戻ると、うちうち「サカイ西」が始まります。いよいよ武蔵境が近い。
武蔵境駅、ここもはじめて来ました。蔦を絡ませた緑の多い駅ですね。北口は商店街っぽい雰囲気かな。
南口はいい感じに栄えてて、バスのロータリーや昔ながらの大型のイトーヨーカドーにはロフトやユニクロが入ってます。府中本町駅のイトーヨーカドーも無事に移転できていたら(遺跡が出なければ……)こんな感じだったのでしょうか?
曲線の多い面白いデザインの建物が見えています。
どうやら「武蔵野プレイス」なる公共のコミュニティセンターだそうです。武蔵野市立図書館を中心に、カフェ、生涯学習施設などが一体になったスポットみたい。図書館は一部が吹き抜けになっていたりとかなりオシャレな雰囲気でしたが、中の撮影はNGのようなので外観のみ。
武蔵境駅はJR中央線の他、我が府中市の是政に通じている西武多摩川線の始発駅。JRと西武線の高架が並んでいて、それぞれにnonowaとEmioなる商業施設が入っています。
平日の午後なのもあるかもしれませんが、あまり混み合うこともなく適度に栄えた郊外駅の雰囲気が好印象です。昔から相模大野や町田、府中、立川みたいな街ばかり見て育ってきたからかも(挙げた街の規模感、まあ違いますけども)。三鷹までは住めそうだけど、吉祥寺になると住むよりも遊びに出掛ける街かな、みたいな(個人の感想です)。
お土産にコガネイチーズケーキ、甚五郎を発見
さて、再び東小金井に戻って、地元の人気店らしいコガネイチーズケーキでお土産を買っていきましょうか。ドライフルーツと伊予柑ピールのレアチーズケーキを買ってみました。
帰宅してさっそくいただきましたが、チーズケーキに甘みは殆どなくて(原料を確認すると砂糖を使ってないみたい?)クリームチーズのみで勝負している意識高い感じのケーキ。響く人には響くのだと思いますが、私はもう少し分かりやすい甘みや酸味が欲かったかな。ちょっと下調べが足りなかったか……。
おや、甚五郎…… って国分寺の甚五郎と関係あるのかな?と思ったら、 国分寺の甚五郎で修行していた人が独立した店なのだとか(国分寺 甚五郎のツイートより)。
そういえば最近武蔵のうどん食べてないな…… 食べに来たいけど、今はくじら食堂の他のラーメンが気になるので、またそのうち。