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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

雨の二ヶ領用水と渋川を歩いて、住吉ざくらと川崎堀の終点を見てきた

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雨の月曜日(4/4)、再び二ヶ領用水と渋川を歩いて散り際の桜を見てきました。

元住吉駅から渋川沿いの住吉ざくらを歩く

土曜日に津田山から武蔵小杉まで歩いたばかりですが、微妙に渋川と二ヶ領用水の未踏部分を残してしまったので、まだ桜の花が残っているうちに歩いておくことにしました。ということで、まずは東急東横線の元住吉駅からスタートします。日曜日から雨が降り続いていますが、日に日に桜は散ってしまいますし、雨の中の桜見も悪くありません。ユニクロ ブロックテックパーカを羽織って、傘を差しつつ歩きはじめます。

土曜日は二ヶ領用水から分岐した用水路「渋川」を東横線が塞いだところで、渋川から離れてしまったのでその続き。東横線の線路を超えた下流側からスタート。

駐輪場沿いの桜が美しい。

綱島街道を渡ったところで、「住吉ざくら」の石柱がありました。

たしかに見事な桜密集ゾーン。一日中降り続いた雨も相まって、散り際の桜にも風情があります。


今度はベストシーズンに訪れたいものです。


雨の日の用水路と花もいいものです。


新幹線の高架をくぐります。上りの新幹線、防音壁であまり見えませんでした。

新幹線を越えると尻手黒川道路に出ます。この通りは宮前平や川崎インター、王禅寺、新百合ヶ丘辺りはよく走ったことがありますが、ずっと矢上川沿いを走っているのですね。

尻手黒川道路から最後の橋1本分の桜もかなり見事です。

そして渋川沿いから桜は姿を消して矢上川との合流ポイントへ。

このような暗渠の蓋を外したような梯子状の鉄骨、残しておく必要は何かあるのでしょうか(外すとしたらそれなりに手間だとは思うのですけども)。

矢上川に合流します。矢上川の対岸は慶應のグランドらしい。この矢上川の源流は宮前区の犬蔵(あるいは水沢)あたりにあるそうです。先程の尻手黒川道路が東西に走っているあたりは多摩丘陵を矢上川が侵食した地形なのですね。多摩にもよく見られる地形の丘陵地が少し低くなったパターン。

なんとなく合流ポイントの真ん中にも来てみました。この先、矢上川は鶴見川に合流します。多摩川から取水した水が、鶴見川まで流れていたことはつい最近まで知りませんでした。

再び尻手黒川道路に戻って、橋の上から今度は下り新幹線をパチリ。

これで渋川の続きは歩いたので、今度は二ヶ領用水の続きに移動します。その前に……

元住吉駅前「てっぺん家」でラーメンランチ

ここで一旦ランチにします。先日、こちらのブログで家系ラーメンのまとめを見たのですが、私が好きな店がいくつか★付きで紹介されていたので、同じ★の付いた元住吉駅前の「てっぺん家」にやってきました(てっぺん家紹介の記事はこちら)。

家系ラーメン六角家の流れを汲んだ店のようですが、食べ慣れた家系ラーメンとも少し違うテイスト。キレイめの店内には似合わない強烈な豚骨臭にも驚きましたが、ラーメンは美味しかったです。


十分にカロリー補給できたので二ヶ領用水の残りもしっかり歩けそうです。

二ヶ領用水 川崎堀の続きを歩く

渋川を終えたので今度は二ヶ領用水(川崎堀)の続きに移動します。綱島街道を歩いて中原平和公園へ。こちらの桜もなかなかに見事です。

そして土曜日に引き返したここから二ヶ領用水ウォークの再スタート。

2020年設置の新しい二ヶ領用水についての解説がありました。

住吉高校横の緑地に沿って桜並木が続いています。



緑地が終わるとしばらく桜のない用水路へ。

二ヶ領用水は真っ直ぐな場所とこのようなS字や大きなカーブの流れがあります。こちらが元の流れに近いのでしょうか。

鮮やかな花桃。黒川矢口かな?(覚えたて)

そして二ヶ領用水も新幹線をくぐります。


ここでも大きなS字。正面のタワマン群は新川崎駅前のようです。そういえば多摩丘陵側から見えるタワマン群は、橋本と武蔵小杉しか認識してませんでしたが、新川崎も凄いんですね(もしかしたら武蔵小杉とは重なって見えていたのかも?)

ここでJRの線路が通せんぼ。

少し戻ってガス橋通りで線路を超えます。

沢山の線路ですが、横須賀線、湘南新宿ライン、相鉄線の線路が走っているそう。横浜川崎の港湾寄りエリアの電車はとにかく複雑な上にあまり利用しないので位置関係がちっとも覚えられません。

雨のせいなのか結構水位が高めにみえます。

ここからまた住宅地の中をほぼ直線区間がほぼない感じの水路となります。

カモと鮎のモニュメント。二ヶ領用水に鮎はいないのでは……?

最後まで桜の多い二ヶ領用水 川崎堀です。



そして今度は南武線の線路が通せんぼ。


府中街道を少し歩いて南武線を超えます。そんな踏切の名前は「川崎堀踏切」でした(でも場所的にはもう川崎堀は終わってるんですよね)。


稲毛・川崎二ヶ領用水余剰水取水口跡

先程の線路の反対側にやってきました。

そしてここが二ヶ領用水 川崎堀の最終地点となります。

設置されている案内板。

少し拡大してみます。川崎堀はこの鹿島田までとなりますが、ここから「大師堀」と「町田堀」の2つの用水路に分かれるそうです。

さらに別の案内板もあります。日本初の工業用水として平間浄水場へと取水が行われていたのもこの地になるそうです。

確かによく見ると複数の取水口が見られます。ところで、取水口の周辺が鳥居のようなデザインになっているのは何なのでしょうね。

さて、この水は何堀でしょう(多分、大師堀な気がする)。

取水口から取り入れた水が送られていた、平間浄水場があった場所は川崎市の上下水道局の他、複数の施設に置き換わっているようです。

二ヶ領用水 川崎堀の終点というより、平間浄水場への工業用水の水源(取水口)あった場所として整備されている地点のようです。そしてやはりアレは鳥居らしい。

水の湧き出し口のような石造りのオブジェ。この先は水路が並走する緑道が整備されていて鹿島田駅前の通りの歩道沿いをまで続いています。こちらが大師堀の跡になるのでしょうか。


もうひとつの町田堀についての案内が川崎堀踏切を渡ったところにありました。

散策路として整備…… 恐らく南武線沿いのこの遊歩道でしょうかね。先程の大師堀と思われる道は、この左手側の住宅1軒向こうを流れています。既に二ヶ領用水の形は残っていませんし、暗渠探索をする訳でもないので(用水路&花見散歩でしたし)ここで切り上げることにします。

鹿島田駅でこの日の散歩は終了。随分栄えた駅だと思ったら、新川崎駅が隣り合っているのですね。

初めて武蔵野線中之島付近の二ヶ領用水(二ヶ領本川)の桜を見てからかれこれ10年近く経ちましたが、この長大な用水路が現在開渠として整備、残されている部分はこれで一通り歩けたと思います。
この他にも久地円筒分水で分水された根方堀が江川として整備されてる部分など、二ヶ領用水の名残はまだまだ各所にあると思われるので、また折を見て色々と歩いてみたいものです。


おまけ:東横線目黒駅ホーム

少し時間があったので東横線の目黒駅の桜を見に来てみました(実はちゃんと見たことがなかった)。目黒駅ホームからも少し見えるということでサクっと見ておしまい。


桜が満開になった頃にはホーム端に寄りすぎての危険な撮影行為などが相次ぎ問題にもなっていたようですが、既にピークを過ぎた雨の平日ということもあって、全く人もいませんでした。

確かに上から見ただけでも桜の密度も規模も凄いことが分かります。一度ちゃんと見てみたい気もしましたが、混雑の話を聞くと自分はのんびり楽しめる多摩の桜で良いかなぁ…… と思ってしまいます。


この日は一日雨が降り続いた中での散歩でしたが、傘を差しつつのブロックテックパーカで十分に快適でした。野鳥撮影だと望遠レンズのフードが大きいこと(前玉が濡れにくい)、傘があると動きが制限されてしまうので、レインウェアのみで行動しますが、さすがに町中の花見散歩では傘があった方が良いですね。