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ワイヤレス充電対応な10000mAhモバイルバッテリー AUKEY Basix Pro Mini がコンパクト&多機能でいい感じ

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久々にモバイルバッテリーを新調してみました。

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1泊2日程度の旅行や登山なら10000mAh容量ぐらいが丁度いい?

所有してるモバイルバッテリーで最も大容量のものは、15000mAhのAnker PowerCore 15000 Reduxでした(30000mAhのRP-PB055は例外)。容量に特に不満はなかったのですが、出力がUSB-Aの2系統なので、最近増えてきたUSB PD対応デバイスを充電する際にややパワー不足(充電時間が掛かる)が気になっていました。

特にテント泊登山の際はカメラ(OM-D E-M1 Mark III)とスマートフォン(iPhone SE2)、スマートウォッチ(WSD-F30)など複数の機器を充電するので、少しでも効率的に充電をしたい。

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ということでUSB PDに対応し、かつ複数出力のあるモバイルバッテリーが欲しくなるのですが、あまり大容量のものだと1泊程度の旅行や登山では持て余してしまいますし(重量も嵩みますし)、経験上15000mAhを半分使い切ることも稀なので、10000mAh程度の容量があれば十分だと思われます。
そんな視点から最新のモバイルバッテリーを調べていると、AUKEYなるメーカーから面白そうな製品が出ているのを見付けました。それがこの「Basix Pro Mini (PB-WL01S)」です。

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AUKEY Basix Pro Mini(PB-WL01S)

AUKEY(オーキー)は中国深センの電子機器メーカーで、Amazon等のECストアではAnkerやRAVPower(色々あってAmazonから消えてしまいましたが)と並んでよく目にするブランド名です。
自分はなんとなくAnker優先で、次点でRAVPowerを選ぶことが多かったのですが、今回初めてAUKEY製品を購入してみました。10000mAh容量のモバイルバッテリー「Basix Pro Mini」(型番:PB-WL01S)。
価格は楽天のAUKEY公式ストアで3,980円でした。

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ハンドストラップが付属しているモバイルバッテリーは初めてかも(せっかくなので付ける)。

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USB端子はPD対応のUSB Type-C(20W / 18W入力)にUSB Type-A(18W)、そしてMicro-USB入力。

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給電スタートはサイドのボタンにて。5秒長押しで低電流充電モードにも対応。

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そしてBasix Pro Miniの最大の特徴として、最大10Wのワイヤレス給電を備えています。手持ちのiPhone SE2、iPhone 8、Pixel 6などで確認してみましたが問題なく充電されました。ただし、無造作に重ねただけで毎回確実に給電スタートされる訳でもなく、(Basix Pro Mini側のボタンを押した後)給電がスタートするまで少し位置を調整してあげる必要があります。

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どちらの状態でもワイヤレス充電されている

ポケットやカバンの中で重ねておけば、自動的に充電できる…… みたいな運用はあまり期待しない方が良さそうかも。カバンの中でワイヤレス充電するならベルトで縛っておくのが確実です(笑)

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よって、USB-AとUSB-Cの2系統同時充電に、ワイヤレス充電を加えた3系統の同時充電が可能となっています。

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USB端子2つを使って同時給電

実際にUSB-Cでカメラを充電しつつUSB-Aでスマートウォッチ、さらにiPhoneをワイヤレスで同時に充電することもできました。2系統給電できるモバイルバッテリーは多いですが、3系統同時はなかなかに貴重です。

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USB端子2つ+ワイヤレスで同時充電

Basix Pro Miniへの充電はUSB-C入力で行います。PD 18Wなので充電速度もそれなりに速い。バッテリー残量(充電状態)が1%単位で表示されるのもなかなか嬉しいですね。

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さらに本機は入力用のMicro-USB端子も付いているので、USB-Cでの充電環境がない場合にも、やや時間は掛かりますがMicro-USBでの充電も可能となっています。USB-C端子を搭載したモバイルバッテリーではUSB-Cで入出力を対応する仕様が多いので、Micro-USBまで付いているのは結構珍しい気がします。

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大容量&多機能な割に軽量コンパクト

重量は実測でストラップを入れないように計って208gでした(仕様では202g)。

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容量10000mAhで200gを切るモバイルバッテリーはいくつかあるものの、ワイヤレス充電に対応したモデルでここまで軽量なのは、購入時に調べた範囲では他にはありませんでした(ちなみにAnkerのワイヤレス対応モデル、PowerCore III 10000 Wirelessは約243g)。

現在、メインで使っているモバイルバッテリー「Anker PowerCore 15000 Redux」(約269g)、「Anker PowerCore III Fusion 5000」(約176g)と並べてみました。本体サイズもなかなかにコンパクト。

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普段持ち歩いているPowerCore III FusionはACアダプター一体型なので多少サイズが大きめですが、30g差でBasix Pro Miniなら倍の容量があるので今後最も出番の多いモバイルバッテリーになりそう。

ちなみにこのPowerCore III Fusionとセットで持ち歩けばACアダプター代わりにもなるし(PowerCore III Fusionはパススルー充電できます)、合計14850mAh容量のモバイルバッテリーとしても運用可能。

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2台で合計390gと少々重めになってしまいますが、20000mAhクラスのモバイルバッテリーならそれぐらいの重量がありますし、分割してた方が小回りも効くので何かと使い勝手が良いかもしれません(ただし、タブレットやPCなど大容量の給電用途には向かない組み合わせ)。

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謎のスマホスタンド機能

Basix Pro Miniを裏返すと背面にスライドできるパーツがあって、これを引き出すと……

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スマートフォンスタンドになります(笑) 

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この状態ではワイヤレス充電はできないので、充電の際はケーブルでつなぐ必要がありますけども。

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こんな薄い可動パーツがあると、落とした際などに壊れそうでやや心配ではありますが、旅先などで動画を見たくなったりしたら使うこともあるのかな……?

ちなみに、同じAUKEYのワイヤレス充電(3系統充電)&10000mAhクラスのモバイルバッテリーに「Basix Pro(PB-WL02S)」もあります。こちらはスマホスタンド機能がさらに充実(?)していて、本体に立て掛けた状態でのワイヤレス充電が可能です。当初はこちらを買おうと思ったのですが、重量が242gあるようなので、よりコンパクトなBasix Pro Miniを選びました。

さらに、Basix Proの容量がパワーアップした20000mAhモデル、PB-WL03もあるようです。
20000mAh モバイルバッテリー PB-WL03

便利だけど冬季テント泊でのワイヤレス充電は注意が必要

このPB-WL01Sが手元に来てから、今までAnker PowerCore III Fusion 5000を持ち歩いていた代わりに、使うようになりました。サイズがあまり変わらないので、今まで使っていたポーチをそのまま使えました。

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先日、立山で1泊のテント泊をしてきた際も、このPB-WL01Sを持って行くことにしました。
気温がずっと氷点下だったこともあり想定外にカメラのバッテリー消費が激しく、1日で2本使い切ってしまい充電が間に合うかやや心配でしたが、しっかり2本のカメラバッテリーを充電しつつ、iPhoneへの数回の継ぎ足し充電も問題なくこなしてくれました。

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帰りのアルペンルートでもiPhoneを充電して最終的に残り18%表示まで使ったので、10000mAhというのはやはり1泊登山に丁度いい(冬だとギリギリ?)の容量のようです。

ただし狭いテント内で複数の機器を同時に充電するのはやはりスペース的難しく、特にワイヤレス充電は気がついたら充電が止まっていたりして、やはり確実に充電を行うにはケーブル接続が無難です。
さらに氷点下の環境ではモバイルバッテリーや充電池(スマホ本体含)が冷えていると上手く充電できないこともあり、それぞれを体で温めたり、ダウンウェアやシュラフ等で冷気を遮断する必要もあります。

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狭いテントでこの状態を保温しつつキープするのは難しい……

厳冬期ともなるとさらにテント泊での充電環境は厳しくなるので、冷気を遮断しつつケーブルでしっかり接続して充電するための準備はしておいた方が良さそうです(カイロ等を使うのもいいのかも)。

それにしても入出力が豊富過ぎて、複数機器の充電を行うことを考えると様々な端子(ケーブル)の組み合わせが考えられるので、どれだけのケーブルやアダプターを一緒に携行するか迷ってしまいますね。

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