海の日の三連休が終わります。
先週の水曜、昭島でアニメ映画『神々の山嶺』を見てきました。公開劇場数がそこそこ限られていて、多摩エリアだと「立川シネマシティ」「MOVIX昭島」「MOVIX橋本」あたり。平日の妻のテレワーク後に間に合いそうなレイトショーだと昭島と橋本ということで、今回は電車でも行ける昭島へ。
MOVIX昭島、モリパーク アウトドアヴィレッジの目の前ということもあってか、映画『ゆるキャン』の聖地アピール強め(作中で主役の1人各務原なでしこが、昭島市の在住でアウトドアビレッジがモデルになったアウトドアショップ勤務の設定)。アウトドアヴィレッジといえばなでしこのはずが、なぜか大垣パネル。
さて、ゆるキャンとは大塚明夫繋がりで『神々の山嶺』。
夢枕獏の原作小説、今回の映画の原作になってる谷口ジローの漫画版の長編ストーリーを94分にまとめるため、かなり大胆にストーリーを削ぎ落としてシンプルに、より純粋な山屋映画になっている印象。
ヒマラヤや登攀シーンは気合が入っていて見応えがありますし、作品としてもよくまとまってますが、展開が早いのでできれば原作には当たっておいた方がより楽しめそう。ラストは小説版とも漫画版とも少し異なるので、また違った読後感(映画だけど)。
フランスで作られた作品ということもあり、登場人物があまり日本人に見えないのはご愛嬌(普通に原作である谷口ジローの絵に寄せても良かったのでは)。日本や東京描写についてもかそれなりに良い線行ってるのですが、作品の舞台となっている時代を考慮するとツッコミ多め。若い世代だとそこまで気にならないのかもしれませんが、なまじリアルタイムで知ってる時代だけに、違和感強めでした(実写版に比べたら遥かに… ではありますが)。ゆるキャンと違って飯テロ要素はなかった。
映画前に夕飯を食べる時間もなかったので、帰りに立川でラーメン。深夜ラーメンは良い(体に悪い)。
三連休は天気予報も悪かったので特に予定も入れず。気圧のせいかあまり気分も上がらず、ほぼ何もせずに過ごす。日曜の午後、晴れてきたので気持ちを少し切り替えて、立川まで映画を見に行くことにします。
ランチは立川駅の「武蔵野うどん こぶし」にて。妻が見たいというGREEN SPRINGSの「大箔覧会 in SUPER PAPER MARKET」とか、たましん美術館にに立ち寄るなど。
暑かったのでビール休憩。立飛麦酒醸造所の「立飛セッションIPA」、初めて飲みましたが美味しいですね。⽴⾶⻨酒醸造所、今度行ってみよう。
こちらも『神々の山嶺』と同様に公開期間が短そうなので早く見ておこうと思った『アルピニスト』。立川高島屋の8階に「kino cinema 立川高島屋S.C.館」なる小規模劇場があるのは知らなかった。
『アルピニスト』、ほぼ事前情報なしで見たのですが、想像以上に壮絶な作品でグイグイと引き込まれる。
謎の若手クライマー、マーク・アンドレ・ルクレールを2年間に渡って追いかけたドキュメンタリー。見ているこちらの息が詰まりそうになる凄まじいクライミング映像の連続。山に対してひたすら純粋なマーク・アンドレの姿。情報を入れてなかったことで結末の行方も知らないまま見たのですが、敢えてここで書くことは止めておきます。マーク・アンドレのような生き方は誰にでもできるものではありませんが、山や自然が好きな人の心には何かしら残るはずの作品。公開期間は短そうなので、見られるうちにぜひどうぞ。
ちなみにkino cinema 立川の劇場は小さいのでなるべく前の方の席が良いかも。自分たちは3列目でしたが、1列目でも良かったぐらい。
帰りには今年発のセミの羽化を確認。暑さの割に鳴き声の方はまだ控えめですが、そろそろ本番でしょうか。
連休最終日は朝からまあまあのお天気でしたが、頭痛と眠気が収まらずで夕方になってこの日記を書いてもう終わりそうでう。なかなか調子が出ませんね……。