ガパオライス(タイ料理のパットガパオ)が好きで相変わらずよく作ってます。
料理としてはとてもシンプルで、鶏や豚肉、シーフードミックス等をニンニクや鷹の爪と炒めて、好きな野菜を投入(玉ねぎ、ピーマン等)、ナンプラーとオイスターソース等で味付けしてバジルを加えた炒め物をご飯(ジャスミンライス)にぶっかけて食べる。油多めで焼いた目玉焼きを添えるとそれっぽいです。
ガパオライスの「ガパオ」は「ホーリーバジル(カミメボウキ)」のことですが、日本ではあまり売ってないバジルなので、スーパーなどで売ってるスイートバジルを使ったガパオライスが一般的だと思います。
自分も最初はスイートバジルを使っていましたが、ある頃から市場のアジア食材店で冷凍のホーリーバジルが売ってるのを見つけて使うようになりました。冷凍なので風味はやや落ちますが、やはりスイートバジルとは別物で家で作るガパオライスとしてはこれがベストな選択肢かなと。
ただ、身も蓋もないことを言ってしまうと、バジルの種類以前に「ひき肉のニンニクナンプラー炒め」というだけで十分においしいので、ガパオ抜きガパオライスみたいなのも結構普通に食べていました。
少し前にやはりガパオなしガパオライスを作ろうと思った際に、たまたまあったのが大葉こと青ジソ。そういえばジェノヴェーゼ(ペストジェノベーゼ)でスイートバジルの代わりに大葉を使う(所謂シソベーゼ)ことあるよなぁと、ちぎった大葉を投入してガパオライスを仕上げてみたところ、これがとてもうまい!
ホーリーバジルやスイートバジルの甘い香りや風味からはかなり遠くなるのですが、大葉の独特な風味に慣れ親しんだ日本人にはむしろこちらの方がウケるのでは!?と思うぐらいに合います。ということで、以後我が家では「シソガバオライス」が定番となりました。
普通のガパオライスはニンニクと鷹の爪でひき肉等を炒めるとこからスタートしますが、シソガバオライスの場合はニンニクの代わりにショウガを使ってもおいしいです(自分は両方入れてる)。
大葉はあまり炒めすぎると変色して香りも飛んでしまうので、最後にさっと入れるぐらいで十分です。ちぎるが刻むかはお好みで。2人前で最低10枚ぐらい、多い分にはお好みでいくらでも! 本当におすすめなので大葉が苦手でなければぜひお試しください!