以前、クリームコロッケの作り方の記事を書きましたが、そのとき同じ手順でグラタンも作れると書きました。
同じ手順といいますかグラタンの方が数段階簡単。材料の下準備からの手間を考えたら、カレーやハンバーグよりもよっぽど簡単に(しかも短時間で)作ることができます。
ホワイトソースで絶対に失敗しない!?
料理初心者にとってグラタンの何が難しそうに感じるかというと、やはりホワイトソース作りだと思います。いわゆる「ダマ」という奴で、小麦粉の火の入れ具合が足りなかったりすると起こりがち。
しかしこの作り方なら、少々いい加減に作ろうとまずダマとは無縁。ソースの柔らかさも後から調整が可能なので、お好みのソース加減に仕上げることができます。
…というか、私が実家で覚えた作り方がこれなので、逆にこれ以外の作り方ができないのですよね。以前、ラザニア作りの際に具なしのホワイトソースのみを作ろうと思ったら、まんまと失敗したという…。
んー、このときは確か失敗してるはずだけど、書いてない。隠してやがるな(笑)
材料(4人分〜)
材料はだいたい4人分位(我が家の2人前+冷凍在庫)。牛乳の量はいつも適当なので分かりません。というか火加減次第でソースの固さに誤差がでるので、柔らかくなり過ぎたら水分を飛ばせばいいだけです。
- 牛乳:適量(いつも結構入れてるので、1Lパックの半分以上残っていると安心)
- バター:40g位(私は勿体ないのでバター20g+マーガリンで代用しています)
- 小麦粉:大さじ4〜(これも適当です。ホワイトソース好きなら小麦粉と牛乳を増やしましょう)
- コンソメ又はブイヨン:1個
- 塩、胡椒:適量
- マカロニ:125g(250gを2度に分けて使っただけ)
- 玉ねぎ:1個
- 鶏肉:200g位?(モモでもムネでもお好みでどうぞ。私は胸肉が好き)
- マッシュルームなど:100g程度
今回は冷蔵庫「しめじ」がなかったのでスライスのものを2パック使いました。当然、生のマッシュルームを使った方が美味しいです。市販のぶなしめじなら1房入れてOK。
手順
①具材を手頃なサイズにカットします。海老が好きな人はむき海老を入れるといいです。ブロッコリとかもいいですね。
マカロニはソースとは別の鍋で茹でておきます。
②フライパン(ウォックパン)でバターを溶かしたら鶏肉と玉ねぎを炒めます。全体に火が通るまで、焦がさないように。途中できのこ類も足してあげます。
写真が水っぽいのはマッシュルームの水分を少し投入しているので。
③具材に火が通ったら、弱火にして小麦粉を振りかけ、具材に練り込むように混ぜていきます。鶏肉や玉ねぎに小麦粉が絡みついて、白い粉が見えなくなってもったりしてくるのが目安です。
こんな感じでもったり。
④牛乳をドボドボと投入して、ゆっくりと混ぜ合わせて小麦粉を伸ばしていきます。
徐々にこんな感じになります。全く苦労せずにホワイトソースができました。砕いたコンソメ又はブイヨンを投入し、塩、コショウで味を整えます。
⑤茹でておいてマカロニを投入。マカロニを入れることで、ソースのゆるさが落ち着くので、ここで固いと思ったら牛乳で調整します。
もっとソース分が欲しいと思ったら、小麦粉を振って牛乳で伸ばします。後から足しても、特にトラブルにはなりません。
私の好みはこれぐらいソースたっぷりな感じ。
⑥耐熱容器に流し込んだら、あとはお好みでチーズを乗せて表面が焦げる程度にオーブントースターで焼くだけ。1200Wで10分位でしょうか。
チーズの種類はピザ用でも粉チーズでもお好みでどうぞ。私はなんやかやでクラフトのペルメザンが一番焼き色と焼き上がりの食感が好みだったりしますが、この日はスイス土産のパルミジャーノを使い切りでたっぷりと。
⑦完成! グラタンのボリュームがあるので、この日は副菜なしにしました(手抜き)。
ホワイトソースを具材と別途作る正当な手順からすると、かなりの手抜き料理なのかもしれませんが、これはこれで充分に美味しいですし、レストランで食べるようなグラタンとも違う、家庭料理っぽい“おかず感”のあるこのグラタンは、昔から私の大好物です。
だからパスタ料理だろうと、ごはんは当然必要なのです。