つい先日、こんな記事を書きました。車のバッテリー上がり対策にモバイルバッテリー兼のジャンプスターターを買ってみたというもの。
やはり短期間に何度かバッテリーを上がらせてしまったせいか、どうもその後もバッテリーの調子がよくない。セルのかかりが悪かったり、アイドリングストップの警告灯が点滅したり(バッテリーが弱ってるサイン)と、どうにも不安な状況です。
交換も検討したのですが、アイドリングストップ対応のバッテリーってディーラで交換すると結構高いんですよね(笑) 昔はバッテリーなんて4000円位で交換できましたが、原材料の値上がりなどもあったりして、今は倍以上かかることがザラ。それならせっかく平日家にいるのだしと、バッテリーの充電を自宅で行ってみることにしました。
弱ったバッテリーは充電で回復することもある
バッテリーが弱ってくるとディーラーやカーショップではしきりにバッテリーの交換を奨めてきますが、カーバッテリーも充電することで回復することがあります(使用状態による寿命などもあるので、一律に判断できませんが)。
JAFの人によると、最近の車はバッテリーが過充電にならないよう、ある程度発電すると充電を抑制してしまう仕組みが多いそう。なので、バッテリー上がりなどで電圧が下がってしまうと、走ったりエンジンを掛けっぱなしにしていてもフル充電まで回復しないのだとか。
「ディーラーや車屋(オートバックス等)で充電してもらうといいですよ」と言われるものの、行けば間違いなく交換を奨められるだろうし(笑)、バッテリーの充電には時間がかかるので(数時間〜10時間位かかることも)色々と面倒くさいです。今後も同様のことはあるだろうと、この際充電器を買ってしまうことにしました。
以前ディープサイクルバッテリー(船などに使う繰り返し充電・放電できるバッテリー)用のチャージャーを持ってましたが、少し前に手放してしまいました。12/24Vの切り替えもできたし、カーバッテリーにも使えるものだったので残しておくべきでしたね…。
頻繁に使うものでまありませんし、フロート充電に対応したチャージャーなら安いものでいいでしょう。Amazonで適当なものをポチっと。これで少しでも延命できるなら、バッテリー交換よりもかなりお得です。
セルスター バッテリー充電器 DRC-300 バイク利用可 (フロート+サイクル充電)12V専用
- 出版社/メーカー: セルスター(CELLSTAR)
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自宅で充電するには車からバッテリーを外す必要が…
充電はバッテリーが車に載った状態でも行えますが、駐車場までチャージャーの電源を引ける場合に限ります。マンションの共有スペースの電源から駐車場まで延長ケーブルで引けそうではありましたが、どの程度時間がかかるか読めませんし、車から外して自宅で充電することにしました。
私は典型的な車のボンネットを開けないタイプの自動車オンチではありますが(笑)(オイルチェックぐらいはするよ)、バッテリーの取り外し程度ならば私にもできます。
ターミナルやバッテリーを固定しているボルトは(私の車の場合)全て10mmのものだったので、こんなラチェットレンチを使えば簡単に外すことができます。
ターミナルの端子は取り付けるときはプラス(赤)からで、外すときはマイナス(黒)から。これは車に限らずの基本で、ジャンプスタートや充電の際も同様です。
車からバッテリーを取り外す際は傾けすぎないよう注意。ちゃんと蓋はされてますが、バッテリー液は希硫酸なのでうっかりこぼさないように(ボートのバッテリーで過去色々やらかしました…)。自宅でも絨毯の上などには、迂闊に置かない方がよいでしょう。
軽自動車や小型車のバッテリーは10kgちょっとなので、頑張れば女性でも取り外しできるかもしれませんが、大きな車用のとなるとちょっと分かりません。
注意:バッテリーを外す際は電装品周りに注意
車からバッテリーを外すということは、電装品の電源を奪ってしまうということ。当然、電子ドアロックは動作しなくなりますし(アナログキーは使える)、時計などもリセットされます。私の車の場合は走行距離や平均燃費などもリセットされていました。
これもJAFの人から聞きましたが、バッテリー上がり時のジャンプスタートで、稀にナビの履歴が飛んだり、最悪の場合起動しなくなるトラブルもあるそうです。車によって電装品は様々だと思いますし、くれぐれも注意の上自己責任にて行いましょう。
自宅でバッテリー充電して車に戻す
ということで自宅にバッテリーを運んで、テスターで電圧を計ってみると12.28V。一応これでもエンジンはかかりますが、最低でも12.5V以上、できれば13Vは欲しいところ。それでは充電していきましょう。車用のバッテリーなので3A出力に合わせてスタート。
セルスター(CELLSTAR)製の12V専用バッテリー充電器「DRC-300」はご覧の通り非常にシンプルな本体と、バッテリー装着用のクリップコード(附属の丸端子充電コードに付け替えも可能)の組み合わせ。充電方法や使い方は説明書をちゃんと見て貰った方がいいので割愛しますが、本体の「設定」ボタンを押す回数や長押し等でモードを切り替えます。
結局充電完了まで10時間以上掛かってしまいました。車から外しておいて良かった。一夜明けて車に戻す前に計測した電圧は13.13V。正直もう少し回復するかと思いましたが、1年以上使ってるバッテリーですしこんなものでしょうか。
車に戻したら、しっかりバッテリーを固定してターミナル端子をはめ込みます。
無事にエンジンがかかるのを確認して、周りを走ってアイドリングストップの動作などスムーズなことをチェック。午後になってから、改めて買い物であちこち移動して、何度かエンジンを切ったりスタートさせましたが、数日前からは生まれ変わったように快適です。
これで少しは延命できたようです。5月に入ったらスタッドレスタイヤの交換でディーラーに行くので、その際のチェックでどんな反応があるでしょうか。
交換を奨められたら今度は自分で交換してしまおうかな?なんて(廃バッテリーの処分がちょっと面倒なのですが…)。Amazonでもバッテリーが買えますし、すごい時代ですね(ヤマトさんお手数お掛けします!)。
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