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『ヒグマの旅〜森と川、山と海』二神慎之介 #ヒグマの旅

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昔からの釣り仲間でもある写真家、二神慎之介氏の写真絵本『ヒグマの旅』が9月11日に文一総合出版より発売となりました。

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二神氏(「ふたがみ」という少し珍しい名字)は以前より北海道の自然やヒグマを始めとする動物たちの暮らしを追いかけて、森や山に入って写真を取り続けている写真家です。
実は私が一眼レフで山での写真を撮るようになったのは、彼が撮った上高地の写真を見た影響がかなりありますし(初めて上高地に行った際には色々とアドバイスも貰いましたっけ)、北海道の知床やネパールに行くことになったのも彼が撮った写真を見たり、話を聴いて興味を持ったことがとても大きいです(ネパールのチトワン国立公園は彼のオススメで計画に加わった場所)。

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そんな二神氏の初の写真集はやはり長年追い続けているヒグマを題材にしながら、ただの写真集ではなく子供向けの文章を添えた写真絵本(絵本の絵の代わりに写真を用いたもの)という形態。写真家として独立する前は執筆業や編集者としても活躍していたこともある彼なので、写真と文章をセットにした見せ方は最も得意とするところでしょう。

自由に1人旅をして国内外を飛び回り、私たちとも様々な釣りを楽しんでいた彼も現在は立派な父親となり、子どもたちに向けてこれまで体験し見てきた自然の姿、美しさ、厳しさ、を伝える立場になったのだと思うと、若い頃の彼を知る1人としてはとても感慨深いものもあります。……なんて個人的な思いはともかく、多くの子どもたちに見て欲しい、もちろん大人が見ても楽しめる一冊です。

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ヒグマの特徴やフィールドサインなどを二神氏が解説した小冊子付

北海道の自然の中において、森や川、山、そして海でクマたちがどのようにして暮らし、何を食べて生きているのかを知る切っ掛けに、そして同じ大地で暮らす人間はどのような距離でクマたちと関わって行くべきなのかについても考える切っ掛けになる教材となることでしょう。もちろん、ストレートに一冊の写真集としてしても見応えがありますよ。

【出版のお知らせ】写真絵本 ヒグマの旅|Sinh|note
《日本の陸上動物のなかで最大》広大な北海道の大地をたくましく生きる「ヒグマの暮らし」を追った、子どもから大人まで楽しめる写真絵本『ヒグマの旅』発売!|株式会社 文一総合出版のプレスリリース
ヒグマの旅(文一総合出版)

本書籍の刊行記念として、版元主催によるオンライントークイベントが9月22日(水)に開催されます。参加チケットの他に、サイン本つき限定チケットもあるようですので(本が届くのはイベント後)興味のある方はぜひ併せてご確認ください。私も視聴する予定です。
オンラインZOOMトーク 二神慎之介『ヒグマの旅』刊行記念 ~どうしてヒグマは旅をする? ~

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