EarFunの耳掛けタイプのワイヤレスイヤホン「OpenJump」を使ってみました。EarFun Air 2 NCに引き続き、今回もサンプル提供によるレビューになります。
※記事最後にお得なクーポン情報があります。
- 初めてのオープンイヤーイヤホン、EarFun OpenJump
- 装着方法、掛け心地など
- 音質は良好、装着状況によって変化はある
- スマホアプリでの設定、マルチポイント接続
- 実際に使ってみて気になったこと
- 7月9日まで使える、お得なブログクーポン
初めてのオープンイヤーイヤホン、EarFun OpenJump
耳の穴の中にイヤホンのドライバユニットを突っ込まない耳掛け式のイヤホンといえば骨伝導イヤホンが有名ですが、最近はドライバ部で耳穴を塞ぐことなく周辺に配置して音を鳴らすオープンイヤー型イヤホンも増えているようです。価格帯は有名メーカーのもので1万円〜2万円台ですが、中国のメーカーを中心に1万円以下のモデルの選択肢も増えていて、この辺はカナル型の完全ワイヤレスイヤホンと同じのようです。
オープンイヤーイヤホンはShokzの初代OpenFitが出てから、なんとなく存在は知っていましたが、実際に使うのはこのEarFunの「OpenJump」が初めてになります。比較対象を知らないこともありますが、このタイプのイヤホンを初めて使う人間によるレビューとして読んでいただければと思います。
ということでEarFun OpenJumpです。価格は通常売価で税込8,990円、ECストアによってはクーポン等で8,000円弱で買えるようです。化粧箱はいつものEarFunのもの、被せるタイプの外蓋が少々開けにくかったかも……。
EarFun OpenJump



USB-Cの他ワイヤレス充電に対応した充電ケースは耳掛け式という本体形状のせいもあって少し大きめです(同じEarFunの「Air Pro 4」「Air 2 NC」のケースと並べてみました)。
イヤホン本体はこんな感じ。ドライバユニットは樹脂製で耳掛け部分はシリコンっぽい手触り。イヤーフック(耳掛け)は形状記憶合金になっていて、手で軽く曲げることで掛け心地の調整が可能とのこと。
装着方法、掛け心地など
イヤーフックはフック部分を上にして顔の正面から耳の上に差し込む感じ。ドライバの音が鳴る部分は直接肌には触れず、耳穴の上に浮いたような状態で音が鳴ります。
装着で迷うことはないと思いますが、EarFun公式から装着方法とイヤーフックの調整方法の動画が出ています。
メガネを掛けているときはツル部分とイヤーフックがぶつかるので最初は上手く装着できませんでしたが、一旦メガネを外して、先にイヤホンを付けてからメガネを掛け直せばOKみたい。慣れたらメガネを掛けた状態からも耳に掛けられるようになります。
ただしマスクの紐との相性は微妙で、どちらを先に装着するか迷ったり、マスクを頻繁に着脱する際も注意しないと紐を引っ掛けてイヤホンが外れそうになることも。


掛け心地はメガネやサングラスと同じで耳に何か掛かってる感覚はありますが、耳たぶ等を上から押さえつけたり、耳穴の中にドライバが入る訳ではないので、圧迫感や閉塞感はありません。
耳穴が塞がれてる訳ではないので、周囲の音も普通に聴こえています。ただし、骨伝導式のように耳穴が完全にオープンになってる訳でもなく、ふんわり耳穴の上部側にドライバが乗っている状態。
音質は良好、装着状況によって変化はある
気になる音ですが、これが思いの外に良くて驚きました。音質は期待できない骨伝導タイプと比べるべくもないのは当然として、通常のイヤホン、ヘッドホンと普通に比較できるレベルの音。
普段よく聴く音源を聴いてみましたが、音に迫力がないとか低音がスカスカということはなく(むしろ強めに出てるぐらい)、イヤホンというよりオープン型のヘッドホンで聴く感覚に近いかも。
普段使っているEarFun Air Pro 4と交互に聴き比べてみましたが、音の情報量に不足感もありませんし、自宅のような外音が騒音にならない環境ならば、むしろ閉塞感のないOpenJumpの方が気持ちよく聞けます。
ただしイヤーフックやドライバの角度が変わったり、イヤホン各部を指で軽く押さえるだけでも、聴こえ方や音量感がかなり変化するので、装着状況はよく確認する必要があります。
個人的に使ってみたいと思ったシーンはインターホンの音や家族からの声掛けを聞き逃したくない日中の作業中だったり、夜間に映画やアニメなどの動画を見る際もヘッドホンやイヤホンのような閉塞感がないので、比較的リラックスして音を聴けそう。散歩やジョギングの際には外音を遮断してしまうと危険ですし、人から話しかけられやすいオフィスなどでも外音が自然に聴こえるオープンイヤー型は活躍しそう。
ただし構造上音漏れはしやすいようで、音量を上げると結構シャカシャカ音が目立ちます。外音が気になるからと音量を上げるほどに音漏れが目立つので、公共交通内や人の多い場所で使うのは向いてないかも(ノイズキャンセルや外音取り込み機能のあるワイヤレスイヤホンを使うのが無難)。
スマホアプリでの設定、マルチポイント接続
OpenJumpもスマホアプリ(EarFun Audio)での設定が可能。初回のBluetoothペアリングも既にスマホ側にアプリが入っていたせいか、スマホ側が自動的に反応してそのままスムーズにペアリング完了。


適用イコライザーを含む各種イコライザー設定、ゲームモード、EarFun Air 2 NCに搭載されていたサラウンド効果を加えるシアターモードも使うことができます。ただOpenJumpのシアタモードはややクセがあるというか、音場の広がりもオフ状態より狭く感じたり、中域を強調したコンプを掛けたような音になってしまうので、自分は使うことはなさそう。



マルチポイントにも対応しているのでスマホとパソコン両方に接続しての使用が可能です。
またタッチ操作の設定はアプリでカスタマイズ可能ですが、自動検出(着脱停止)はありません。オープンイヤー型なので停止させなくても外音はある程度聴こえていますが、やはり外して音が止まってくれるのが一番確実なのですが、外しても再生状態が続いていて音量が大きいと音漏れが鳴ったままなのは少々残念でした。
実際に使ってみて気になったこと
OpenJumpが届いてから数日間使っていますが、個人的にはワイヤレスイヤホンの中では今まで一番快適です。耳が完全に塞がれてないので閉塞感もなく、1人で部屋にいるときだけでなく、キッチン作業や、家族のいるリビングでくつろぎながらスマホで動画を見たりする用途にも最適でした。入浴の際にも使ってみましたが、これまで入浴時に試したワイヤレスイヤホンでは最も具合が良かったです。
装着感が自然なこともあり、ついPCやスマホから離れて家の中を移動してしまって(日頃ワイヤレスイヤホンを家で使う習慣もないですし)Bluetoothが切断されることも……。楽器の演奏用途を除くとカナル型のイヤホンを家で使うことは今後もありませんが、OpenJumpはむしろ日常的に使うことが多そうなイヤホンです。
一方で屋外で使った際には静かな住宅地を歩いている際はいいですが、交通量の多い道路や街中を歩くと、環境音に音楽がほぼかき消されてしまう。音量を上げれば音楽は聴こえますが、音漏れや耳への負担を考えると、騒音の大きな環境で外音とBGMをバランス良くというのは難しそう。周囲が騒がしい環境では骨伝導タイプの方が、音自体はよく聴こえると思います。
自分の環境だと外出時はやはりカナル型でノイズキャンセリング機能付きのEarFun Air Pro 4が今後もメインになりますが、自宅用は今後はこのEarFun OpenJumpがメインのイヤホンになりそうです。
- モデル:EarFun OpenJump
- 公式:
EarFun OpenJump
- ドライバー:14.2mm ダイナミックドライバー
- 再生周波数帯域:2.402-2.480GHz
- Bluetooth 5.4
- 対応コーデック:aptx Lossless、aptx Adaptive、LDAC、SBC、AAC
- 再生時間(イヤホン単体):11時間(LDACオフ)、8時間(LDACオン)
- マルチポイント接続
- ワイヤレス充電
- ハイレゾワイヤレス認証
- EarFunアプリ対応
- IPX7防水(イヤホンのみ)
- 本体重量:7.8g (イヤホンのみ片側)、73.5g(充電ケース込み)
- 付属品:充電ケース、USBケーブル
- 希望小売価格:8,990円
7月9日まで使える、お得なブログクーポン
EarFunよりブログ読者向けにEarFun公式サイト及びAmazon公式ショップで使える、お得なクーポンを発行して貰いました。いずれの場合もクーポン適用後、6,711円でOpenJumpの購入が可能になるそうです。クーポンコードの有効期限は来月7月9日までと1ヶ月たっぷりあります。ぜひご活用ください!
- クーポンコード:EARFUNOWPR
- 有効期限:2025年6月9日 18:00 JST~ 2025年7月9日 23:59 JST
- 利用可能場所:EarFun公式サイト/Amazon公式ショップ
- 割引内容:
- EarFun公式サイト:クーポンコードの入力で25%OFF
- Amazon公式ショップ:1,200円OFFのストアクーポンに加え、さらに12%OFFクーポンを適用可能
- いずれの場合も、クーポン適用後の価格は 6,711円(税込)となります