新宿エルタワーと東京モード学園。
新宿エルタワー28階のニコンプラザ東京で開催中の写真展を見てきました。以前よりSNSや登山関係でお付き合いの溝部久美子さんの写真展『遥か北の山にて』。
開催スケジュール - 溝部 久美子 写真展 | ニコン
ここ数年、積極的に北海道の利尻島を訪れて撮影を行っていることはX等で拝見していましたが、その大きな成果のひとつとしての写真展。年間を通じて何度も北海道を訪れ、長いときには数週間現地に滞在して、山に登っての撮影活動を通じてようやく見ることができる、北の離島の四季の移ろい、圧倒的な自然が凝縮された作品の数々。会期は8月11日(月)まで、ぜひ足を運んで見ていただきたい写真展です。


会場で販売されてる写真集は展示作品以外の作品収録、展示とはまた違った見せ方もあり、紙や印刷にも拘りを感じらる仕上がりになっています。BOOTHでも販売されていますが送料手数料が掛からない分、会場での入手がおすすめです。その他にTシャツなどのグッズも販売されています。


さて、知り合いの写真展でもないとなかなか訪れることのないニコンプラザ東京ですが、このショールームの魅力のひとつは28階という高層階からの新宿の眺め。再開発が進む新宿駅西口地区の様子が一望できます。
昨年、小田急百貨店の解体が一通り終わって仮囲いも外されたとこまでは地上からも確認していましたが、京王百貨店の隣のスペースがすっぽり空いて新宿駅のプラットホームが見えているのが不思議な感じ。
視線を正面に移すとこちらも解体された明治生命新宿ビルの跡地には、既に新たなビル(西新宿一丁目地区プロジェクト)が結構な高さまで建築が進んでいます。新宿駅は定期的には訪れてはいるものの(週末も買い物にきたばかり)、地下を移動して直接目的地付近に出てしまうことばかりで、数ヶ月単位で再開発の進捗を見ていないことも多いので、たまにふと大きく風景が変わっていることに気づいては驚いている気がします。
小田急百貨店新宿店本館や明治生命新宿ビルが当たり前にあった頃は、わざわざ写真を撮っておこうだなんて思ったこともなかったですが、長年慣れ親しんだ景色がいつの間に姿を消していたことにある日突然気づくことも多く、記録の大事さに気付かされます。幸いにも今はネット上に多くの人による記録が残されているので、比較的容易に過去の姿を振り返ることもできるのですけども。
2023年12月① 2023年12月② 2024年4月 2024年8月
エルタワーを後にした後、駅に戻りつつ西口ハルク前のカリヨンデッキから眺めた新宿西口。
小田急百貨店が消えたので東口のルミネエストがよく見えます。
工事車両が通行してるスロープ、以前見た際はまだ建設中だったような。
バスロータリー上の地上部分も以前はどうだったか記憶が怪しくなってきました……。確か大きくカーブしたスロープが地上と地下を結んでいましたよね。
さきほどエルタワーの上から見た西新宿一丁目地区プロジェクト。完成すると地上23階、128mのビルになるそうです。
一瞬、旧明治生命新宿ビルが復活しているように見えてしまった!?
西口側から東口や南口側が見えているのも今だけの風景。
このようにたまに街の移り変わりを記録しておこうとは思うのですが、普段はその時々の用事を優先してしまい、徐々に変化している風景に気づきながらも通り過ぎてしまうのですよね。新宿や渋谷だけでなく、自分が若い頃から変化を続けてる六本木(旧防衛庁とか)や赤坂、今住んでいる府中の街にしても再開発前の記録をちゃんと残しておけばよかったと思うことがしばしばあります。