この春からユニクロで売られている「ソフトパフィーショルダーバッグ」がいい感じなので紹介します。
1年前から愛用しているユニクロ「ドローストリングショルダーバッグ」、大型の巾着ショルダーバッグで、バンドで使う機材からカメラ散歩、買い物まで日々使いまくり。気に入ったので予備も兼ねて色違いでもう1つ欲しかったのですが、その前に終売となってしまい残念に思っていました。
自分が使っているドローストリングショルダーバッグは2世代目のモデルのようなので、再販するなりモデルチェンジをしたら絶対に買おうと思っていたのですが、この春、同タイプのショルダーバッグ「ソフトパフィーショルダーバッグ」が新たにユニクロから発売されました。
「UNIQLO : C」というラインの商品ですが、通常店舗で普通に販売されています。大きめの巾着タイプの本体に斜めがけも可能な長いショルダーベルトと、ドローストリングショルダーバッグによく似ていますが、細かなな仕様は色々と異なるソフトパフィーショルダーバッグ。店頭で確認して「これは使える!」と即断して購入しました。価格はドローストリングショルダーバッグと同じ2,990円、安い!


カラバリはブラック、ブラウン、オリーブ、レッドの4色。今回はダークグリーン系のオリーブを選びました。オリーブの色味は写真によって少々違って見えますが、公式サイトの色が一番近いかも。
「ソフトパフィーショルダーバッグの細かな仕様についてはユニクロ公式で見てもらうのが確実なので、ここではドローストリングショルダーバッグとの比較を中心に紹介します。
モデル | 上幅/底幅 ✕ 縦 ✕ マチ | ショルダー長 | 重量(実測) |
ドローストリングショルダーバッグ | 46/35 ✕ 49 ✕ 13cm | 71~126cm | 279g |
ソフトパフィーショルダーバッグ | 31/39 ✕ 34 ✕ 20cm | 62~110cm | 350g |
ユニクロ公式 | ソフトパフィーショルダーバッグ
ユニクロ公式 | ドローストリングショルダーバッグ
まずはバッグ本体の素材(生地)が大きく異なり、ナイロン地(表地)のカサカサした手触りだったドローストリングショルダーバッグに対して、ソフトパフィーショルダーバッグは中綿が入った柔らかな素材となりました。ここで重要なのは生地の質感よりも中綿の存在。このバッグにカメラや交換レンズ、双眼鏡を突っ込んでカメラバッグ的に使っている自分にとってはこの変化は願ったり叶ったり。
カメラバッグのようにドサッと地面に置けるほどのクッション性はありませんが、ドローストリングショルダーバッグでカメラを運んでいたときよりも明らかに安心感は上です。
サイズは使用時のシルエットは近いですが、底の横幅とマチが広くなり、一方で深さは15cm近く浅くなっています。本体重量は中綿のせいかソフトパフィーショルダーバッグの方が70gほど重くなっていますが、差を感じるレベルではありません。
ドローストリングショルダーバッグはショルダーベルトの取り付け位置よりも20cm以上、巾着の口にかけての高さがあり、普段はこの部分は折り返したり、巾着を締めてギリギリまで容量を広げる使い方ができましたが、ソフトパフィーショルダーバッグの方は見た目通りのサイズ感。
ドローストリングショルダーバッグはこの折り返し部分のおかげで巾着を締めずに使うこともありましたが、油断すると上の方に軽く突っ込んだだけの中身を落としてしまうこともありました(これは自分の使い方の問題ですが)。ソフトパフィーショルダーバッグの方は構造的に常に巾着を締める使い方になるので、その辺りは安心かも。
巾着の絞り方も両端から紐を引いて縛るドローストリングショルダーバッグに対して、ソフトパフィーショルダーバッグは一箇所で紐を引っ張る方式。締めた紐のストッパーも布素材になっていて、何度も中身を出し入れする際はソフトパフィーの方が楽だと感じます。
ショルダーベルト部分は幅5cmで一定、標準的な長さ調整のパーツのドローストリングショルダーバッグに対して、ソフトパフィーショルダーバッグはバッグ側の付け根では倍以上の幅まで変化があって、長さ調整も2つのリングで摩擦を付けるタイプのもの。



ソフトパフィーショルダーバッグはベルト長を最大にした場合はこの長さ調整のリングが中央付近、肩に当たりやすい場所に来てしまうのが少々残念。
ストラップ幅もかなり広いのでカメラクリップの取り付け対応幅をかなり越えてしまいますが、素材が柔らかいので一部折ってしまえば取り付けは可能。ご覧のように問題なく使えています。



ペットボトルなどがを入れられる両サイドのポケットはマチが広いので容量も大きめ。口にゴム等は入ってないので、折り畳み傘など大事なものを無造作に突っ込むのはちょっと不安かも。と言いつつ、小さなカメラや交換レンズを入れるのにも重宝しています。
ドローストリングショルダーバッグに対してに対して最も残念なのは外ポケットがないこと。メイン部分と別の収納が1つあると違いますし、パッと見で表裏の分かりにくいタイプのバッグなので、外ポケットを目印にしていたこともあります。
内ポケットは片側に2箇所で、財布やポケットティッシュを入れておくことが多いのですが、このポケットを(体側でない)外側に向ける方が自分は使いやすい(凹凸のあるものを入れがちですし)のですが、巾着の紐を締める側とは反対に内ポケットがあるので、どちらを体側(外側)に使うかは最初少し迷いました。
この写真では巾着紐を外側に向けていますが、やはり内ポケットの使いやすさからフィールドでは反対向きで使っています。ベルト調整具の体への当たりなどもあるので、そこは使いながら好みに合わせて決めるといいでしょう。
ソフトパフィーショルダーバッグを買ってからは完全にカメラバッグ(カメラ散歩バッグ)として使っていますが、望遠レンズを付けた中型ミラーレスカメラを2台にバッグインバッグ、カメラアクセサリ等をまとめて突っ込んでも、もう少し余裕があるぐらいの容量があります。
自分の場合はカメラ専用バッグのようにカメラを保護しての運搬、こまめな出し入れが目的でなく、カメラは外に出して使っている際にその他の荷物が嵩張らないことが重要なので、このタイプの「カメラも入れることができる普通のバッグ」が自分のスタイルに合っているようです。
他の荷物も含め複数のカメラを入れたりすれば当然傷が付く可能性もありますし、気にする人にはあまりオススメしない使い方ですが、自分はもう普通のカメラバッグには戻れません。荷物によってはラッピングクロスを併用したりします。
ドローストリングショルダーバッグも気に入っていましたが、ソフトパフィーショルダーバッグは中綿が入ったことで多少なりカメラバッグとして使いやすくなりましたし、ドローストリングショルダーバッグと2つあれば用途で使い分けができるので、両方を寿命の伸ばすことができます。
どちらも使い倒してボロボロになった際に買い替えられるといいのですが、ユニクロのこの手の製品はなかなか定着しないので、今後も同様の製品を作ってくれることを祈ってます。