各地で猛威をふるって未明に東京を駆け抜けていった超大型台風21号。天気は徐々に回復しつつある多摩地区ですが、朝からTwitterのタイムラインに流れてくる多摩川の光景が気になり、郷土の森の駐車場に車を停めて様子を見てきました。
多摩サイの足下まで増水していた河川敷
多摩川サイクリングコースのある土手に上がってみた所、驚きの光景が飛び込んできました。普段、川が流れているコンクリート護岸はすっかり水の中に沈み(2m近く水位が上がってそう)、府中郷土の森公園バーベキュー場として使われている広場と増水した水面がほぼ同じ高さになっています。
よく見るとバーベキュー場にできた水たまりは雨によるものでなく、昨夜(今朝方?)には階段途中のゴミの位置まで水位が上昇していたようです。
ゴミの位置から護岸の最高点(多摩サイ部分)まで残り2m程度でした。余裕があったのかかなりヤバかったのか…?
普段はなだらかな魚道や堰堤、多くの波消しブロックが子ども達の遊び場になっている大丸用水堰も、完全に水没して激しい濁流になっています。中洲も見えません。
だくだく。
中州に生えている木はいまにも濁流に流されそう…。
この大丸用水堰で、ある程度水の流れがコントロールされているようで、水の流れは左岸に溢れることなく右岸側へといなされています(この辺り、水位は普段より2〜3m上がっているように見えます)。
徐行して多摩川を通過する南武線が見えました。
本流がこのような状態になると多摩川に流れ込む水路には、多くの鮎(落ち鮎シーズンですね)が逃げ込んでくるらしく、コロガシ釣りをするおじさんが爆釣していました。もしかしたらスモール(マウスバス)も一緒に入っているのでは…?
ここまで多摩川の水位が上がることは相当珍しいので、散歩やジョギング中の人たちがみんな足を止めて写真を撮っています。
みるみるうちに雲が晴れていく台風一過の青空。この正面のサッカーコートや郷土の森庭球場は水没を免れたようです(手前は多摩川に流れ込む水路)。
そして気になるパナライカ8-18mmの逆光耐性は……? 写真はゴースト消しの処理はしてないもの。他にも色々試してみましたが、もう少し使ってみて、さらにオリンパスの7-14mmなどとも比較しつつ、改めてレポートしたいと考えています。
富士山の初冠雪を多摩川から確認!?
富士山が見えました。濁流と富士山、なかなか見ることのできない取り合わせです。
さて、本日は平年より23日遅い富士山の初冠雪が観測されたそうです。多摩川の河川敷から見えた富士山もよーく見ると山頂付近に白い筋がいくつか確認できるようです。
台風後の夕焼け&マジックアワー
夕方にも改めて多摩川を訪れてみました。沈んで行く夕日を眺めてからの…
マジックアワーと富士山。久々にこれぞ台風後といった焼け方を見せてくれました。
刻一刻と変化していく美しいグラデーション。いいもの見られました。
ちなみに夕日の写真が河原から撮った微妙な角度のものしかないのは、うっかり釣りに夢中になっていたせい…? バス狙いでしたが、ナマズ釣ったのも久しぶりでしたね〜。
カメラは現在MarkIIが定期点検中につき(ようやく戻ってくるみたい) 初代E-M1にて。まだまだ安心して使うことができるいい相棒です。