サッポロビールの小ロット生産ビールブランド「HOPPIN' GARAGE」から山好きにはちょっと気になるビール『HOPPIN' GARAGE おつかれ山ビール』が発売されたので買ってみました。
「HOPPIN' GARAGE」(ホッビンガレージ)は2018年にサッポロビールとキッチハイクが立ち上げた消費者企画で小ロットのビールを開発製造するサービス。その第5段となるのがこの『HOPPIN' GARAGE おつかれ山ビール(おつかれさんビール)』です。
HOPPIN' GARAGE | できたらいいな。をつくろう
当初、サッポロとYAMAPのコラボ商品かと思ったのですが、YAMAP社に所属するアウトドアガイドの前田央輝氏の企画による商品だそう。ハイカーのためのご褒美ビールというコンセプトによる、アルコール度数低めのホワイトエール(ベルジャンホワイト/ヴィット)。
「おつかれ山」はYAMAPアプリでログ記録を終える際に出てくるメッセージでずっと「おつかれやま」だと思ってましたが、正しくは「おつかれさん」というダジャレ読み。でも、「おつかれやま」だって「おつかれさま」のダジャレ的な響きがあるので、それはそれでアリだと思います(笑)
山に関わるビールはやっぱり飲みたくなってしまうもので、発売日の6月30日にAmazonで注文しました(HOPPIN' GARAGEの販路は基本的にAmazonのみ)。
1ケース12本単位の販売でちょっといいお値段ですが、コロナ騒動以来全然山に行けてませんし、フィールドを歩いてなくても我慢したご褒美として飲んだっていいじゃない。
1,600ケースの限定販売のようですが現時点ではまだ販売されているようです。
昨日、7月5日に自宅に配達されたので、さっそく冷蔵庫で冷やしつつ都知事選の投票へ。最初から結果が見えている選挙だけにやや虚しさも感じつつ、帰宅してからの「おつかれやまビール」ですよ。何をしたって訳じゃないですが、何もしなくてもご褒美ビールを飲んだっていいのです。
早速、注いでみました。ベルジャンスタイルのホワイトエールということで、小麦のビールに独特の薄黄色の液体。神泡サーバーを使っての泡立ちも良く、微細でクリーミーな泡が立ちました。
一口飲んでみるとたしかに軽くてスッキリ。ベルジャンスタイルのビール(ヒューガルデンなど)は小麦麦芽の味とコリアンダーやオレンジピールのフルーティな香りが相まったややや独特な風味があるのですが、小麦系のビールっぽさは控えめで、オレンジピールの代わりに使ったという「かぼす」のスッキリとした酸味を強く感じます。
この手のビールは副原料が多いことで日本国内ではリキュール(発泡酒)扱いになるものもあって、実際飲み味などもやや物足りないものもありますが、アルコール度数が3%と低い割にはしっかりビールらしさを感じられます。恐らく麦芽の比率がそれなりにあるのだと思いますが、確かに山でハイク後に飲んだらこのスッキリさとビールらしさは相性が良さそう。
ただし軽いのでゴクゴクと飲んですぐになくなってしまうのが勿体ない気も……。ついもう1本……と開けてしまいたくなるのを我慢して切り上げると心地よい酔いから覚めるのも早くて、たしかにこれはハイク後にも嬉しいビールかも。
夕飯にも飲んでみましたが、からあげに合わせるにはややライトながら、何もしなかった休日の夜に飲む贅沢なご褒美ビールはそれはそれで美味い。
まあビールを飲む理由なんてなんでもいいのです。美味いものは美味い。
それにしても最近は地元のスーパーで頻繁にサッポロクラシックが売っていたり(一時的な北海道フェアで売り切れたと思ったらまた最近復活して嬉しい!)、あるい意味地ビールであるサントリーの東京クラフトがなぜか格安で叩き売られていたり、そこにおつかれ山ビールまで加わって、ビール在庫が潤っているのでもう家から出たくない(笑)